
マリオパーティ スーパースターズの評価・レビュー【口コミ・評判】64ボード復活の満足度と不満点
『マリオパーティ スーパースターズ』は、2021年10月29日に任天堂から発売された Nintendo Switch 用のパーティゲームです。NINTENDO64時代のボード5つを作り直し、歴代シリーズから選んだミニゲーム100種を詰め込んだ、いわば「マリオパーティのベスト盤」なんですよね。口コミや評判を追っていくと、「家族や友だちと集まったときの盛り上がりは鉄板」という声が圧倒的に多いのが特徴です。
先に結論を書くと、複数人で遊ぶ前提なら、シリーズの中でも満足度の高い1本と言えます。その一方で、「新しい要素はほとんどない」「ひとりで長く遊ぶには物足りない」という指摘も、海外メディアと国内ユーザーの両方から出ています。この記事では、Metacritic の数字、海外メディアのレビュー、価格.com の口コミをもとに、どこが評価され、どこで不満が出ているのかを整理しました。
※2026年11月5日時点の情報です。本作は Nintendo Switch 専用で PC 版は発売されていないため、Steam のレビューは存在しません。
マリオパーティ スーパースターズのメタスコアとユーザー評価
Metacritic の Nintendo Switch 版ページによると、メタスコアは80点で、批評家レビューは94件でした(「全機種」欄には97件という表示もありますが、ここでは Switch 版の94件を使っています)。内訳は、肯定的75件(80%)、賛否19件(20%)、否定的0件です。
ユーザースコアは7.9点(566件)で、肯定的421件(74%)、賛否101件(18%)、否定的44件(8%)でした。否定的な評価が1割に届かず、批評家・ユーザーともに「おおむね好評」の範囲に収まっています。大絶賛というより、「期待していたものがきちんと入っている」という安心感が、この数字に表れていると思います。
海外メディアのレビュー・評価
Metacritic に掲載されているレビューから、点数の高いものと低いものを含めて6つを選び、翻訳・要約しました。
GamesBeat 100点
名作ぞろいのミニゲームに加えて、シリーズに慣れたプレイヤーでも意外なほど手応えを感じられる点を評価しています。
God is a Geek 90点
シリーズに興味のない人の考えを変える作品ではないとしつつ、もともとマリオパーティが好きな人には存分に楽しめる内容だ、という評価です。
Screen Rant 90点
新しい要素は本当に何もないと認めたうえで、詰まっているのは純粋な懐かしさであり、入門にもぴったりの1本だとまとめています。
Nintendo Life 80点
20年前に参加したパーティーの思い出に向けた「ラブレター」のような作品だと表現しています。
Attack of the Fanboy 80点
昔の楽しさを、すっきりとした現代的なパッケージに入れ直した作品として評価しています。
GameSpot 60点
掲載レビューの中では低めの点数です。引用文では、シリーズならではの盛り上がる瞬間は確かに用意されていると書かれています。
点数の高低にかかわらず、どのメディアも「懐かしさ」を軸に語っているのが印象的です。高く評価した側はそれを長所として、厳しめの側は新鮮味の不足として受け止めている、という構図なんですよね。
日本のユーザーレビューの傾向
価格.com のユーザーレビューでは、満足度が5点満点中3.96点(24人が評価、集計対象23件・総投稿数24件)でした。星5が35%、星4が43%で、合わせて8割近くが高評価です。星3は13%、星2と星1はそれぞれ4%でした。
評価項目を見ると、操作性4.47点、グラフィック4.32点、サウンド4.06点、ゲームバランス3.92点、熱中度3.67点、持続性3.55点という並びです。操作のわかりやすさと見た目の評価が高く、「長く遊び続けられるか」に関わる項目がやや低い、という結果になっています。
レビューの見出しには、「子供と遊ぶと盛り上がります!」「みんなでワイワイ楽しめる」「オフライン・複数人プレイで最高です。」といった、集まって遊ぶ場面での満足を伝えるものが並びました。反対に星3のレビューでは、特定のボードでの CPU の動きへの不満や、「パーティーゲームとしては楽しいがゲーム性は少なめ」という声が見られます。
評価されている点

NINTENDO64時代のボードがきれいによみがえった
収録されているスゴロクのボードは、「ピーチのバースデーケーキ」「スペースランド」「ぐるぐるの森」「ヨッシーのトロピカルアイランド」「ホラーランド」の5つです。公式サイトでは、どれも NINTENDO64 のボードを完全リメイクしたものと紹介されています。当時遊んでいた世代には「あの盤面をもう一度」という懐かしさがあり、初めての人にとっては、シンプルで覚えやすいボードとして楽しめるのが強みです。
ボードの数は5つと多くはありませんが、仕掛けの方向性がそれぞれ違うので、ボードを変えるだけで勝ち筋が変わります。毎回同じ顔ぶれで遊んでも、意外と飽きにくい作りだと思います。
ミニゲーム100種と「ミニゲームマウンテン」
ミニゲームは歴代シリーズから厳選した100種類です。スゴロクを回さずにミニゲームだけを遊べる「ミニゲームマウンテン」には7つのコースがあり、2対2で戦う「タッグマッチ」、3人で1人の CPU に挑む「3人チャレンジ」、獲得コインで勝敗を決める「コインバトル」、100種から自由に選べる「フリープレイ」などがそろっています。

スゴロクは1回遊ぶと時間がかかりますが、ミニゲームマウンテンなら短い時間でも区切りよく遊べます。「時間がない日はミニゲームだけ」という使い分けができるのは、家族で遊ぶ家庭にとってありがたいポイントです。
オンライン対戦と途中セーブで遊び方が広がった
スゴロクとミニゲームは、ローカル通信とインターネット通信の両方で最大4人まで遊べます。遠くに住む家族や友だちとも、同じボードを囲めるわけです。日替わりのミニゲームで世界中のプレイヤーと競う「デイリートライアル」や、何連勝できるかに挑む「サバイバル」も用意されています。

