星のカービィ Wii デラックス のキービジュアル

星のカービィ Wii デラックスの評価・レビュー【口コミ・評判】家族で遊べる理由と難易度の声

『星のカービィ Wii デラックス』は、2023年2月24日に任天堂から発売された Nintendo Switch 用の2Dアクションです。2011年に Wii で発売された『星のカービィ Wii』をリメイクした作品で、グラフィックの作り直しに加えて、新しいコピー能力や、クリア後に遊べる追加ストーリーが収録されています。口コミや評判では「家族みんなで遊べる」という声が本当に多いんですよね。

評判を要約すると、家族や友だちと遊ぶ2Dアクションとしては国内で非常に満足度が高く、海外ではやさしすぎる難易度に厳しめの声もある作品です。ファミ通のクロスレビューや価格.com の口コミでは高い評価が並ぶ一方で、Metacritic では「シリーズで最も意欲的な作品ではない」という評価も見られました。この記事では、Metacritic の数字と海外メディアのレビュー、ファミ通、GAME Watch、価格.com の声から評判を整理します。

※2026年11月6日時点の情報です。Nintendo Switch 専用ソフトのため、Steam のレビューは存在しません。

星のカービィ Wii デラックスのメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Nintendo Switch 版ページ(海外版タイトルは『Kirby's Return to Dream Land Deluxe』)では、メタスコアは79点で、批評家レビューは112件でした。内訳は肯定的88件(79%)、賛否24件(21%)、否定的0件です。

ユーザースコアは8.5点(253件)で、肯定的203件(80%)、賛否42件(17%)、否定的8件(3%)でした。批評家のスコアよりもユーザーのスコアの方が高く、否定的な評価はわずか3%です。実際に遊んだ人の満足度は、メディアの点数以上に高いといえそうです。

海外メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載されているレビューから、高評価と辛口を合わせて11を翻訳・要約しました。

Universo Nintendo 100点

シリーズのファンに向けた中身たっぷりの素晴らしい作品だ、と評価しています。

Vooks 90点

どこを取ってもこれ以上ないほど丁寧に磨き上げられている、という評価です。

Everyeye.it 83点

優れた2Dアクションであり、楽しいパーティゲームでもある、と両方の面を褒めています。

IGN Adria 80点

美しいグラフィックと、もとから入っていたかのように自然になじむ追加要素を評価しています。

NME 80点

とても愛らしいアクションで、シリーズへの入り口として最適だと書いています。

COGconnected 73点

シリーズのお約束から外れることはないものの、ファンの心に響く魅力はしっかり保っている、と評価しています。

GAMINGbible 70点

遊んでいるだけで自然と笑顔になれるゲームだ、と書いています。点数は控えめでも、作品の雰囲気はしっかり褒めている評価です。

Gamer.nl 70点

2011年に元の作品を遊び逃した人は、この改良版を手に取るといい、と勧めています。

IGN 70点

カービィのシリーズの中で最高の作品でも、最も独創的な作品でもない、という控えめな評価です。

Multiplayer.it 70点

手応えはほとんどないものの、とくに初心者にとっては心地よい体験になる、としています。

Metro GameCentral 50点

元のゲーム自体が際立った作品ではなく、リマスターとしても手間のかけ方が足りない、という厳しい評価です。

70点前後のレビューが共通して挙げているのは「簡単さ」です。ただし、それを欠点とだけ書くレビューは少なく、GameSpot(70点)のように「人によっては単純すぎるかもしれないが、それでも楽しい」とまとめているものが多く見られます。

ファミ通クロスレビューは35点

国内では、週刊ファミ通のクロスレビューが8点・9点・9点・9点の合計35点でした。グラフィックが親しみやすく進化したこと、操作は簡単なのにアクションの自由度が高いこと、Joy-Con を使った4人での協力プレイの手軽さが評価されています。ストーリーモードのアイテムの扱いにクセがあるという指摘もありつつ、派手な攻撃の爽快感を「2Dアクションの理想形」と表現したレビュアーもいました。

評価されている点

砂丘のステージで、カービィがコピー能力サンドで砂を巻き上げてワドルディを攻撃する場面
画像: www.nintendo.com(公式)

26種類のコピー能力と、新しく加わったサンド・アーマー

公式サイトによると、本作のコピー能力は全部で26種類です。新たに「サンド」と「アーマー」が加わりました。GAME Watch のレビューでは、アーマーは強力なチャージ攻撃と浮遊する性能、サンドは砂を使った多彩な攻撃が特徴とされています。同じ能力でもボタンの組み合わせで出せるワザが多く、ファミ通のレビュアーも能力ごとのワザの多さを楽しんだと書いていました。

画面いっぱいに暴れる「スーパー能力」

虹色に光る特別な敵をすいこむと、一時的に「スーパー能力」が使えます。公式サイトではウルトラソード、ギガトンハンマー、スノーボウル、ドラゴストーム、ミラクルビームが紹介されていて、敵も地形もまとめて吹き飛ばす派手な演出が見どころです。アクションが苦手な人でも、爽快感を味わいやすい要素だと思います。

1台で最大4人の「おすそわけ」協力プレイ

Switch 1台で最大4人まで同時に遊べて、2人目以降はカービィ、バンダナワドルディ、デデデ大王、メタナイトから選べます(1Pは必ずカービィ)。途中から参加でき、仲間をおんぶして息を合わせる「せーのでドン!」で強力な攻撃も出せます。今作では、バンダナワドルディ、デデデ大王、メタナイトに新しいワザも増えました。価格.com では「子どもが夢中になって遊んでいる」「大人と子どもで一緒に遊べる」という声が多く、家族のゲームとしての評価が高いのが特徴です。

