
バイオショック コレクション Switch版の評価【口コミ・評判】
『バイオショック コレクション』のNintendo Switch版は、2020年5月29日にテイクツー・インタラクティブ・ジャパンから発売された一人称視点のシューティングです。『バイオショック リマスター』『バイオショック 2 リマスター』『バイオショック インフィニット コンプリート・エディション』の3作に、シングルプレイ用の追加コンテンツをすべて収録しています。価格は5,500円(税別)、税込で6,050円です。
評判をひと言でまとめると、3作とも物語と世界観の評価が高く、Switchへの移植も安定している優等生のコレクションです。Switch版の批評家レビューは9割以上が好意的で、残る不満はダウンロード容量の大きさや、ジャイロ照準がないことなど、細かな点に集中しています。この記事では、Metacritic、Steam、海外レビューから、Switch版の口コミと評価をまとめました。
※2026年11月8日時点の情報です。
バイオショック コレクション Switch版のメタスコアとユーザー評価
Metacritic のNintendo Switch版のメタスコアは84点で、「おおむね好評」でした。批評家レビュー35件の内訳は、好意的34件、中間1件、否定的0件。好意的な評価が97%を占めていて、移植作品としてはかなり安定した評価です。
ユーザースコアも8.2点(148件)と高めで、内訳は好意的124件、中間7件、否定的17件でした。好意的な声は「Switchへの移植の出来がとてもいい」「携帯モードでも滑らかに動く」と移植の質を評価するものが多く、物語や雰囲気をほめる声も目立ちます。否定的な声は、ゲームが落ちる、オートセーブの間隔が長い、文字が小さい、ジャイロ照準がない、値段が高い、といった内容でした。
海外メディアのレビュー・評価
Switch版のページで上位に表示されているレビューを、要約して紹介します。
DarkStation 100点
力強い物語、他にない舞台、記憶に残るキャラクターを理由に、Switch版を推薦しています。
Nintenderos 92点
特に『インフィニット』を傑作と呼び、Switchでも見劣りしないと評価しています。
Hobby Consolas 90点
移植の質をほめる一方、60fpsでは動かないことと、大容量のmicroSDカードが必要なことを注意点に挙げています。
The Digital Fix 90点
3作とも、Switchで動作、見た目、遊び心地のいずれもほぼ完璧に再現されているとまとめています。
Vooks 90点
物語重視のシューターを集めた最上級のセットで、少なくとも40時間は遊べる内容だと評価しています。
TheSixthAxis 90点
物語は今も心に響き、特に『インフィニット』が描く差別や格差のテーマは、今の時代だからこそ身近に感じられると書いています。
Pure Nintendo 90点
初めての人にも、昔遊んだ人にも勧められるコレクションだとしています。
Nintendo Enthusiast 90点
3作それぞれがまったく違う体験を味わわせてくれるので、セットの価格に十分見合うとまとめています。
Gaming Nexus 90点
3部作は遊び直す価値があり、Switchへの移植も滑らかでくっきりしていると評価していました。
Nintendo Life のレビュー(90点)
Nintendo Life は10点満点中9点をつけ、詳しく内容を検証しています。フレームレートは30fpsが目標で、大規模な撃ち合いでも安定。解像度は1080pまたは720pを目安に、状況に応じて変わる仕組みです。テレビモードでの動作も問題ないとしながら、同じ内容がほかの機種ではより安く、よりきれいに、より高いフレームレートで遊べることから、テレビだけで遊ぶ人には割高になると指摘しています。
長所には、100時間を超えるボリューム、優れた環境デザイン、考えさせられる物語、自由度の高い戦い方を挙げ、短所は一部の古いゲームデザインと、ジャイロ照準がないことの2点でした。
Steam(PC版)の評価
PC版は3作が別々に配信されていて、Steam のストアページでは次のような評価でした。
- 『バイオショック リマスター』:英語のレビュー26,828件中82%が好評。日本語のレビューは254件中63%が好評
- 『バイオショック 2 リマスター』:全体のレビュー24,587件中72%が好評
- 『バイオショック インフィニット』:英語のレビュー47,626件中91%が好評。日本語のレビューは385件中85%が好評
3作の中では『インフィニット』の評価が最も高く、『2』はやや控えめです。リマスター版の評価には、PC向けの移植の出来への不満も含まれていると考えられます。Switch版のユーザー評価は、こうしたPC版の数字と比べても見劣りしない水準で、移植そのものへの不満が少ないことがうかがえます。日本語のレビューは英語より評価が低めですが、件数が数百件と少ないため、傾向を読み取るには参考程度にとどめておくのがよさそうです。
バイオショック コレクションで評価されている点

海底都市ラプチャーの物語と雰囲気
1作目の舞台は、海の底に築かれた都市ラプチャー。理想郷として作られたはずの都市が崩壊した後を、残された録音記録や街の様子から読み解いていきます。Nintendo Life は、環境で物語を語る手法と重苦しい雰囲気を高く評価し、クリアまでの目安を約20時間としていました。リトルシスターをどう扱うかという選択が、物語の印象を大きく左右するのも本作ならではです。
ビッグダディになる『2』、空中都市の『インフィニット』