フリープレイで遊んだミニゲームのスコアは自動で集計され、オンラインに接続すると世界中のプレイヤーとのランキングで確認できます。ひとりで遊ぶときも、「このミニゲームだけは上位に入りたい」という目標を作れるのは、遊び続けるきっかけになりそうです。
スゴロク中に気持ちを伝えられるスタンプは全67種類で、ボイスチャットなしでも盛り上がりを共有できます。スゴロクは途中でやめても、やめたターンの最初から再開できます(ランダムマッチは対象外)。1回のプレイが長くなりがちなシリーズだけに、中断できる安心感は大きいと思います。
説明なしでも遊べるわかりやすさ
価格.com の評価項目で操作性が最も高かったように、「子どもでもすぐ覚えられる」という声が目立ちます。ミニゲームの前に遊び方の画面が出るので、ゲームに慣れていない家族を誘いやすいのも長所です。祖父母と孫、親戚の集まりなど、年齢差のある集まりで選ばれやすいのは、このわかりやすさがあるからだと思います。
批判されている点

新しさはほとんどない
海外メディアのレビューで最も多く見られるのが、新要素の少なさへの指摘です。Screen Rant のように新鮮味のなさを認めたうえで高く評価するメディアもありますが、シリーズを毎作追ってきた人にとっては「知っているボードと知っているミニゲームの詰め合わせ」に見えるのも事実です。新しい遊びを求めて買うと、肩透かしに感じるかもしれません。
ひとりで長く遊ぶ作品ではない
評価項目の中で持続性が最も低かったことからも分かるように、ひとりで黙々と遊び続けるタイプのゲームではありません。CPU 相手のスゴロクは盛り上がりに欠け、「人と遊んでこそ」という評価に落ち着きます。普段一緒に遊ぶ相手がいない場合は、オンラインの利用が前提になると考えておいたほうがよさそうです。
CPU の動きに不満が出ることも
価格.com には、特定のボードで CPU の動きが不公平に感じられたという星3のレビューがありました。人数が足りないときは CPU が入るため、「CPU が強すぎる」「運よく勝ち抜けた」と感じる場面があると、モヤモヤが残りやすいのがパーティゲームの難しいところです。
オンラインと携帯モードには条件がある
インターネット通信で遊ぶには、Nintendo Switch Online(有料)への加入が必要です。また、本体1台で遊べる人数は TV モードとテーブルモードで1~4人ですが、携帯モードでは1人です。プレイヤー1人につきコントローラーが1個必要なので、4人で遊ぶならコントローラーの数も事前に確認しておきたいところです。
購入前に確かめておきたいプレイ環境
公式の商品情報によると、対応コントローラーは Joy-Con の2本持ち、Joy-Con グリップ、Joy-Con の横持ち(1本)、Nintendo Switch Proコントローラーです。Joy-Con を1本ずつ分け合って遊べるので、本体に付属の2本だけでも2人までならすぐに始められます。3人以上で遊ぶ場合は、追加のコントローラーを用意しておくと当日に慌てずに済みます。
ローカル通信を使えば、Switch 本体を持ち寄って、1人1台の画面で「スゴロク」と「ミニゲームマウンテン」を遊ぶこともできます。テレビ1台を囲むのか、本体を持ち寄るのか、離れた場所からオンラインでつなぐのかで必要なものが変わるので、遊び方に合わせて準備しておくのがおすすめです。
評価が分かれるポイント
懐かしさを「価値」と見るか「焼き直し」と見るか
本作の評価は、64時代の思い出があるかどうかで大きく変わります。当時を知る人には、思い出のボードを高画質で遊び直せること自体が価値になります。一方で、最新作らしい挑戦を期待した人には、昔の素材を並べ直しただけに映りやすいんですよね。どちらも間違いではなく、何を求めて買うかの違いだと思います。
一緒に遊ぶ人数で満足度が変わる
4人そろったときの盛り上がりは、批評家もユーザーも口をそろえて評価しています。ところが、遊ぶ相手がいない時間が長いと、持続性の低さがそのまま不満につながります。同じソフトでも、「遊ぶ環境」によって評価がはっきり分かれるタイプの作品です。
マリオパーティ スーパースターズは買いか
希望小売価格はパッケージ版が6,578円、ダウンロード版が6,500円(ともに税込)です。「ニンテンドーカタログチケット」との引き換えにも対応しています。集まって遊ぶ機会がある家庭なら、価格に見合うだけの出番は十分にあると思います。
こんな人にはぴったり
- 家族や友だちが集まったときに、全員で同じ画面を囲めるゲームを探している人
- NINTENDO64版のマリオパーティを遊んだ思い出がある人
- ゲームに慣れていない人や子どもと、ルール説明なしで遊びたい人
- 離れて暮らす家族や友だちと、オンラインでスゴロクを楽しみたい人
買う前に考えておきたい人
- シリーズの新しい遊びや、まったく新しいボードを期待している人
- ほとんどの時間をひとりで遊ぶ予定の人
- 運の要素や CPU の動きで勝敗が左右されると、強いストレスを感じる人
迷っているなら、まずは「誰と遊ぶか」を思い浮かべてみてください。顔ぶれが浮かぶなら、本作はその集まりを確実に盛り上げてくれます。逆に浮かばないなら、オンラインで遊ぶ時間が取れるかどうかを、買う前の判断材料にするのがおすすめです。