
モンハンライズの評価・レビュー【口コミ・評判】Switch版
『モンスターハンターライズ』は、2021年3月26日に Nintendo Switch で発売されたハンティングアクションです。人気シリーズ『モンスターハンター』の本編で、日本の古い里を思わせる「カムラの里」を拠点に、巨大なモンスターの狩りに挑みます。モンハンライズの評価や口コミを調べると、Switch のアクションゲームの中でもメディアの評価がとりわけ安定しているんですよね。
まず全体像を書くと、新しい移動手段の翔蟲(かけりむし)と、背中に乗れるオトモガルクで狩りのテンポが大きく上がり、シリーズを初めて遊ぶ人にも勧めやすい作品として高く評価されたのが本作です。一方で、Switch の性能による画質の粗さや、長く遊んだ人からの物足りなさの声もあります。Metacritic、Steam、ファミ通、価格.com、開発者インタビューをもとに、その中身を整理しました。
※2026年11月8日時点の情報です。この記事では Nintendo Switch 版を中心に扱い、PC(Steam)版のレビューは参考として紹介します。
モンハンライズのメタスコアとユーザー評価
Metacritic の Nintendo Switch 版ページでは、メタスコアは88点、批評家レビューは122件でした(機種を選ぶ欄の表示では130件)。内訳は肯定的118件(97%)、賛否4件(3%)、否定的0件です。批評家のほぼ全員が肯定的という、非常に安定した評価になっています。
ユーザースコアは8.3点(評価数1,336件)で、メディアと同じく「おおむね好評」でした。内訳は肯定的1,045件(78%)、賛否192件(14%)、否定的99件(7%)です。メディアとユーザーの評価がそろって高いのが、本作の評判の大きな特徴です。
海外メディアのレビュー・評価
Metacritic に掲載された Switch 版のレビューから7つを選び、翻訳・要約しました(点数は Metacritic 上の表記です)。
Universo Nintendo 100点
決定版と呼べるモンスターハンターの体験であり、アクションが好きなら必ず遊ぶべき作品だと最高点をつけています。
Nintendojo 91点
Switch でもなめらかに動き、処理が重くなるのは非常に慌ただしい場面だけだと評価しています。過去作より遊びやすくなった点も挙げました。
Atomix 90点
シリーズに入るための理想的な入り口で、その年の最高のゲームの有力候補だと書いています。
Nintendo Enthusiast 90点
オトモガルクと翔蟲が狩りに奥深さを加えていると評価し、カムラの里の見た目の美しさも褒めています。
Power Unlimited 89点
シリーズのファンでない人を振り向かせる作品ではないとしながら、ボス戦が好きな人なら何時間も夢中になれる、と書いています。
We Got This Covered 80点
シリーズで最も手に取りやすい作品だと評価する一方、マルチプレイの接続の弱さと、携帯モードでの見えにくさが足を引っ張っていると指摘しました。
IGN France 70点
新しく始める人には良い入り口だとしつつ、長年のファンにとっては簡単にしすぎていると感じた、という評価です。
多くのレビューが共通して挙げているのが「入りやすさ」です。高い点のメディアはそれを長所とし、70点の IGN France はシリーズのファンにとっての物足りなさとして見ています。

Steam版(PC)のレビュー
本作は2022年1月12日に Steam でも発売されました。ストアページでは、日本語のレビューは「非常に好評」で、2,692件のうち81%が好評です。英語のレビューも「非常に好評」で、35,231件のうち87%が好評、直近30日のレビュー(1,102件)も89%が好評でした。Steam での価格は3,990円です。PC 版は高い解像度で遊べるため、Switch 版の画質が気になる人の選択肢にもなっています。GameBusiness.jp の記事では、現在は PS5・PS4・Xbox Series X|S・Xbox One でもダウンロード版が販売されていると紹介されています。Switch 版で始めた人が多い作品ですが、今から選ぶなら、遊ぶ場所や画質の好みで機種を決められる状況です。
国内の評価(ファミ通・価格.com)と販売本数
海外ゲーム情報サイト Gematsu がまとめたファミ通のクロスレビュー(週刊ファミ通1686号)によると、本作は10点・10点・9点・9点の合計38点でした。
価格.com のレビューでは、満足度は5点満点中3.85点で、集計対象は24件でした(2026年11月8日時点)。翔蟲による素早い移動と狩りのスピード感、初心者でも始めやすい操作、音楽の良さが褒められています。一方で、ほかの機種と比べた画質の粗さ、マップの見づらさ、中盤以降の単調さ、難しさのバランスのばらつきを指摘する声もありました。
売れ行きはシリーズでも屈指です。GameBusiness.jp の記事(2026年10月7日)によると、カプコンは本作の累計販売本数が2,000万本に達したと発表しました。数字は Switch 以外の機種を含むかどうか明記されていませんが、発売から約5年半での到達です。
開発者インタビューで語られたこと
2020年10月、東京ゲームショウのあとに行われたメディア合同インタビュー(Game*Spark 掲載)で、プロデューサーの辻本良三氏とディレクターの一瀬泰範氏が本作の狙いを語っています。
