エースコンバット7 スカイズ・アンノウン デラックスエディション のキービジュアル

エースコンバット7 Switch版の評価【口コミ・評判】

『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン デラックスエディション』は、2024年7月11日にバンダイナムコエンターテインメントから発売された Nintendo Switch 版のフライトシューティングです。2019年1月に PS4 などで発売された『エースコンバット7』の本編に、他機種で配信されたダウンロードコンテンツ6種などをまとめた内容になっています。

エースコンバット7 Switch 版の口コミ・評判をまとめると、「性能の低い Switch でも、雲の表現まで含めて他機種に近い体験を実現した優秀な移植」という評価が中心です。解像度やフレームレートは落ちているものの、それが遊びの楽しさを損なっていないと受け止められているんですよね。この記事では、Metacritic、Steam、Amazon の評価と、海外メディアのレビュー、開発者インタビューから評判を整理しました。

※2026年11月8日時点の情報です。

エースコンバット7 Switch版のメタスコアとユーザースコア

Metacritic の Switch 版ページでは、メタスコアが86点で「Generally Favorable(おおむね好評)」でした。レビューは6件で、6件すべてが肯定的な評価です。件数は少ないものの、移植版でこれだけ評価がそろうのは珍しいと思います。

ユーザースコアは8.2点で、57件の評価のうち肯定的50件(88%)、賛否両論3件(5%)、否定的4件(7%)でした。ユーザーの9割近くが好意的に評価していて、メディアとユーザーの見方がほぼ一致しているのが特徴です。

海外メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載された Switch 版のレビュー6件を、訳して要約しました(点数は Metacritic の表記です)。

Nintendo Life 90点

本作をシリーズの頂点と位置づけ、Switch への移植で体験が損なわれた部分はほとんどないと評価しています。

Forbes 90点

2019年の発売当時とほぼ同じ遊び心地で、動作も良好、追加コンテンツもいくつか付いてくるとしています。

TouchArcade 90点

入りやすく夢中になれる見事な移植だと評価する一方、マルチプレイには見落としやバランスの問題があると指摘しています。

NintendoWorldReport 85点

すばらしいフライトシューティングの見事な移植としながら、終盤のミッションは繰り返しに感じることがあると書いています。

TierraGamer 80点

Switch でも屈指の移植の出来だとしつつ、据え置き機の映像の迫力には届かないと評価しています。

Impulsegamer 80点

「万人向けではない」としながらも、本物のエースコンバットを味わえる忠実な移植だとまとめています。

雪をかぶった山岳地帯の上空を、ミサイルを抱えて飛ぶF-4E Phantom II
画像: ace7.acecombat.jp(バンダイナムコエンターテインメント『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』公式サイト)(公式)

Steam(PC版)と Amazon での評価

Steam の PC 版『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』は、英語のレビュー23,482件のうち89%が好評で「非常に好評」でした。一方、日本語のレビューは1,237件で好評が65%にとどまり「賛否両論」です。直近30日のレビューは386件で88%が好評でした。なお、Steam の本編の価格は8,360円で、追加コンテンツは別売りです。DLC 込みで6,490円の Switch 版は、価格の面でも手に取りやすいと思います。PC 版の日本語レビューでは評価が割れていますが、Switch 版のユーザー評価はそれよりかなり好意的なんですよね。

Amazon.co.jp の Switch 版パッケージの商品ページは、5点満点で4.3(288件の評価)でした。星5つが63%、星4つが15%、星3つが14%、星2つが5%、星1つが3%です。「PS4 版も持っているが、テレビで遊んでも画質に大きな問題は感じない」「Switch でここまでのグラフィックなら十分」と、映像面に驚く声が多く見られました。

エースコンバット7はどんなゲームか

本作は、実在の戦闘機と架空の機体を操り、ミッションごとに空と地上の目標を撃破していくフライトシューティングです。テーマは「空の革新」で、立体的な雲や天候がリアルタイムに表現され、雲に隠れて追っ手をかわしたり、雲の上下を使って回り込んだりと、空の状態そのものが戦い方に関わってきます。

ひとりで遊ぶキャンペーンでは、ミッションの前に機体と兵装を選んで出撃します。機体を集めて強化していく楽しみもあり、苦手なミッションには相性のよい機体で挑み直すこともできます。オンラインでは2〜8人で対戦でき、Nintendo Switch Online への加入が必要です。

Switch版の収録内容と移植の出来

公式サイトによると、Switch 版には本編に加えて、オリジナル機体セット3種(ADF-11F Raven、ADF-01 FALKEN、ADFX-01 Morgan)、SPミッション3種(「解放された者」「アンカーヘッド急襲」「1000万人救済計画」)、ミュージックプレイヤーモード、プレイアブル機体「F-104C -Avril-」と「F-4E Phantom II」、歴代の人気機体スキン3種、エンブレム8種が入っています。F-104C -Avril- は兵装を持たず、フリーフライト専用の機体です。価格はパッケージ版・ダウンロード版とも6,490円(税込)で、CERO は A(全年齢対象)です。

反対に、VR モード、フライトスティック(HOTAS を含む)、ローカル通信、他機種とのクロスプレイには対応していません。25周年記念の機体セットや『トップガン マーヴェリック』の機体セットは、別売りの追加コンテンツです。