Joy-Con 1本ずつで遊べる手軽さ

公式の商品情報によると、Joy-Con を1本だけ横に持つ操作に対応していて、Nintendo Switch Pro コントローラーも使えます。Joy-Con を左右に分ければ2人で遊べるので、4人で遊ぶ場合でも Joy-Con 2組があれば足ります。プレイヤー1人につきコントローラーが1つ必要ですが、追加のコントローラーを買い足さなくても始めやすいのは、家族で遊ぶゲームとして大きな利点です。色違いのカービィ同士なら、相手のコピー能力をすいこんで奪うといった、ちょっとしたいたずらも楽しめます。

アシスト機能で、子どもも初心者も進めやすい

「おたすけマホロア」をオンにすると、体力が2倍になるクスリをもらえたり、穴に落ちたときに引っぱり上げてもらえたりします。設定は冒険の途中でも変えられます。GAME Watch のレビューでは、初心者にやさしい一方で、オフにすれば本来の難易度でも遊べる点が評価されていました。

新しく遊べる「わいわいマホロアランド」と「マホロアエピローグ」

マホロアのテーマパーク「わいわいマホロアランド」では、最大4人で遊べる10種類のアトラクションが用意されています。クリア後には、力を失ったマホロアが異空間からの脱出を目指す「マホロアエピローグ」も遊べます。本編を遊び終えたあとにも楽しみが残っている作りで、リメイクの追加要素としての評価は高めです。

批判されている点

経験者には手応えが足りない

海外レビューで最も多かった指摘は、難易度の低さです。Siliconera(70点)は、シリーズに初めて触れる人と少人数で楽しむ入門向けの体験だと書いていました。価格.com にも「難易度は比較的やさしめ」という声があり、2Dアクションに慣れた人がひとりで遊ぶと、物足りなく感じる場面がありそうです。

緑の多いステージを、カービィとデデデ大王が協力して進む2人プレイの画面
画像: www.nintendo.com(公式)

ネットを使った協力プレイには対応していない

公式の商品情報によると、インターネット通信やローカル通信でのマルチプレイには対応していません。協力プレイは、同じ Switch 本体に人数分のコントローラーをつないで遊ぶ形だけです。離れた友だちとオンラインで一緒に遊びたい人には向いていません。なお、Nintendo Switch Online に加入していると、サブゲーム「刹那の見斬り 百」で、直近にプレイした99人の記録に挑戦したり、サブゲームの世界記録を見たりできます。

ボリュームやテンポへの小さな不満

価格.com の星4のレビューには、ボリュームやテンポの面で物足りなさを感じたという声がありました。GAME Watch のレビューでも、スーパー能力で地形を壊した先にある異空間に入ると、使っていた能力が消えてしまう点にもどかしさを感じた、と書かれています。大きな欠点というより、細かな引っかかりとして挙げられている程度です。

日本のユーザーレビューの傾向

価格.com のユーザーレビューは、満足度が5点満点中4.58点(集計対象16件、総投稿数16件)でした。星5が56%、星4が38%、星3が6%で、星2以下はありません。

評価項目は、サウンド4.60点、操作性4.51点、グラフィック4.47点、ゲームバランス4.40点、熱中度4.12点、継続性4.00点の順です。操作性が高く評価されている点からも、遊びやすさが支持されていることが分かります。「スーパーファミコン時代のカービィを思い出す」という懐かしさを書いた口コミもあり、昔からのファンと、初めてカービィに触れる子どもの両方から好評でした。

評価が分かれるポイント

だれと遊ぶかで印象が変わる

本作は、ひとりで黙々と攻略するよりも、家族や友だちとワイワイ遊ぶことで面白さが大きく伸びる作品です。海外で「簡単すぎる」と言われた部分は、子どもや初心者と一緒に遊ぶ場面では、そのまま長所になります。国内の口コミの点数が高いのは、家族で遊んだ人の感想が多いことも関係していると思います。

リメイクにどこまで新しさを求めるか

Wii 版を遊んだ人にとって、本編のステージ構成は基本的に同じです。追加ストーリーやマホロアランド、新しいコピー能力を「十分な上乗せ」と感じるか、「同じゲームをもう一度遊ぶ」と感じるかで、リメイクとしての評価が変わります。

星のカービィ Wii デラックスは買いか

希望小売価格はパッケージ版が6,578円、ダウンロード版が6,500円(ともに税込)です。公式サイトでは体験版も配信されているので、操作の手触りや難易度を事前に確かめられます。

家族や友だちと楽しみたい人におすすめ

  • 子どもや、ゲームに慣れていない人と一緒に遊べるアクションを探している人
  • いろいろなコピー能力を試しながら、気軽に冒険したい人
  • 本編のあとに、サブゲームや追加ストーリーでも長く遊びたい人

ひとりで歯ごたえを求めるなら要注意

  • 難しいアクションをひとりで攻略する手応えを一番に求める人
  • 離れた友だちとオンラインで協力プレイをしたい人
  • Wii 版を遊び込んでいて、まったく新しいステージを期待している人

家族で遊ぶなら、最初は「おたすけマホロア」をオンにしておくと、小さな子どもでも最後まで一緒に進みやすくなります。慣れてきたらオフにして、本来の難易度でエナジースフィア集めに挑戦してみると、ひとりでも意外な遊びごたえが見つかるはずです。