モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver. のキービジュアル

モンハンダブルクロスSwitch版の評価・レビュー【口コミ・評判】

『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』は、2017年8月25日に発売されたハンティングアクションです。同じ年の3月18日にニンテンドー3DSで出た『モンスターハンターダブルクロス』を、Switch の画面に合わせて高解像度化した移植版で、モンハンダブルクロスの評価を調べると、「3DS時代のモンハンの集大成」という言葉がよく出てくるんですよね。

結論を先に書くと、武器と狩猟スタイルの組み合わせ、登場モンスターの多さ、G級の歯ごたえといった中身の濃さは今も高く評価されていて、不満の中心は3DS由来の古い作りにある作品です。この記事では、Metacritic、価格.com、カプコンの公表データ、公式サイトの案内、プロデューサーのコメントをもとに、評判を整理しました。

※2026年11月8日時点の情報です。本作は Nintendo Switch とニンテンドー3DSで発売されたタイトルで、PC版は出ていないため Steam のレビューは存在しません。

モンハンダブルクロスSwitch版のメタスコアとユーザースコア

本作は海外では『Monster Hunter Generations Ultimate』の名前で2018年8月28日に Switch で発売され、Metacritic にはこの海外版のページがあります。メタスコアは80点で「Generally Favorable(おおむね好評)」、批評家レビューは52件で、内訳は肯定的43件(83%)、賛否9件(17%)、否定的0件でした。

ユーザースコアはさらに高く、8.5点(234件)です。肯定的199件(85%)、賛否15件(6%)、否定的20件(9%)で、遊んだ人ほど満足度が高い、という傾向がはっきり出ています。海外版の発売は、据え置き向けに作り直された『モンスターハンター:ワールド』の後だったため、多くのレビューがワールドとの比較を前提に書かれているのも特徴です。

海外メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載された Switch 版のレビューのうち、表示されていた7件を点数の高い順に訳して要約しました(点数は Metacritic 上の表記です)。

Switch Player 100点

とっつきにくく古風な仕組みを乗り越えれば、狩りのサイクルそのものが面白く、ベテランなら迷わず楽しめると書いています。

Nintendo Life 90点

シリーズの見せ場を集めた「ベスト盤」のような作品で、遊びきれないほどの量があると評価しています。動きのなめらかさではワールドに及ばない点にも触れています。

IGN 83点

古いスタイルのモンハンにとって、すばらしい「さよならツアー」だという評価です。一方で、操作感の古さとテンポの悪さも指摘しています。

Shacknews 80点

Switch の機能で遊びやすくなった、じっくり腰を据えて遊べる充実した作品だとしています。

IGN Spain 80点

ファンには向いているものの、ワールドと比べると一歩遅れている印象があるとしつつ、追加要素の多さは利点に挙げています。

Vooks 70点

操作のぎこちなさがあり、特にシリーズ未経験者には勧めにくい作品だと書いています。

The Daily Dot 50点

人気の要素を集めたベスト盤でありながら、なぜそれが面白いのかを新しい人に伝える工夫が足りない、と厳しく見ています。

点数の差は「誰に勧めるか」の違いから生まれています。高く評価したメディアはシリーズ経験者の目線で中身の量と完成度を見ていて、低めのメディアは初心者への入りにくさを問題にしています。否定的な評価が0件なのは、作品の出来そのものを疑う声がほとんどないことの表れだと思います。

砂漠のフィールドで、ハンターが大型モンスターの炎の攻撃を受け止めながら戦う狩猟シーン
画像: img-eshop.cdn.nintendo.net(任天堂 ニンテンドーeショップ/マイニンテンドーストアの商品画像)(公式)

国内の評判(価格.com)と販売本数

価格.com の Switch 版パッケージのページでは、満足度は5点満点で4.45点(集計対象6件、総投稿7件)でした。件数は多くありませんが、ゲームソフトのカテゴリ平均(3.78点)を大きく上回っています。

口コミでは、「3DS版から格段にきれいになった」「期待していなかったグラフィックの良さに驚いた」という画質への驚きがまず目立ちます。続いて、「テレビの大画面で狩ると迫力が違う」「外では携帯モード、家ではテレビで遊べるのが便利」と、Switch で遊ぶ意味を感じている声が多くありました。「メニュー表示が見やすい」「1人で50時間近く遊んでもまだやることがある」という感想もあります。一方で、「1人で遊ぶには少し難しい」「操作が激しくなるので Joy-Con が心配で、Proコントローラーを買った」という声も見られました。

2024年の口コミには「初代から続いたモンハンの総決算と言えるかもしれない」という一文があり、ワールド以降とは別の魅力を持つ作品として、今も手に取る人がいることがうかがえます。カプコンのミリオンセールスタイトルの一覧(2026年6月30日時点)では、『モンスターハンターダブルクロス』は3DS版と Switch 版、ダウンロード版を合わせて540万本です。

Switch版ならではの変更点とプロデューサーのコメント

公式サイトによると、Switch 版は TVモードで1080p、携帯モードで720pに対応しています。狩技のゲージやターゲットカメラのアイコンを1画面にまとめて配置し、狩技の発動とターゲットカメラの切り替えは3タイプの操作から選べるようになりました。装備の生産画面も、見た目・性能・必要な素材を一度に確認できるよう調整されています。3DS版で受け取れた5つのプレイ特典もすべて収録されていて、Switch 版から始める人も各種アイテムやオトモアイルーを受け取れます。

