ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島 のキービジュアル

ドラゴンクエストビルダーズ2の評価【口コミ・評判】Switch版は?

『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』は、2018年12月20日に Nintendo Switch と PS4 で発売されたブロックメイクRPGです。発売元はスクウェア・エニックス、開発はコーエーテクモゲームスで、2019年12月には PC(Steam)版も登場しました。素材を集めて家や畑を作り、住人を増やして島を育てる遊びに、ドラクエらしい物語が組み合わさった作品なんですよね。

ドラゴンクエストビルダーズ2の評価を先にまとめると、前作の不満を解消した遊びやすさと、拠点「からっぽ島」を自由に作り込める楽しさが高く評価されています。一方、Switch 版の動作の重さ、単調な戦闘、長い会話には不満の声が見られました。この記事では、Metacritic、ファミ通、国内外のレビュー、Steam、価格.com をもとに、口コミと評判を整理しています。

※2026年11月8日時点の情報です。Switch 版を中心に扱い、PS4 版と PC(Steam)版の評価は参考として紹介します。

ドラゴンクエストビルダーズ2のメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Switch 版ページでは、メタスコアは85点で「Generally Favorable(おおむね好評)」です。批評家レビューは27件で、内訳は肯定的24件(89%)、賛否3件(11%)、否定的0件でした。PS4 版は64件のレビューで86点、PC 版は11件で85点と、どの機種でも80点台半ばにそろっています。

Switch 版のユーザースコアは8.3点(199件)です。肯定的163件(82%)、賛否15件(8%)、否定的21件(11%)で、肯定的な声が8割を超える一方、否定的な声が賛否より多いという形になりました。後で触れる Switch 版特有の動作の問題が、低い点数につながっているようです。

海外メディアのレビュー・評価

Switch 版のレビューから8件を選び、要点を訳して紹介します(点数は Metacritic 上の表記です)。

VGC 100点

前作の楽しさを保ったまま、ほぼすべての面を改善した完璧な続編だと評しています。

NintendoWorldReport 95点

操作も見せ方も手堅いが、本当の魅力は、それぞれの要素が組み合わさって記憶に残る体験になる点だとしています。

Gameplanet 95点

建築とクラフトは喜びに満ちていると絶賛する一方、戦闘はやや退屈だと指摘しています。

Areajugones 95点

シリーズへの敬意に満ちた、長く充実した冒険で、いくつかの面では本編の作品をも超えていると書いています。

TheSixthAxis 90点

物語の規模、建築の選択肢、マルチプレイのすべてが広がり、2019年に欠かせない1本だという評価です。

RPG Site 90点

前作の弱点を直した正統な続編だとしつつ、会話が長いことと、目当ての素材を探すのが面倒なことを欠点に挙げています。

Cubed3 90点

前作の良さをすべて残したうえで、仕組みの改善、ブロックの種類、物語、オンラインでの共有と、あらゆる面を上乗せしたと評価しています。

Jeuxvideo.com 90点

前作の問題を直し、新しいアイデアと自由を加えて期待を上回った、創造性をたたえる作品だという見方です。

Vooks 90点

細かな改善と温かい雰囲気に満ちていて、前作を遊んでいない人にも勧められるとしています。

The Digital Fix 90点

なじみがありながら新鮮で、物語と自由度を評価しています。ただし、空腹のゲージは煩わしいと書いていました。

ファミ通クロスレビューは37点

国内では、ファミ通のクロスレビュー(PS4 版)が9点・10点・9点・9点の合計37点でした。4人のレビュアーはそろって、要素が増えても誘導が丁寧で、モノづくりを段階的に覚えられる点を評価しています。新しいブロックで作れるものが大幅に増えたこと、陸・海・空の移動手段の充実、マルチプレイへの対応も、好意的に取り上げられていました。

唯一10点をつけたジゴロ☆芦田さんは、ストーリーがプレイを引っ張っていく点と、住人の喜びを集めることが拠点の発展や新しいレシピにつながる仕組みを挙げ、遊んでいて満たされると書いています。梅園ウララさんは、指南役のモンスターの愛嬌ある性格や、意図をくみ取って素材集めを手伝う相棒の動きを評価していました。

木のブロックを組んで、屋根付きの大きな建物を作っている建築中の場面
画像: img-eshop.cdn.nintendo.net(任天堂 ニンテンドーeショップ/マイニンテンドーストアの商品画像)(公式)

Steam版(PC)のレビューと販売本数

PC 版は2019年12月10日から Steam で配信されていて、ストア表示の価格は6,380円です。ストアページの表示では、日本語のレビューが389件中88%、英語のレビューが1,857件中89%の好評で、どちらも「非常に好評」でした。直近30日も32件中93%が好評で、発売から時間がたっても評価は落ちていません。日本語と英語で好評率がほぼ同じなのも、国や文化を問わず受け入れられている証拠だと思います。

販売面では、4Gamer の記事(2019年8月9日)で、スクウェア・エニックスが世界の販売本数110万本突破を発表したと伝えられています。PC 版が出る前の時点で100万本を超えていたことになり、Switch と PS4 だけでその規模に届いた作品です。

評価されている点

前作の不満を一つずつ解消した遊びやすさ

GAME Watch のレビュー(2018年12月28日)は、前作のファンから要望の多かった点への対応を細かく挙げています。武器の耐久力と、敵に触れただけでダメージを受ける仕組みがなくなり、ダッシュ、ファストトラベル、一人称視点が加わりました。建物の高さ制限もゆるくなり、作れるものの幅が広がっています。

