NieR:Automata The End of YoRHa Edition のキービジュアル

ニーア オートマタ Switch版の評価・レビュー【口コミ・評判】

『NieR:Automata The End of YoRHa Edition(ニーア オートマタ ジ エンド オブ ヨルハ エディション)』は、2022年10月6日にスクウェア・エニックスから発売された Nintendo Switch 版のアクションRPGです。2017年に発売された『NieR:Automata』に、有料だった追加コンテンツ「3C3C1D119440927」と、Switch 版だけの無料追加コンテンツ「6C2P4A118680823」を加えた内容になっています。

ニーア オートマタ Switch 版の口コミを見ると、作品そのものの評価はもともと非常に高く、そのうえで「ここまで動くとは」と移植の出来がほめられているのが大きな特徴です。フレームレートが30fps になった点には不満もありますが、携帯して遊べる価値のほうが大きいと受け止めた人が多いようです。この記事では、Metacritic、Steam、Amazon の評価と、GAME Watch の Switch 版インプレッションをもとに、評判を整理しました。

※2026年11月8日時点の情報です。

ニーア オートマタ Switch 版のメタスコアとユーザースコア

Metacritic の Switch 版ページでは、メタスコアは89点で「Generally Favorable(おおむね好評)」でした。批評家レビューは34件で、肯定的33件(97%)、賛否1件(3%)、否定的0件です。移植作でここまで高い点数がつくのは、元の作品の評価の高さに加えて、移植の品質が認められた結果だと思います。

ユーザースコアは8.7点で、588件の評価のうち肯定的499件(85%)、賛否60件(10%)、否定的29件(5%)でした。件数が多いうえに否定的な評価がわずか5%で、ユーザーからも圧倒的に支持されています。

海外メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載された Switch 版のレビューから、主なものを訳して要約しました(点数は Metacritic の表記です)。

NintendoWorldReport 100点

長年のファンであるレビュアーが、これまで遊んだ中で最高のサードパーティの Switch 移植かもしれないと絶賛。安心して人に勧められる出来だとしています。

CGMagazine 95点

必ず遊ぶべきアクションRPG の見事な移植で、今後の Switch 移植の基準になるべき仕上がりだと評価しています。

IGN Adria 90点

変化に富んだゲーム性と忘れがたい雰囲気を持つ作品で、今でもすべての人が遊ぶべき1本だとし、Switch 版も負けない出来だと書いています。

God is a Geek 90点

今でも見事で欠かせない作品だとして、とにかく遊んでほしいと強く勧めています。

COGconnected 87点

新しいプレイヤーが体験するきっかけになり、ファンには携帯して遊ぶ選択肢を与えるすばらしいパッケージだとしています。

GamersRD 85点

これほど大きなゲームをこの機種にまとめたことは見事だとし、2017年版の評価を支えた部分を保ちつつ新しい内容も加えたと評価しています。

Eurogamer Italy 70点

今でも面白いと認めつつ、解像度の低下と30fps での動作は後退だと指摘。すでに遊んだ人にとっては、携帯できることだけでは買い直す理由として弱いとしています。

緑に覆われた廃墟の都市を、大剣を背負った2B と9S が歩く場面
画像: www.jp.square-enix.com(スクウェア・エニックス『NieR:Automata The End of YoRHa Edition』公式サイト)(公式)

Steam(PC 版)と Amazon での評判

Steam で販売されているのは2017年の PC 版『NieR:Automata』で、Switch 版とは別の商品です(価格は5,280円)。参考までに見ると、英語のレビューは50,899件中90%が好評で「非常に好評」、日本語のレビューは1,680件中80%が好評でした。直近30日間でも799件中82%が好評と、発売から何年たっても新しく遊ぶ人が絶えない作品なんですよね。

国内の Amazon.co.jp では、Switch 版パッケージの商品ページが5つ星のうち4.3(1,301件の評価)でした。国内でも、Switch で遊んだ人の満足度は高い水準です。

ニーア オートマタはどんなゲームか

舞台は、異星人が送り込んだ機械生命体によって地上を奪われ、人類が月へ逃れた遠い未来の地球です。人類はアンドロイドの部隊「ヨルハ」を地上に送り込み、プレイヤーはアンドロイドの2B となって、相棒の9S とともに機械生命体と戦います。荒廃した都市や森、砂漠をめぐる中で、機械にもアンドロイドにも「心」はあるのか、という問いが少しずつ浮かび上がってくる物語です。

戦闘は、剣を振るうスピード感のあるアクションに、随行支援ユニット「ポッド」による射撃が組み合わさっています。場面によっては、横スクロールや見下ろし型のシューティングに切り替わるなど、遊び方がどんどん変わっていくのも本作らしいところです。一度クリアしただけでは物語の全体像が見えない作りになっていて、周回を重ねるごとに新しい視点が加わっていきます。

Switch 版の移植の出来

GAME Watch のインプレッション(2022年9月30日)によると、Switch 版の解像度は TV モードで1920×1080、テーブルモードと携帯モードで1280×720 です。筆者は、大画面では少しざらつきを感じるものの気になるほどではなく、テーブルモードではまったく気にならなかったと書いていました。

フレームレートは、ほかの機種の60fps から30fps になっています。筆者は自動で回避などをしてくれるオート機能を多く使う EASY で遊んだため気にならなかったとしつつ、VERY HARD をやり込む人には葛藤があるだろうと述べていました。オート機能は ZL ボタンで切り替えられ、アクションが苦手な人でも遊びやすいそうです。オートをすべて切っても、HARD くらいまでなら操作感に大きな差はなさそうだという感想も添えられていました。