発売日に東京・渋谷で開かれた記念イベント(インサイド、2017年8月25日)では、プロデューサーの小嶋慎太郎さんが、3DS版のグラフィックに満足できず Switch 版を選んだ人や、前作『クロス』を遊んだ人の購入が目立つと話していました。おすすめの遊び方としては、まず大画面で迫力を味わうこと、音の調整にも手を入れたのでヘッドホンで遊んでほしいことを挙げ、携帯モードでのプレイも勧めています。同じイベントでは、無料体験版のダウンロード数が伸びていて、ベストタイムを競ったりスクリーンショットを投稿したりと、開発側が遊んでほしかった楽しみ方が広がっている、という手応えも語られました。

発売後も更新データの配信は続き、公式サイトには2018年10月18日付で「更新データver 1.5.0」の配信の案内が載っています。また、無料体験版は現在も配信中と案内されているので、操作感が合うかどうかを買う前に確かめられるのはうれしいところです。

評価されている点

武器と狩猟スタイルの組み合わせの多さ

本作の柱は、14の武器種と6つの狩猟スタイル、そして武器ごとの大技「狩技」の組み合わせです。4Gamer の記事(2016年10月27日)によると、ダブルクロスでは新しい狩猟スタイルが2つ加わって全6種になり、全14武器種に新しい狩技が追加されました。同じ大剣でも、スタイルを変えるだけで立ち回りがまったく別物になるので、遊び方を自分で作れる自由さが、長く遊ばれている理由の1つだと思います。

モンスターの数とG級の手応え

新しいメインモンスターとして、バルファルクと鏖魔ディアブロスが加わり、メインモンスターは6頭になりました。過去作の人気モンスターも多数復活しており、海外のユーザーレビューでは「登場モンスターの多さ」「やることが尽きない」という声が特に多く見られます。ワールドより手ごわく、戦略が必要な戦いが多い点を好む声もあります。

Switchで遊べる高画質と携帯性

3DS版と同じ内容を、きれいな画面と大画面で遊べることへの満足は、国内外で共通しています。外出先で携帯モード、帰宅後はテレビ、という遊び方ができるのは、3DSとテレビの両方の良さを持つ Switch 版ならではです。

雲の上に浮かぶ飛行船と吊り橋が見える、モンスターハンターダブルクロスの拠点の風景
画像: img-eshop.cdn.nintendo.net(任天堂 ニンテンドーeショップ/マイニンテンドーストアの商品画像)(公式)

批判されている点

3DS由来の見た目と古い作り

解像度は上がったものの、もとが3DS向けのゲームなので、モデルの作りやエリアの区切り、ロードの多さは当時のままです。海外のユーザーレビューでは、グラフィックとフレームレートの物足りなさ、エリア移動のたびに入るロード、ワールドにあった快適さを高める工夫の少なさが、よく挙がる不満でした。

初心者には入りにくい

Vooks や The Daily Dot が書いているように、仕組みの説明が親切とは言えず、序盤の採取や納品のクエストを退屈に感じる人もいます。武器の強化の流れが分かりにくいという声や、一部のモンスターの強さが理不尽に感じるという声もありました。物語はあくまで狩りの背景で、ストーリーを楽しみたい人には薄く感じられそうです。

3DS版との連携は終了している

発売当時の売りだった3DS版とのセーブデータの相互移行や、3DS版とのインターネット通信プレイは、ニンテンドー3DSソフトのオンラインサービス終了に伴って利用できなくなりました。公式サイトにもその旨が案内されています。Switch 同士のローカル通信と、Nintendo Switch Online(有料)に加入したうえでのインターネット通信プレイは、最大4人で遊べます。

なぜ今も評価が高いのか

本作の評価が高い理由は、システムの新しさではなく「量と組み合わせの厚み」にあります。3DS向けに積み上げてきたモンハンの要素が、最後にまとめて1本に詰め込まれているので、遊び込むほど評価が上がりやすいんですよね。ユーザースコアがメタスコアを上回っているのも、この遊び込んだ人の満足度の高さを表していると思います。

逆に、最初の数時間で判断すると、古い操作感と説明の少なさが目立ちます。海外メディアの点数が経験者向けか初心者向けかで分かれたのは、まさにこの入口の印象の違いです。現在の Switch ではワールド以降の作りを持つ『モンスターハンターライズ』も遊べるので、同じ Switch のモンハンでも、どちらを選ぶかで体験は大きく変わります。

モンハンダブルクロスSwitch版は今から買う価値があるか

任天堂のソフト情報では、パッケージ版(現行の Best Price 版)は4,389円(税込)、ダウンロード版は4,063円(税込)です。CERO は C(15才以上対象)で、ゲーム内の言語は日本語です。

ダブルクロスSwitch版をおすすめできる人

  • 武器やスタイルを変えながら、1本のソフトを何百時間も遊び込みたい人
  • 3DS時代のモンハンの手触りや、過去作のモンスターとの再戦を楽しみたい人
  • 携帯モードとテレビの両方で、場所を選ばず狩りをしたい人

ほかのモンハンを先に検討したい人

  • ロードの少なさや快適さなど、最近のアクションゲームの遊びやすさを重視する人
  • モンハンが初めてで、丁寧なチュートリアルや導線がほしい人
  • 物語を追うことを目的に、ゲームを選びたい人

モンハンダブルクロスSwitch版は、新しさで驚かせる作品ではありませんが、遊べることの多さでは今もシリーズ屈指の1本です。メタスコア80点、ユーザースコア8.5点という数字が示すとおり、手に合えば長く付き合えるソフトです。3DS時代のモンハンを1本だけ選ぶなら、まず候補に挙がる作品だと思います。