
リトルナイトメア3の評価【口コミ・評判】協力プレイと短さの賛否
『リトルナイトメア3』は、2025年10月10日にバンダイナムコエンターテインメントから発売されたサスペンスアドベンチャーです。Nintendo Switch版のほか、Switch 2、PS5、PS4、Xbox、PC(Steam)でも同じ日に発売されました。開発は前2作のTarsier Studiosではなく、ホラーゲームで知られるSupermassive Gamesが担当しています。
リトルナイトメア3の口コミ・評価をひとことでまとめると、不気味な世界の作り込みはシリーズらしく好評だが、短さとひとりで遊んだときの物足りなさで評価が割れている作品です。シリーズで初めてオンライン協力プレイに対応したことが最大の変化で、友達と遊んだ人ほど満足度が高い傾向なんですよね。この記事では、Metacritic、Steam、Amazonの数字と国内外のレビューから、評価の中身を整理しました。
※2026年11月8日時点の情報です。
リトルナイトメア3のメタスコアとユーザー評価
Metacriticでは、Switch版のレビューが2件しか集まっておらず、メタスコアは「tbd(未算出)」のままです。そこで参考になるのがSwitch 2版で、メタスコアは69点(6件)でした。内訳は肯定的1件、賛否両論5件、否定的0件です。もっともレビュー数の多いPS5版は71点(75件)で、肯定的40件・賛否両論35件と、ほぼ半々に分かれています。酷評はないものの、絶賛も少ないという位置づけですね。
ユーザースコアは厳しめで、全体では10点満点中5.7(473件)です。Switch版に限ると4.8で、評価は10件のうち肯定的3件、賛否2件、否定的5件でした。件数が少ないので参考程度ですが、Switch版のユーザーレビューでは「暗くて見えないので画面の明るさを上げて暗い部屋で遊んだ」「有機ELモデルで動きが重い」といった、Switch本体ならではの不満が目立ちます。一方で、雰囲気と物語は好きで追加チャプターも楽しみだ、という声もありました。
海外メディアのレビュー(Switch・Switch 2版)
Metacriticに載っているSwitch版とSwitch 2版のレビューを、訳して要約しました(点数はMetacriticの表記です)。
IGN Spain 80点(Switch版)
シリーズの本質を保ちながら新しい遊びを加えた作品で、必要性と楽しさを兼ねた協力モードのおかげで、シリーズでもっとも完成度の高い体験になったと評価しています。
Vooks 80点(Switch 2版)
グロテスクでねじれた恐怖と、新鮮に感じる舞台を評価しています。前作より盛り上がりはゆっくりですが、シリーズに初めて触れる人には入りやすいとしています。
Game8 74点(Switch 2版)
雰囲気のある続編としつつ、進化は小さく、新しい仕組みが十分に生かされていないと指摘しています。ローカル協力に対応しない点も減点の理由です。
Pocket Tactics 70点(Switch 2版)
マルチプレイは楽しく、シリーズとして自然な一歩だと評価する一方、AIの相棒が弱く、パズルにも繰り返し感があるとしています。
Starbit 70点(Switch 2版)
驚かせる演出に頼らず、絵と音で物語を伝える手法を評価しています。ただし短すぎること、ひとり協力の改善余地、ローカルで2人遊ぶにはSwitch 2がもう1台必要な点を挙げています。
Nintendo Life 60点(Switch 2版)
シリーズの空気とパズルには忠実だが、焼き直しに感じると評価しました。ローカル協力とキャラクター切り替えがないのも残念な点としています。
Siliconera 60点(Switch版)
トーンや2人の関係、世界の謎をにおわせる描写は良いものの、中心となる悪役がいないためまとまりに欠け、協力プレイの必然性も薄いと指摘。本編というより補足資料のようだ、と厳しめです。
Cubed3 60点(Switch 2版)
遊びは手堅く標準的で、本編は4章のみ。シーズンパスで追加が約束されている構成が、パッケージとして未完成な印象を与えるとしています。

Steam(PC版)とAmazonでの評価
SteamのPC版は、全期間のユーザーレビュー10,378件のうち好評が46%で「賛否両論」でした。直近30日は146件中60%が好評と持ち直していますが、それでも前作『リトルナイトメア2』が長く高評価を保っているのと比べると、プレイヤーの受け止め方はかなり厳しいと言えます。
Amazon.co.jpのSwitch版パッケージの商品ページは、5点満点中4.1(329件)でした。星5が55%、星4が23%、星3が11%、星2が5%、星1が6%です。ただしこの数字には同じページにまとめられた別の版の評価が含まれている可能性があるため、Switch版だけの評価とは言い切れません。それでも、Steamより購入者の満足度はかなり高めに出ているのが特徴です。
リトルナイトメア3はどんなゲームか
プレイヤーは、少年ロゥと少女アローンの2人を操り、悪夢のような世界「ノーウェア」の中にある場所“スパイラル”から抜け出す道を探します。公式サイトでは、ロゥは弓の名手のような鋭い目を持ち、ここから出る方法は必ずあると信じている少年として紹介されています。横から見た画面で奥行きのある部屋を進み、隠れる、仕掛けを動かす、逃げるを繰り返す流れは、これまでのシリーズと同じです。