『2』では、ドリルの腕を持つビッグダディとしてラプチャーに戻ります。新たな敵役ソフィア・ラムとの対立を軸に、より人間味のある物語が描かれ、Nintendo Life は「過小評価されている作品」と書いていました。『インフィニット』は、空に浮かぶ都市コロンビアが舞台。主人公ブッカーと少女エリザベスの旅を描き、レールを滑走する移動や、戦闘中にエリザベスが助けてくれる仕組みなど、3作の中で最も映画的な演出が楽しめます。
戦い方を自分で組み立てられる
銃だけでなく、手から炎や電撃を放つ能力を組み合わせて戦えるのがシリーズの特徴です。警備用のドローンをハッキングして味方にするなど、同じ場面でも攻略の仕方はいろいろ。こうした自由度の高さを、多くのレビューが今も通用する魅力として挙げています。
ホラーのような緊張感と重いテーマ
シリーズはシューティングでありながら、薄暗い廊下の先から何が出てくるかわからない、ホラーに近い緊張感が持ち味です。理想を掲げて作られた都市がなぜ崩れたのか、という問いを通して、思想や欲望、差別といった重いテーマにも踏み込みます。CEROがZになっているのも、暴力表現に加えて、こうした大人向けの内容を含むからだと思います。撃ち合いの爽快さより、物語の余韻が長く残るタイプの作品です。
携帯モードでも安定した動作
ユーザーレビューでは、携帯モードでの滑らかな動作をほめる声が特に目立ちました。3作分の長い物語を、寝る前や移動中に少しずつ進められるのは、Switch版ならではの利点です。
バイオショック コレクション Switch版で批判されている点
カードに全部は入っていない
パッケージ版には16GBのゲームカードが入っていますが、収録されているのは各作品の序盤だけです。4Gamer によると、後半のゲーム部分と追加コンテンツはダウンロードが必要になります。Hobby Consolas も大容量のmicroSDカードが必要だと指摘していて、本体の空き容量が少ない人は、購入前に保存先を確保しておく必要があります。
ジャイロ照準に対応していない
Switchのシューティングでは、本体やコントローラーを傾けて狙いを微調整するジャイロ照準が定番になりつつあります。本作はこれに対応しておらず、Nintendo Life も不思議な欠落だと書いていました。Joy-Con の小さなスティックで長時間撃ち合うと、手が疲れやすいという指摘もあります。
古さを感じる仕様
最初の2作には走る操作がなく、銃を構えて狙う動作も一部の武器でしか使えません。Nintendo Life は、遊べなくなるほどではないものの、今の作品に慣れていると古く感じると書いています。ユーザーレビューでも、オートセーブの間隔が長いことや、携帯モードで文字が小さく読みにくいことが不満として挙がっていました。
シリーズ未経験でも楽しめるか
3作は、それぞれに主人公と物語の区切りがあります。1作目と『2』は同じラプチャーが舞台で、『インフィニット』は空中都市コロンビアに場所を移すため、どれか1本だけ遊んでも話は理解できます。難易度も選べるので、シューターに慣れていない人は易しめの設定で、物語と探索を中心に楽しむこともできます。ユーザーの評価で否定的なものが全体の約1割にとどまっているのも、遊び手を選びにくい作りであることの表れだと思います。
評価が割れる理由
「携帯できる価値」に値段を払えるか
ゲームの中身については、ほとんどのレビューが高く評価しています。評価に差が出るのは、Switch版を選ぶ理由です。持ち歩いて遊べることに価値を感じる人には、満足度の高いコレクションになります。一方、テレビの前でしか遊ばない人にとっては、他機種のほうが安く、きれいで、滑らかに遊べるので、Switch版をわざわざ選ぶ理由が薄くなります。
10年以上前の作品への向き合い方
3作とも、もとはPS3やXbox 360の時代に発売された作品で、最も新しい『インフィニット』でもPC版の発売は2013年です。物語や世界観は色あせていませんが、操作感やゲームの作りには時代を感じる部分があります。名作を体験するつもりで遊ぶ人は満足し、最新のシューターと同じ快適さを求める人は不満を持ちやすい、という構図です。
バイオショック コレクション Switch版は買いか
プレイ人数は1人で、CEROはZです。3作分の物語をまとめて手元で遊べるという点で、Switchで物語重視のシューターを探している人には、今も有力な選択肢だと思います。
このコレクションが合いそうな人
- 深い物語や、独特な世界観を味わえるシューターを遊びたい人
- 3作をまとめて、携帯モードで少しずつ進めたい人
- シリーズ未体験で、名作と呼ばれる理由を確かめたい人
ほかの選択肢も比べたい人
- ジャイロ照準での細かい狙いに慣れている人
- 本体の空き容量が少なく、大きなダウンロードを避けたい人
- テレビで、なるべく高い画質とフレームレートで遊びたい人
パッケージ版とダウンロード版の選び方
パッケージ版でも後半部分のダウンロードが必要なので、本体の空き容量を気にせず遊べるわけではありません。カードを手元に残しておきたい人や、遊び終えたら手放したい人はパッケージ版、カードの差し替えをせずに遊びたい人はダウンロード版、という選び方になると思います。どちらを選ぶにしても、容量に余裕のあるmicroSDカードを用意しておくと安心です。
遊ぶ順番は、発売順に1作目から進めるのがおすすめです。ラプチャーの成り立ちを知ってから『2』に進むと、物語の重みが違って感じられますし、『インフィニット』の結末もより深く味わえます。容量の準備さえしておけば、長く付き合える3本立てのコレクションです。