GOD EATER 3 のキービジュアル

GOD EATER 3 Switch版の評価【口コミ・評判】

『GOD EATER 3(ゴッドイーター3)』の Nintendo Switch 版は、2019年7月11日にバンダイナムコエンターテインメントから発売された討伐アクションです。先に出ていた PS4 版・Steam 版と同じ内容に、Switch 版だけのローカル通信プレイを加えた移植版になっています。

GOD EATER 3 Switch版の評価をひと言でいうと、「見た目は控えめになったが、スピード感のある戦闘はそのまま持ち運べる良移植」です。メディアからは動作の安定と手軽さが評価され、ユーザーからも短時間で遊べる点が好評でした。その一方で、ステージの使い回しや物語の薄さを指摘する声は機種を問わず根強く、シリーズのファンほど辛口になる傾向もあるんですよね。この記事では、Metacritic、Steam、Amazon の評価とレビューを手がかりに、Switch 版の評判を整理しました。

※2026年11月8日時点の情報です。

GOD EATER 3 Switch版のメタスコアとユーザースコア

Metacritic の Switch 版ページでは、メタスコアは74点で「Mixed or Average(賛否両論)」でした。レビューは13件で、肯定的6件(46%)、賛否両論7件(54%)、否定的0件です。高く評価するメディアと「悪くはないが平凡」とするメディアが、ほぼ半々に分かれています。

ユーザースコアは7.6点で、41件の評価のうち肯定的32件(78%)、賛否両論4件(10%)、否定的5件(12%)でした。件数は少ないものの、メディアよりユーザーのほうが好意的です。テンポのよい戦闘と、1回2〜10分ほどで終わるミッションが、忙しい人にちょうどいいという意見が多く見られました。

海外メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載された Switch 版のレビューから、主なものを訳して要約しました(点数は Metacritic の表記です)。

Cubed3 90点

シリーズ最高の作品だとし、武器ごとのバランスの良さや、本作の新しい強敵「灰域種アラガミ」まわりの作り込みを評価しています。

Nintendo Life 80点

映像は犠牲になったものの、動作が安定していて、ローカルで協力プレイができるため、Switch 版は手ごたえのある移植だとしています。

God is a Geek 80点

携帯モードでも TV モードでもなめらかに動き、遊ぶ人によっては Switch 版が一番の選択肢かもしれないと書いています。

Gamersky 72点

グラフィックは他機種より落ちるが、遊びの中身は同じで、ローカルマルチプレイは加点材料だと評価しています。

Eurogamer Italy 70点

狩りのアクションはしっかりしていて Switch 版の出来も良いとしつつ、繰り返しが多く、映像と舞台のバリエーションが限られる点を減点しています。

GameSpew 70点

戦闘の面白さとキャラクターの育成の深さが、弱いストーリーと覚えることの多さを上回っているとまとめています。

Nintendo Insider 70点

モンスターハンターの代わりではなく別物のゲームだとし、短い時間で区切って遊ぶのが楽しいと書いていました。

炎をまとったアラガミに必殺技「バーストアーツ」で斬りかかる戦闘シーン(公式サイト掲載のPS4版画面)
画像: ge3.godeater.jp(バンダイナムコエンターテインメント『GOD EATER 3』公式サイト)(公式)

Steam(PC版)と Amazon での評価

Steam の PC 版『GOD EATER 3』は、英語のレビュー3,212件のうち86%が好評で「非常に好評」でした。直近30日のレビューは27件で、74%が好評の「やや好評」です。Steam での価格は9,020円でした。Switch 版は映像面で PC 版に劣るものの、遊べる内容は同じなので、PC 版の評価は作品そのものの評価として参考になると思います。

Amazon.co.jp の Switch 版パッケージの商品ページは、5点満点で4.3(417件の評価)でした。星5つが51%、星4つが25%、星3つが17%、星2つが4%、星1つが3%です。なお、この商品ページには無料体験版の評価も一緒に表示されていました。Amazon の AI による要約では、ストーリーや登場するアラガミに新鮮味があり、スピーディーなアクションが爽快だという声が多いとされています。

レビュー本文には、「サクサク遊べる」「ほどよい難しさの戦闘が良い」といった好意的な声があります。一方、星3つで「某ハンターゲームを模したようなシステムで、ストーリーも暗く楽しめなかった」とする人や、シリーズを PSP 時代から遊んできた立場で「シリーズで一番楽しめなかった」と長文で書く人もいました。

GOD EATER 3 はどんなゲームか

公式サイトでは、本作のジャンルを「ドラマティック討伐アクション」としています。プレイヤーは「神機」と呼ばれる武器を手に、アラガミという怪物を討伐していきます。近接攻撃と射撃を一瞬で切り替えて戦うハイスピードなアクションと、仲間たちとの物語が、シリーズ共通の魅力です。公式サイトによると、シリーズの累計出荷本数は450万本を超えています。

3作目となる本作では、空中や地上の攻撃がバースト中だけ必殺技に変わる「バーストアーツ」、近くの仲間と強化効果を分け合う「エンゲージ」、長い距離を一気に詰める「ダイブ」などの新しいアクションが加わりました。1回のミッションが短めなので、すき間時間に1〜2戦だけ遊ぶ、という遊び方にも向いているんですよね。

Switch版の特徴と、発売後のアップデート

GAME Watch の記事によると、Switch 版の発売時の価格はパッケージ版・ダウンロード版とも6,800円(税別)でした。現在、任天堂の公式ストアでのダウンロード版は3,960円(税込)です。CERO は C(15才以上対象)です。

