
ONE PIECE ODYSSEY Switch版の評価【口コミ・評判】
『ONE PIECE ODYSSEY デラックスエディション』は、2024年7月25日にバンダイナムコエンターテインメントから発売されたNintendo Switch用のRPGです。2023年1月にPS5・PS4・Xbox Series X|S・PC向けに出た『ONE PIECE ODYSSEY』の本編に、追加シナリオ「Reunion of Memories」と衣装セットをまとめて収録したSwitch版にあたります。
ONE PIECE ODYSSEYのSwitch版の口コミ・評判を整理すると、麦わらの一味の掛け合いと原作をなぞる物語はファンに好評で、ひとつにまとまったお得さも評価されている一方、画質と戦闘前の読み込みには不満が集まっているという状況です。原作への思い入れがあるかどうかで、満足度が大きく変わるタイプのRPGなんですよね。この記事では、Metacritic、Steam、Amazonと海外レビューの内容から、Switch版の評価をまとめました。
※2026年11月8日時点の情報です。
ONE PIECE ODYSSEY Switch版のメタスコアとユーザー評価
Metacriticでは、Switch版はデラックスエディションとして別のページに登録されていて、メタスコアは73点(7件)でした。内訳は肯定的3件(43%)、賛否両論4件(57%)、否定的0件です。もとのPS5版も73点(70件)なので、Switchへの移植で大きく評価を落とさなかったことがわかります。
ユーザースコアは10点満点中5.1で、評価は10件と少なめです(肯定的2件、賛否4件、否定的4件)。文章付きのレビューは2件だけで、会話が長く展開がゆっくりなこと、物語で扱われる範囲が限られていること、戦闘が手堅いものの変化に乏しいことが不満として書かれていました。件数が少ないので、全体の傾向を表すものとは言いにくい数字です。
海外メディアのレビュー
Metacriticに掲載されたSwitch版のレビューを、訳して要約しました(点数はMetacriticの表記です)。
GamingTrend 80点
見た目もよく、TVモードでも携帯モードでもおおむね快適に動く手堅い移植だと評価しています。ただし、すべての戦闘の前に読み込みが入るのは、長いRPGでは積み重なって退屈になると指摘しています。
TouchArcade 80点
追加コンテンツをすべて収録したSwitch版は、ONE PIECEが好きな人、とくにほかの機種で遊ばなかった人に気軽にすすめられるとしています。
GamersRD 75点
グラフィックは弱いものの、もとの作品の魅力と配信後の追加要素がすべてそろっていて、ファンには価値があるとしています。
Video Chums 74点
楽しく遊べたうえで、続編があるなら歯ごたえと変化をもっと増やしてほしいと書いています。
Nintendo Life 70点
基本に忠実なRPGとして楽しく遊べる一方、見た目は平凡で設計も安全策が多いとし、セールのときに買うのがよいと結論づけています。携帯モードの画面の粗さにも触れていました。
Everyeye.it 65点
読み込みの長さと見た目の弱さから、Switchへの移植は作品の良さを生かし切れていないとし、ほかの機種で遊べないときにすすめるとしています。

Steam(PC版)とAmazonでの評価
SteamのPC版『ONE PIECE ODYSSEY』は、ユーザーレビュー2,527件のうち78%が好評で「やや好評」でした。直近30日では18件中83%が好評となっています。PC版はSwitch版と本編が同じ内容なので、ゲームそのものの評価はおおむね好意的と見てよさそうです。
Amazon.co.jpのSwitch版パッケージの商品ページは、5点満点中4.3(113件)でした。星5が67%、星4が13%、星3が13%、星2が2%、星1が5%です。同じページに特典付きの版などの評価が含まれる可能性はありますが、Metacriticのユーザースコアよりかなり高く、国内の購入者には好意的に受け止められていることがうかがえます。
国内のユーザーレビューの傾向
価格.comのSwitch版のレビューは2件と少ないものの、内容は具体的でした。ひとつは、PS5版やPS4版と比べると解像度もフレームレートも明らかに落ちるが、携帯モードで遊ぶぶんには許容できるという感想です。もうひとつは、キャラクターのモデルを評価しつつ、地図の目印で行き先がわかりやすく、セーブ地点や回復地点も多いので迷わず進められると書いていました。一方で、長時間続けて遊ぶと集中が切れやすく、外出先で遊ぶには思ったほど向いていなかったという声もあります。
ONE PIECE ODYSSEYはどんなゲームか
物語は、航海の途中で大嵐に巻き込まれた麦わらの一味が、謎の島「ワフルド」に流れ着くところから始まります。そこで出会うのが、海賊嫌いの少女リムです。リムに触れられたことで一味は力を奪われ、その力を取り戻すため、「メモリア」と呼ばれる一味の記憶の世界へ旅立ちます。リムと冒険家のアディオは、原作者の尾田栄一郎氏が手がけたオリジナルキャラクターです。
メモリアでは、一味がこれまでに訪れた冒険の舞台が、記憶とは少し違う状況で再現されます。2年後の一味だからこそ描ける懐かしい世界での新しいドラマ、というのが公式サイトの打ち出し方で、原作を追ってきた人ほど楽しめる作りです。
戦闘はコマンドを選ぶターン制が基本ですが、キャラクターが戦場のいくつかの区画に分かれて戦うのが特徴です。仲間を助けるには同じ区画に移動する必要があり、「スピード・パワー・テクニック」の三すくみの相性も勝敗に関わります。戦闘の速度を上げる機能や、雑魚戦を自動で進める機能も用意されています。