同じレビューでは、前作で章ごとに変わっていた拠点が「からっぽ島」に一本化されたことも、分かりやすくなった点として評価されていました。各地の島で覚えた技術や素材を、自分の島に持ち帰って生かせる流れが、プレイを引っ張る力になっています。

ゲームの始まりも好評です。GAME Watch は、船の上で操作とモノづくりの基本を覚える導入がユーモラスで楽しいと書き、まものたちとの会話にも「ドラクエらしさ」がよく表れていると評価していました。

丁寧な誘導と、手伝ってくれる住人・相棒

目標と手順を示す「かいたくレシピ」のおかげで、クラフトが苦手な人でも迷いにくい作りです。相棒のシドーは戦闘や素材集めで手を貸してくれますが、GAME Watch は「やりすぎない」程度の手助けで、主役はあくまでプレイヤーだと書いていました。Metacritic のユーザーレビューでも、仲間の住人が町づくりや維持を手伝ってくれる点が好評です。

音楽とボリューム

価格.com の Switch 版のレビューでは、サウンドの評価が4.60点と特に高く、ドラクエシリーズのおなじみの曲が流れることが喜ばれています。熱中度も4.53点で、長く遊べるという声がありました。ユーザーレビュー全体でも、物語を進めながら島を作り込んでいくと、プレイ時間が自然に延びていくという感想が目立ちます。

主人公とシドーが笑顔でハイタッチを交わす場面
画像: img-eshop.cdn.nintendo.net(任天堂 ニンテンドーeショップ/マイニンテンドーストアの商品画像)(公式)

批判されている点

Switch 版の動作の重さ

Switch 版特有の不満として最も多いのが、動作です。Metacritic のユーザーレビューにはフレームレートの低下や、まれに起きる強制終了の報告があり、PS4 版を勧める声もありました。価格.com でも、テレビモードで遊ぶとカクつくという書き込みが見られます。ゲームの内容は機種で変わらないので、すでに PS4 や PC を持っている人は、遊ぶ機種を選ぶときに考えておきたい点です。

なお、価格.com の項目別評価では、操作性が3.50点とカテゴリ平均の3.85点を下回っていて、ほかの項目が平均を上回る中で目立つ弱点になっています。集計対象は6件と少ないものの、動作や操作まわりへの不満という点では、海外のユーザーの声とも重なります。

単調な戦闘と長い会話

戦闘はシンプルで、繰り返しになりやすいという指摘が、メディアとユーザーの両方から出ています。GAME Watch もボス戦は前作より少しやさしめだという印象を書いていて、手応えを求める人には物足りないかもしれません。レベルも進行に合わせた上限にすぐ届くため、敵を倒して強くなる楽しみは薄めです。飛ばせない場面のある長い会話や、指定されたものを探して回るサブの作業を、テンポを落とす原因に挙げる声もあります。

マルチプレイの範囲とカメラ

マルチプレイは、物語を進めた後にからっぽ島へ最大4人で集まる形で、本編のストーリーを協力して進めることはできません。そこを期待した人からは不満が出ています。狭い場所でのカメラの動きや、一人称視点での操作のくせも、ユーザーレビューで繰り返し挙げられていました。

評価が分かれるポイントと、向いている人

本作の評価を分けているのは、「物語に導かれて作る楽しさ」をどう受け止めるかです。ファミ通のレビュアーが「放り出された感」がないことを褒めたように、目的がはっきりしている作りは、自由なサンドボックスに戸惑う人には大きな助けになります。反対に、最初から好きなように作りたい人には、序盤の誘導や会話が長く感じられるようです。

もう一つは機種の選び方です。批評家の点数は機種による差がほとんどありませんが、ユーザーの声を見ると、動作の滑らかさを重視する人ほど Switch 版に厳しくなっています。携帯モードで少しずつ島を育てる遊び方なら、Switch 版の良さが生きると思います。

ドラゴンクエストビルダーズ2は今から買っても楽しめるか

発売時の価格は7,800円(税別)でしたが、2020年12月4日に新価格版が発売され、任天堂のソフト情報では5,478円(税込)で掲載されています。ダウンロード版では、本編と追加コンテンツ第1〜3弾をまとめたセットも8,888円(税込)で販売されています。プレイ人数は1人で、マルチプレイはオンラインで最大4人、Switch 版ではローカル通信でも2〜4人で遊べます。

からっぽ島づくりにハマりそうな人

  • 何もない土地に畑や家を作り、住人と一緒に町を育てる過程が好きな人
  • マインクラフトのような建築は気になるが、目的のない自由さに迷いやすい人
  • ドラクエの世界観や音楽の中で、のんびり長く遊べる1本を探している人

購入前に考えたほうがよさそうな人

  • アクションの手応えや、歯ごたえのあるボス戦を楽しみにしている人
  • 友だちと最初から最後まで、物語を協力して進めたい人
  • 大規模な建築でも、常に滑らかな動作を求める人

ドラゴンクエストビルダーズ2は、前作で見えた課題を地道につぶし、建築ゲームの入り口として最も親切な部類に仕上がった続編です。Switch 版には動作の重さという弱点があるものの、メタスコア85点とユーザーの8割以上が肯定的という評価は揺らいでいません。自分だけの島をじっくり育てる時間を楽しめる人なら、新価格版の今こそ手に取りやすいタイミングだと思います。