Switch 版だけの要素が、最大4人のローカル通信プレイです。本体を持ち寄れば、インターネットにつながなくても協力して戦えます。8人で出撃する「強襲討伐ミッション」はオンライン専用で、オンラインで遊ぶには Nintendo Switch Online への加入が必要です。また、マルチプレイは同じ機種どうしに限られ、PS4 版や Steam 版のプレイヤーとは一緒に遊べません。

Nintendo Life のニュース(2019年4月14日)によると、プロデューサーの富山祐也氏は公式ブログで、Switch 版の中身は PS4 版・Steam 版と同じにし、ローカル協力プレイなど Switch ならではの要素を加えると説明していました。実際、公式サイトのアップデート情報には「すべてのハードに適応」と明記されていて、2020年3月26日公開の無料アップデート Ver.2.50 では、追加エピソード「過去との邂逅」アイン編や、高難易度の「紅煉灰域ミッション」などが Switch 版にも追加されています。

2人のゴッドイーターが光の輪でつながり強化効果を共有する「エンゲージ」の画面(公式サイト掲載のPS4版画面)
画像: ge3.godeater.jp(バンダイナムコエンターテインメント『GOD EATER 3』公式サイト)(公式)

評価されている点

なめらかに動く高速アクション

Switch 版でまず評価されているのが、動作の安定です。Siliconera のレビュー(2019年7月31日)は、映像の精細さよりフレームレートのなめらかさを優先した作りを好意的に受け止め、遊ぶ人の優先順位しだいでは Switch 版が最良の版だとしていました。素早く間合いを詰めて斬り、すぐに銃に持ち替える本作の戦闘では、動きの安定がそのまま遊びやすさにつながるんですよね。

ローカル通信で協力できる

携帯機でシリーズを遊んできた人にとって、本体を持ち寄って協力できるのは大きな魅力です。Siliconera も、Switch でローカルでのマルチプレイが戻ってきたことを評価していました。

アクションの幅が広がった新システム

Amazon のレビューでは、ダイブのおかげで敵を探したり追いかけたりする移動がかなり楽になった、という声がありました。武器の種類が増えてアクションの幅が広がったと感じている人も多いようです。

批判されている点

背景の簡略化と携帯モードの粗さ

Siliconera は、もっとも割を食っているのは背景で、平坦でのっぺりして見える場面があると指摘していました。携帯モードでは解像度がさらに下がり、場面によっては PS Vita のゲームのように見えるとも書いています。Amazon のレビューにも、携帯モードの解像度が粗いという声がありました。

Joy-Con の L・R ボタンが押しにくい

同じレビューでは、本作で重要な L・R ボタンが Joy-Con では小さく押しにくい点も挙げていました。長く遊ぶなら、テーブルモードと Pro コントローラーの組み合わせが向いているとしています。

似たステージと薄く感じる物語

Metacritic のユーザーレビューでは、通路と広場を組み合わせた似たような構成のステージが繰り返されることや、物語が印象に残りにくいことが不満として挙がっていました。Amazon でも、キャラクターに愛着がわく前に話が急展開して終わってしまう、という感想がありました。

シリーズ経験者ほど気になる仕様変更

シリーズを長く遊んできた人からは、自作の弾(バレット)に弾数の制限がついたことや、戦闘に連れて行ける仲間が少ないことへの不満も出ていました。前作までのやり方に慣れている人ほど、窮屈に感じる部分があるようです。

Switch版を快適に遊ぶためのコツ

レビューの指摘をふまえると、Switch 版は遊び方を少し工夫するだけで快適さが変わります。まず、L・R ボタンを多用する本作は、Joy-Con を本体につけた携帯モードより、テーブルモードや TV モードで Pro コントローラーを使うほうが操作しやすいと思います。携帯モードの解像度が気になる人にも、この遊び方が向いています。

オンラインで遊ぶ予定がある人は、Nintendo Switch Online への加入を先に済ませておきましょう。家族や友だちと遊ぶだけなら、ローカル通信で最大4人まで協力できるので、加入しなくても一緒に出撃できます。ストーリーを進めるだけならひとりでも問題なく、仲間はNPCとして同行してくれます。

評価が分かれる理由

評価が分かれるのは、本作の強みと弱みがはっきりしているからだと思います。戦闘のスピード感と手軽さは多くの人が認める一方で、ステージの変化の少なさや物語の厚みは、遊ぶ人によっては物足りなく映ります。Switch 版に限っていえば、映像の簡略化をどこまで許せるかがもうひとつの分かれ目です。「戦闘が楽しければ満足」という人ほど評価が高く、「シリーズらしいドラマや仲間との絆」を期待した人ほど辛くなる、という傾向が見えてきます。

GOD EATER 3 Switch版は買いか

短い時間で区切って遊べる狩りのアクションを探している人には、Switch 版は今でも十分に選ぶ価値があります。発売時より手に取りやすい価格になっているので、シリーズの入門として試してみるのもよいと思います。

Switch版が合いそうな人

  • 移動中や寝る前に、数分で終わる討伐を1回ずつ遊びたい人
  • 近接と射撃を切り替えながら戦う、テンポの速いアクションが好きな人
  • 家族や友だちと本体を持ち寄って、協力プレイを楽しみたい人

見送りを考えてもよい人

  • 美しい背景や細かな映像表現を楽しみたい人
  • 前作までのような自由なバレット作りや、大勢の仲間との物語を期待している人
  • 他機種のプレイヤーとオンラインで一緒に遊びたい人

『GOD EATER 3』の Switch 版は、映像を割り切ったぶん、シリーズの持ち味であるスピード感を手のひらに収めた移植です。神機を振るってアラガミを追い詰める手ごたえは携帯モードでもしっかり味わえるので、まずは短いミッションを1つ、気軽に出撃してみてください。