Switch版の価格と仕様
Switch版の希望小売価格は6,800円+税(税込7,480円)で、パッケージ版とダウンロード版があります。CEROはB(12才以上対象)、プレイ人数は1人です。公式サイトのスペック表によると、画面解像度はTVモードで1920×1080、テーブルモードと携帯モードで1280×720、フレームレートは最大30fpsです。PS5版やXbox Series X版にある最大60fpsのパフォーマンスモードはありません。推奨データ容量は12.7GBです。
デラックスエディションには、本編クリア後に遊べる追加シナリオ「Reunion of Memories」と、「旅立ちの衣装セット」「そげキングの衣装」、Switch版で新しく作られた「水の都の衣装セット」が入っています。他機種では追加シナリオが別売りなので、これから初めて遊ぶ人にとってはまとめて手に入るのが利点です。

購入前に確認しておきたいこと
パッケージ版の早期購入特典だったアクセサリーセット「ジュエリーパック」のコードは、有効期限が2025年7月24日までで、すでに使えません。中古や在庫品を買う場合、特典は付かないものと考えておいたほうが安心です。
また、追加シナリオ「Reunion of Memories」は本編をクリアしないと始められません。本編の物語を最後まで見届けてから、後日談として楽しむ構成です。Switch版の推奨データ容量は12.7GBなので、本体の保存メモリーが少ない場合はmicroSDカードを用意しておくとよいでしょう。PC版はフレームレートの上限がない設定になっているため、なめらかさを最優先するならPC版、手軽さを優先するならSwitch版、という選び方もできます。
評価されている点
一味の掛け合いと原作をなぞる楽しさ
最も評価されているのは、麦わらの一味のやり取りです。メモリアで過去の名場面に立ち会いながら、仲間同士の会話や原作ゆかりの小ネタが次々に出てくるので、ファンにとっては思い出をたどる旅のような体験になります。Nintendo Lifeも、なつかしさとキャラクターの見せ場はファンに響くと評価していました。
Switchでも動く手堅い移植
GamingTrendによると、Switch版は30fpsを目標にしていてほぼ維持できており、戦闘中は安定しているとのことです。洞窟やメモリアの中は比較的なめらかで、島の探索中にときどきカクつく程度だと書かれています。持ち運んで遊べるRPGとして十分に成り立っている、という見方が多数派です。
追加シナリオ入りのお得さ
本編と追加シナリオ、衣装がひとつにまとまっている点は、TouchArcadeをはじめ多くのレビューで評価されています。ほかの機種で遊ばなかった人が始めるには、ちょうどよい版と言えますね。
批判されている点
戦闘のたびに入る読み込み
Switch版で最も多い不満が、戦闘が始まるたびに挟まる読み込みです。1回あたりは短くても、戦闘の回数が多いRPGでは積み重なってテンポを損ないます。Everyeye.itは、この読み込みの長さを移植の大きな弱点として挙げていました。
画面の粗さと携帯モードの見え方
草木の量や描画距離、テクスチャが他機種より抑えられていて、輪郭のギザギザも目立ちます。GamingTrendは携帯モードではカクつきが気になりやすいとしていて、Nintendo Lifeも携帯モードの画面の粗さを指摘しました。
テンポのゆるさと原作を知らない人への不親切さ
会話が長く、序盤の展開がゆっくりだという声もあります。また、過去の名場面を下敷きにした物語なので、原作の大きなネタばらしを含み、ONE PIECEを知らない人には話がわかりにくいという指摘も複数ありました。
なぜ評価が分かれるのか
本作の満足度を左右しているのは、ONE PIECEへの思い入れと、Switch版の技術面をどこまで許せるかの2点だと思います。原作が好きな人は、一味の会話と名場面の再訪だけで十分に楽しめるので、読み込みや画質も「携帯して遊べるなら許容範囲」と受け止めやすいです。反対に、RPGとしての新しさや快適さを求める人には、オーソドックスな戦闘と待ち時間が気になります。点数が70点台に集まっているのは、この両面をそれぞれのレビュアーが差し引きした結果と言えそうです。
また、MetacriticとAmazonでユーザーの評価に大きな差があるのも特徴です。海外のユーザーレビューは件数が少なく、厳しい意見が目立ちやすい一方、国内の購入者は原作ファンが中心なので、キャラクターの魅力を素直に楽しんだ人の声が多く集まっていると考えられます。
ONE PIECE ODYSSEY デラックスエディションは買いか
ONE PIECEが好きで、追加シナリオも含めてじっくり遊べるRPGを探しているなら、Switch版は手に取りやすい選択肢です。画質や読み込みの速さを重視する場合や、PS5などを持っている場合は、他機種版も比べてみてください。
おすすめしやすい人
- 麦わらの一味の会話や原作の名場面をもう一度味わいたい人
- 追加シナリオまで含めて、ひとつのパッケージで遊び切りたい人
- 据え置きと携帯を切り替えながら、少しずつRPGを進めたい人
慎重に考えたい人
- 戦闘のたびに入る待ち時間がストレスになる人
- グラフィックの美しさを重視して遊びたい人
- 原作を読んでおらず、ネタばらしを避けたい人
『ONE PIECE ODYSSEY デラックスエディション』は、一味と一緒に記憶の世界をめぐる、ファンのためのRPGです。リムとの出会いから始まる冒険が、どんな結末にたどり着くのかを確かめてみてください。