Nintendo World Report のインタビュー(2024年7月11日)で、Switch 版のプロデューサー(Ryunosuke Hagiwara 氏)は、TV モード・携帯モードとも1280×720の可変30fpsで動作すると説明しています。世界中のユーザー調査で「シリーズは好きだが遊べる機種を持っていない」人が多いと分かったことが、Switch 版を作るきっかけになったそうです。開発は2022年ごろに始まり、本作の核であるリアルな天候と雲の量感を残すことに特に力を注いだと話していました。検証の段階では、雲の表現を Switch で再現できない可能性もあったそうで、フレームレートや画質とゲームの遊びやすさのバランスを取るのに苦労したことも明かしています。

雲海の上を飛ぶ銀色のF-104C -Avril-
画像: ace7.acecombat.jp(バンダイナムコエンターテインメント『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』公式サイト)(公式)

評価されている点

他機種に引けを取らない雲と空の表現

もっとも高く評価されているのが、移植の出来そのものです。GAME Watch の記事(2024年7月5日)は、Switch 版の画質を Steam 版の「MIDDLE」設定と同じ程度とみて、ドッグファイト中は体感的にまったく問題ないと書いていました。描画性能に余裕のない本体で、作品の象徴である雲の表現を守ったことが、多くのレビューで評価されているんですよね。

DLC 込みのボリュームと SPミッション

追加の機体とミッションが最初から入っていることも好評です。Amazon のレビューでは、苦行のような難しいステージが多いという本編への不満を、SPミッションの熱い展開が見事に解消していると書かれていました。本編を終えたあとも遊べる要素があるのは、うれしいところです。

どこでもドッグファイトができる手軽さ

携帯モードで空中戦ができることを、Switch 版を選ぶ理由に挙げる人も多くいました。Switch 2 本体で遊んでいる人からは、読み込みも早く快適だという声も出ています。

批判されている点

画質と地上の描写の簡略化

GAME Watch の記事は、地上の施設では滑走路が Steam 版ほどくっきりせず、建物などの表現も省略されていると指摘していました。PS4 版と比べた Amazon のレビューでも、初代 Switch 本体では読み込みが少し遅く感じるという意見がありました。高い描画性能を求める人には、物足りない部分が残ると思います。

ミッションの難しさと繰り返し

Amazon のレビューでは「グラフィックはきれいだが、かなり難しい」という声が複数ありました。NintendoWorldReport も終盤のミッションの繰り返し感に触れていて、条件の厳しいミッションを何度もやり直すことになる点は、人によって好みが分かれるようです。

マルチプレイの物足りなさ

TouchArcade は、移植の出来を高く評価する一方で、マルチプレイには見落としやバランスの問題があると指摘していました。Switch 版はクロスプレイに対応していないため、対戦相手は Switch のプレイヤーに限られます。オンライン対戦を長く遊ぶことを目的にするなら、この点は購入前に知っておきたいところです。

主人公が分かりにくい物語

物語については、主人公が誰なのかつかみにくいという感想もありました。ミッションの合間に語られる物語の見せ方は独特なので、ストーリーを重視する人は少し戸惑うかもしれません。

初めて遊ぶときのコツ

フライトシューティングに慣れていない人は、まず兵装を持たない F-104C -Avril- でフリーフライトを試してみるのがおすすめです。敵に追われる心配がないので、旋回や速度の調整といった基本の操作を落ち着いて覚えられます。

キャンペーンで行き詰まったら、機体や兵装を変えて挑み直すのも手です。地上の目標が多いミッションと空中戦が中心のミッションとでは、向いている機体がまったく違います。オンライン対戦を遊ぶ予定があるなら、Nintendo Switch Online への加入が必要な点も先に確認しておきましょう。

なぜ評価が高いのか

Switch 版の評価が高いのは、「どこまで削り、何を残すか」の判断が的確だったからだと思います。解像度や地上の細部は割り切る一方、空中戦の体験を左右する雲の表現と操作の安定は守られています。フライトシューティングで大事なのは、空を飛んでいる感覚と敵を追う手応えなので、多少の画質の差は気になりにくいんですよね。そのうえで DLC がそろった状態で遊べるため、初めての人にとって不足のないパッケージになっています。

エースコンバット7 Switch版は買いか

エースコンバットを遊んだことがない人や、PS4 などを持っていない人には、Switch 版は自信を持って勧められる選択肢です。すでに他機種で遊んだ人は、携帯して遊びたいかどうか、SPミッションをまだ遊んでいないかどうかで判断するとよいと思います。

Switch版から始めたい人

  • 戦闘機が好きで、空中戦を手元の画面で手軽に楽しみたい人
  • 追加コンテンツを個別に買わず、ひととおりそろった状態で遊びたい人
  • 難しいミッションに何度も挑んで、腕を上げていく過程を楽しめる人

他機種版を選んだほうがよい人

  • VR モードやフライトスティックで、本格的な操縦感を味わいたい人
  • 高解像度・高フレームレートの映像を最優先したい人
  • 友だちと本体を持ち寄って、ローカル通信で対戦したい人

『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン デラックスエディション』は、性能の差を工夫で埋めて、シリーズの醍醐味をそのまま持ち歩けるようにした1本です。雲の中を抜けて敵の背後を取る、その瞬間の気持ちよさは Switch でもしっかり味わえるので、ぜひ最初の出撃で確かめてみてください。