2023年のファミ通のインタビューで、バンダイナムコヨーロッパのプロデューサーであるコラリー・フェニエロ氏は、オンライン協力プレイはコミュニティから最も多く寄せられた要望だったと話しています。Supermassive Gamesのディレクターであるウェイン・ガーランド氏も、物語を語りで見せるのではなく、環境やキャラクター、音を通してプレイの中で感じ取ってもらう設計だと説明していました。ひとりで遊ぶときは、もう1人をAIが操作します。
Switch版の価格・仕様とSwitch 2版との違い
公式サイトによると、Switch版の希望小売価格は4,500円+税(税込4,950円)で、Switch 2版も同じ価格です。CEROはD(17才以上対象)、プレイ人数は1人(オンライン時2人)です。Switch版の画面解像度はTVモードで1920×1080、テーブル・携帯モードで1280×720、フレームレートは最大30fpsです。Switch 2版はどのモードでも1920×1080になりますが、フレームレートはやはり最大30fpsで、PS5版の最大60fpsには届きません。
オンライン協力にはNintendo Switch Online(有料)への加入が必要で、他機種とのクロスプレイには対応していません。当初はSwitchとSwitch 2の間でも一緒に遊べませんでしたが、2026年2月6日のアップデート(Ver.1.0.5)でSwitch版とSwitch 2版のクロスジェネレーションプレイに対応しました。あわせて、AIが操作するキャラクターの挙動やパズル進行も改善されています。
また、ニンテンドーeショップでは無料の「体験版&フレンドパス」が配信されています。フレンドパスを使うと、ソフトを持っていない友達もオンライン協力に参加できるので、2人分買わなくても協力プレイを試せるのはうれしい点です。追加コンテンツはエキスパンションパス「Secrets of The Spiral」(1,500円+税)で、追加チャプター「バックステージ」と「海岸」が配信済みです(各800円+税で単品購入も可能)。

評価されている点
シリーズの持ち味である不気味な世界観
どのレビューでも共通して評価されているのが、美術と音の作り込みです。砂に埋もれた遺跡のような場所、荒れ果てた遊園地など、子どもの目線で見上げる巨大な空間は相変わらず不安をあおります。せりふに頼らず、画面と音だけで状況を伝える手法も健在で、ここはSupermassive Gamesに開発が変わっても崩れていない部分なんですよね。
2人で相談しながら解く仕掛け
GAME Watchの発売前の体験会レポートでは、車輪付きの足場を2人で引いて登る、焼却炉に燃料を入れてポンプを動かすといった、協力が前提の仕掛けが紹介されていました。ボイスチャットで声をかけ合いながら進めると楽しさが増すとされています。失敗してもすぐ近くからやり直せるので、アクションが苦手な人でも挑戦しやすい点も好評です。
シリーズ初心者でも入りやすい
物語は前2作から独立していて、ロゥとアローンも新しい主人公です。過去作を遊んでいなくても置いていかれないため、Vooksのように新規の人にすすめやすいとする声があります。
批判されている点
短いボリュームと追加コンテンツ前提の構成
もっとも多い不満は短さです。本編は4章構成で、海外のレビューでも「短すぎる」という指摘が繰り返されています。後から有料の追加チャプターが出る作りのため、本編だけでは物足りないと感じる人がいるようです。
AIの相棒が頼りない
ひとりで遊ぶと相棒はAIが動かしますが、その動きが単調で、2人の掛け合いの面白さが半減するという評価が目立ちます。協力を前提にした仕掛けの多さが、ソロでは逆に手間に感じられることもあるようです。前述のアップデートでAIの挙動は改善されていますが、発売直後の印象が評価に残っている面もありそうです。
1台で2人遊べない
協力プレイはオンライン専用で、1台のSwitchを2人で分け合う遊び方には対応していません。家族や友人と並んで遊ぶのを想像していた人ほど、ここで不満を感じやすいと思います。
Switch版の暗さと動作
もともと暗い場面が多い作品なので、携帯モードの720pでは細部が見えにくくなります。Switch版のユーザーレビューで明るさや動作への不満が出ているのは、このあたりが原因と考えられます。
なぜ評価が割れるのか
評価が分かれる一番の理由は、「誰と遊ぶか」で体験がまったく変わることだと思います。友達と声をかけ合いながら謎を解けば、短さもちょうどよい密度に感じられます。一方、ひとりでじっくり怖さに浸りたい人にとっては、AIの相棒と短い本編が物足りなさにつながります。さらに、前2作がとても高く評価されていたため、「シリーズの新作」として比べられやすく、新しさの少なさが厳しく見られている面もありそうです。
リトルナイトメア3は買いか
シリーズの不気味な空気が好きで、遊ぶ相手がいるなら、手に取る価値は十分あります。フレンドパスがあるので、まずは友達と体験版で相性を確かめるのが確実です。Switch 2を持っているなら、携帯モードでも1080pになるSwitch 2版のほうが暗い場面を見やすいでしょう。
満足しやすい人
- 友達や家族とオンラインで声をかけ合いながら謎解きをしたい人
- 言葉の少ない演出から物語を想像するのが好きな人
- 前作までを知らなくても、シリーズの雰囲気を手軽に味わいたい人
購入前に考えたい人
- ひとりで長く遊べるボリュームを求めている人
- 1台のSwitchを並んで2人で遊ぶつもりだった人
- 前作『リトルナイトメア2』と同じ密度の驚きを期待している人
『リトルナイトメア3』は、相棒が人かAIかで印象が大きく変わる作品です。ロゥとアローンの2人を、誰と一緒に動かすかを決めてから“スパイラル”に足を踏み入れてみてください。