ファミ通の発売日の記事によると、移植の開発は Virtuos が担当しています。収録済みの追加コンテンツ「3C3C1D119440927」は3種類の闘技場で、クリアすると関連作『NieR Replicant』のキャラクターをモチーフにしたコスチューム3種類がもらえます。CERO は D(17才以上対象)で、パッケージはリバーシブル仕様です。

Switch 版限定の無料追加コンテンツでは、コスチューム6種とアクセサリー4種に加えて、『NieR Re[in]carnation』に由来するポッドのスキン2種が手に入ります。すでにほかの機種で遊んだ人にとっても、ちょっとしたお楽しみになっていると思います。

評価されている点

心に残る物語とテーマ

Metacritic のユーザーレビューで最も多くほめられているのが、物語とテーマです。「哲学的」「感情を揺さぶられる」「忘れられない」といった言葉が並び、エンディングまで遊んで評価が大きく上がったという声も目立ちました。

史上屈指と言われる音楽

サウンドトラックを「これまで聴いた中で最高の一つ」と評する声も多く見られます。荒廃した世界に重なる歌と旋律が、物語の印象を一層強くしているんですよね。

次々と表情を変える戦闘

剣での接近戦とポッドの射撃、シューティングへの切り替わりがテンポよく続くことも、ユーザーから「速くて流れるよう」「飽きさせない」と好評でした。ジャンルの枠に収まらない遊びの変化が、長い物語を最後まで引っ張る力になっています。

携帯機でも快適に遊べる移植

ユーザーからも「よく動く」「携帯して遊ぶのに最高」という評価が多く寄せられていました。大規模な戦闘では処理が落ちることがある、グラフィックとフレームレートは他機種に劣る、と書いた人も9点をつけており、欠点を理解したうえで満足している人が多い印象です。

批判されている点

くり返しに感じるゲーム部分

ハッキングのミニゲームや戦闘が単調に感じる、2周目は水増しに思える、という声があります。サブクエストのお使いや、強化用のチップ集めの運任せな部分を挙げる人もいました。また、、不具合で先へ進めなくなったとして0点をつけたユーザーもいて、数は少ないものの、低評価の理由になっています。

2周目以降の展開は、本作の評価を分ける大きなポイントです。同じ出来事を別のキャラクターの目線で見直すことで物語の意味が変わっていくのですが、そこへたどり着く前に「また同じことをするのか」と感じて手が止まる人もいます。ここを乗り越えられるかどうかで、本作の印象はがらりと変わるんですよね。

不親切に感じる設計

マップが見づらい、仕組みの説明が少ない、という指摘もありました。GAME Watch のインプレッションでも触れられていたとおり、セーブはセーブポイントでしかできず、オートセーブには対応していません。こまめに中断したい携帯プレイでは、ここを不便に感じる人もいると思います。

30fps と解像度の割り切り

メディアの中で唯一70点をつけた Eurogamer Italy の指摘のように、映像の滑らかさを重視する人には Switch 版は物足りない可能性があります。ほかの機種で遊んだことがある人ほど、この差は気になりやすい部分です。

なぜ評価がここまで高いのか

Switch 版の評価が高いのは、移植の出来が良かったことに加えて、比べる相手がもともと名作だったからだと思います。性能の差はあっても、物語と音楽、遊びの変化という作品の核は何も削られていません。むしろ、寝る前に少しずつ進めたり、外出先で続きを遊んだりできることで、物語に浸りやすくなったという面もあるんですよね。

Switch 版を初めて遊ぶときのコツ

アクションに自信がない人は、難易度を EASY にしてオート機能を使うのが近道です。GAME Watch の筆者もこの遊び方で快適に進められたと書いており、30fps の影響も感じにくくなります。物語を味わうことが目的なら、遠慮なく頼ってよい機能だと思います。

もう一つ気をつけたいのがセーブです。自動では保存されないので、携帯モードで遊ぶときは、区切りのよいところでセーブポイントに立ち寄る習慣をつけておくと安心です。スリープで中断はできますが、充電切れなどに備えておくに越したことはありません。

ニーア オートマタ Switch 版は買いか

任天堂のソフト情報では、価格は5,280円(税込)で、2026年11月8日時点でセールは行われていませんでした。有料だった追加コンテンツと Switch 版限定の内容まで入っていることを考えると、初めて遊ぶ人には手に取りやすい価格です。

初めてニーア オートマタに触れる人、携帯機で物語をじっくり味わいたい人には、Switch 版は有力な選択肢です。一方、ほかの機種ですでにクリアしている人は、無料の追加コスチュームのために買い直すかどうか、よく考えてからでよいと思います。

Switch 版をすすめたい人

  • 物語の結末まで遊んで、考えさせられるゲームを探している人
  • アクションは苦手だが、オート機能を使って物語を楽しみたい人
  • テレビの前に座らず、好きな場所で少しずつ遊びたい人

ほかの機種を考えたほうがよい人

  • 60fps の滑らかな動きで高難度のアクションを極めたい人
  • 同じ場面を別の視点でたどる周回プレイが苦手な人
  • どこでもセーブして気軽に中断したい人

ニーア オートマタ ジ エンド オブ ヨルハ エディションは、名作の物語と音楽を、携帯機というもう一つの形で届けてくれる移植です。1周目のエンディングで終わりにせず、その先まで遊んでこそ真価が分かるので、腰を据えて付き合う覚悟で始めてほしい作品だと思います。