和の世界観については、一瀬氏が単純に好きだからと話したうえで、『モンスターハンターポータブル 3rd』以来となるアジア風の世界に戻ることで、シリーズの表現の幅が広がると説明していました。オトモガルクは、犬の相棒がほしいという声が多かったことと、オトモアイルーが猫なら次は犬が自然だという考えから生まれたそうです。
翔蟲のアクションについては、ゲージをためて放つ派手な必殺技ではなく、一つひとつの技として、待ち時間はあっても頻繁に使える位置づけだと説明しています。辻本氏は、携帯機でも手軽に始めて遊べるものを作るよう開発チームに求めたと話していました。クエストの開始時にフクロウのような生き物のフクズクがモンスターの居場所を教えてくれるため、どの道を通って向かうかを選ぶ楽しみに変わった、という説明もありました。
このほか、狩場にいる小さな生き物(環境生物)に触れると一時的に能力が上がる仕組みや、狩りの最中に仲間のキャラクターが日本語の音声で話しかけてくる演出も紹介されています。話しかける頻度は設定で調整できるそうで、にぎやかな雰囲気が好きな人と、静かに狩りに集中したい人の両方に配慮した作りです。モンスターを探す時間を減らし、その分を寄り道と戦いに使ってもらう、という考え方が全体に通っていることが分かります。
評価されている点
翔蟲による立体的な移動と攻撃
本作の象徴が、糸を使って空中へ跳んだり、壁を駆け上がったりできる翔蟲です。移動が速くなっただけでなく、攻撃を受けて吹き飛ばされたときに体勢を立て直すなど、守りにも使えます。Nintendo Enthusiast が「狩りに奥深さを加えた」と書いたように、シンプルな操作で動きの幅が大きく広がりました。

モンスターを操る「操竜」
翔蟲の糸を使ってモンスターに乗り、ほかのモンスターにぶつけて戦わせられる操竜も好評です。大きなモンスター同士がぶつかり合う迫力は、本作ならではの見どころになっています。
オトモガルクで狩場への移動が快適に
背中に乗って狩場を走れるオトモガルクのおかげで、モンスターを探して歩く時間が大きく減りました。フクズクがモンスターの居場所を教えてくれることと合わせて、1回の狩りにかかる時間が短く、携帯モードで少しずつ遊ぶスタイルにも合っています。
シリーズの入門に向いた作り
Atomix や IGN France がそろって「入り口」として評価しているように、初めての人でも始めやすい作りです。公式サイトによると、最大4人で遊べる集会所クエストは人数に合わせて難易度が変わり、ひとりでもオトモと一緒に挑めます。
批判されている点
Switch の性能による画質
最も多い不満は見た目です。We Got This Covered は携帯モードでの見えにくさを、価格.com の口コミはほかの機種と比べた画質の粗さを挙げています。動作そのものはなめらかだと評価されているものの、遠くの景色や細かい部分の表現では、据え置き機向けの作品との差を感じやすいようです。
長く遊ぶと出てくる物足りなさ
IGN France が「簡単にしすぎ」と指摘し、価格.com でも中盤以降の単調さを挙げる声がありました。翔蟲で立て直しやすくなった分、緊張感が薄れたと感じるシリーズのファンもいます。もっと手ごわい狩りを求める人に向けては、2022年6月30日に大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売されています。
マルチプレイの接続とマップの見づらさ
We Got This Covered はマルチプレイの接続の弱さを、価格.com の口コミはマップの見づらさを挙げています。なお、インターネット経由で遠くのプレイヤーと協力プレイをするには、有料の Nintendo Switch Online への加入が必要です。
なぜモンハンライズは幅広く支持されたのか
本作の評価がメディアとユーザーの両方で高いのは、「遊びやすさ」と「狩りの手応え」のバランスがうまく取れていたからだと思います。翔蟲やガルクで移動や準備のわずらわしさを減らしつつ、モンスターとの戦いそのものの面白さは残しました。携帯機で手軽に遊べるようにという開発側の狙いが、そのまま評価につながった形です。
一方で、シリーズを長く遊んできた人の中には、簡単になったことを物足りなく感じる人もいます。この層の不満は、拡張コンテンツのサンブレイクで手ごわいモンスターと遊びの深さを補う形で受け止められていったんですよね。本編で入門し、サンブレイクで腕を磨くという流れが、本作の楽しみ方の一つになっています。
モンハンライズは今から買っても遅くないか
公式サイトでの現在の希望小売価格は、通常版のパッケージ版が4,389円(税込)、ダウンロード版が3,990円(税込)です。発売時の価格(7,990円・税別)から大きく下がっていて、今から始めやすい価格になっています。CERO は C(15才以上対象)です。
モンハンライズが特に合う人
- モンスターハンターに興味はあったものの、難しそうで手を出せなかった人
- 携帯モードで、空いた時間に1回ずつ狩りを楽しみたい人
- 友だちと集まって、大きなモンスターに協力して挑みたい人
ほかの選択肢も比べたほうがいい人
- グラフィックの美しさを重視していて、PC など高性能な機種でも遊べる人
- シリーズの経験が長く、最初から強い緊張感のある狩りを求める人
- ひとりでじっくり物語を追う、ストーリー重視のゲームを探している人
モンハンライズは、狩りの面白さを損なわずに入り口を広げた作品です。メタスコア88点とユーザースコア8.3点がそろって高いことが、その完成度を物語っています。翔蟲で宙を舞い、ガルクで狩場を駆ける感覚が気になったなら、価格が下がった今こそ手に取りやすいタイミングです。