ぷよぷよテトリス2 のキービジュアル

ぷよぷよテトリス2の評価【口コミ・評判】スキルバトルは楽しい?

『ぷよぷよテトリス2』は、2020年12月10日にセガから発売されたアクションパズルです。『ぷよぷよ』と『テトリス』という2つの落ち物パズルを、1つのソフトで遊んだり対戦させたりできる『ぷよぷよテトリス』の続編で、Nintendo Switch、PS5、PS4で発売されました。Xbox Series X、Xbox Oneはダウンロード版のみで、Steam版は2021年3月24日に配信されています。

口コミ・評判をまとめると、「パズルとしての完成度は文句なし。新ルールのスキルバトルで遊び方も広がったが、前作からの変化は控えめ」という評価です。Switch版のメタスコアは80点、ファミ通のクロスレビューは34点と、どちらも安定して高い点数でした。この記事では、Metacritic、ファミ通、Steam、プロデューサーのインタビューから、Switch版の評判と、いま買うならどの版がよいかまで整理します。

※2026年11月8日時点の情報です。

ぷよぷよテトリス2のメタスコアとユーザー評価

MetacriticのSwitch版(海外名『Puyo Puyo Tetris 2』)は、メタスコア80点(27件)で「Generally Favorable(おおむね好評)」でした。内訳は肯定的23件(85%)、賛否両論4件(15%)、否定的0件です。ほかの機種は、PS4版が80点、Xbox Series X版が80点、PS5版が76点で、どの機種でもおおむね同じ評価になっています。

各メディアのレビュー・評価

Switch版のレビューから主なものを訳して要約しました(点数はMetacriticの表記です)。

Player 2 91点

2つの名作パズルを1つにまとめた、楽しくて分かりやすいパッケージだと評価しています。

NintendoWorldReport 90点

前作の良いところを残しつつ、分かりやすくなったチュートリアル、強化されたオンライン、新しいスキルバトルで磨きをかけたとしています。

Digitally Downloaded 90点

前作と同じように魅力的で楽しいが、2つのゲームを組み合わせる発想そのものは新鮮さが薄れたと指摘しました。3作目を出すなら新しいアイデアが必要だという意見です。

Jeuxvideo.com 85点

時代を問わず通用するルールで、量も中身も充実しており、対戦パズルが好きな人には欠かせない1本だとしています。

GameCritics 85点

物語が重い大作が続く中で、シンプルなことをきちんとやり遂げた、気分転換にぴったりの作品だと評価しています。

The Games Machine 82点

前作をあらゆる面で広げたうえで、RPGのような育成の要素が楽しい味付けになっていると書いています。

Hey Poor Player 80点

中身はほぼ前作の延長だと認めつつ、奥の深さと取っつきやすさから、遊ぶ価値は十分にあると結論づけました。

ユーザースコアは7.5

Switch版のユーザースコアは10点満点中7.5で、48件のうち肯定的32件(67%)、賛否9件(19%)、否定的7件(15%)でした。好評なのは、すぐ覚えられて手が止まらなくなるパズル、友だちとの対戦の盛り上がり、モードの多さです。不満としては、ぷよぷよとテトリスで戦うとテトリス側が不利に感じる、アドベンチャーの難しさが急に上がる、物語や声の演技が好みに合わない、オンラインのロビーが使いにくい、3〜4人対戦で次のブロックの表示位置が動く、といった声がありました。

ファミ通のクロスレビューは34点

週刊ファミ通1670号のクロスレビューでは、Switch版が8点、9点、8点、9点の合計34点(40点満点)でした。HPとMPを持ち、キャラクターごとのスキルを使う新ルールの新鮮さ、スキルの組み合わせを考えるチーム編成、アドベンチャーの育成と収集要素、ぷよぷよだけ・テトリスだけで競うリーグの追加が評価されています。チュートリアルが親切で、メニューも使いやすいという声もありました。

気になる点としては、スキルバトルのHPとMPの仕組みに最初は戸惑うこと、物語の進行と結び付いた育成がもどかしいこと、前作からの大きな変化を感じにくいことが挙げられていました。

Steam(PC版)での評価

SteamのPC版は、英語のユーザーレビュー1,237件のうち89%が好評の「非常に好評」でした。この数字は英語のレビューだけを集計したもので、日本語のレビューは含みません。それでも9割近くが好評という結果からは、海外の対戦好きのプレイヤーにも広く受け入れられていることがうかがえます。ストアの価格は3,850円で、スペシャルプライス版と同じ水準です。

なお、PC版とSwitch版で遊べる中身は基本的に同じです。Switch版の強みは、Joy-Conを分けてその場で2人対戦を始められる手軽さにあります。リビングで家族と遊ぶ使い方なら、Switch版を選ぶ理由は十分にあると思います。

スキルバトルで、ぷよぷよとテトリスのフィールドが並び、HPやスキルのカードが表示された対戦画面
画像: puyo.sega.jp(セガ『ぷよぷよテトリス2』公式サイト)(公式)

どんなゲームか:2つのパズルと新ルール「スキルバトル」

基本は、ぷよぷよとテトリスのどちらかを選んで対戦するゲームです。ぷよぷよを選んだ人とテトリスを選んだ人が同じ試合で戦えるのが、このシリーズならではの面白さです。そのほか、2つのゲームが25秒ごとに入れ替わる「スワップ」、ブロックとぷよが混ざって落ちてくる「ぷよテトミックス」、テトリス向けの「40ライン」「マラソン」「ウルトラ」、ひたすら連鎖を続ける「とことん」系のルールなど、遊び方はかなり多彩です。

新ルールの「スキルバトル」では、3人のキャラクターでチームを組み、HPを削り合います。MPがたまるとスキルが使え、相手のおじゃまぷよを減らしたり、自分の土台を作ったりして逆転を狙えます。HPが残っていれば、フィールドが埋まってもリセットされて続けられるので、通常の対戦より長く駆け引きが続くのが特徴です。

1人用の「アドベンチャー」は、アルルやティたちが異変の謎を追う物語です。プレイ人数は1〜4人で、オンラインでも最大4人で対戦できます。発売時の価格は税込5,489円で、2022年11月17日には税込3,850円の「スペシャルプライス」版も出ています。

プロデューサーのインタビューから見える狙い

Game*Sparkのインタビューで、シリーズのプロデューサーである細山田水紀氏が語った内容を、要点だけまとめます。

  • テトリスに慣れた人には、まずスキルバトルを勧めたい。格闘ゲームの必殺技のような感覚で遊べる
  • アドベンチャーでキャラクターのレベルを上げると、HPが増えたり新しいスキルを覚えたりするが、その効果はスキルバトルにだけ反映される
  • テトリスは落下が速くなっていくのに対し、ぷよぷよは連鎖があるぶん全体に遅い。そのため本作では、ぷよの落下速度をほかのぷよぷよ作品より速くし、プロ選手のテストプレイも参考にした
  • 上級者が必ず勝つとは限らないルールやハンデを用意し、パーティゲームとしても楽しめるようにした
  • 発売後も無料アップデートで、キャラクターやBGM、協力してボスを倒すモードなどを追加する予定(取材時点)

ユーザーの間で「テトリスが不利」という声がある一方、開発側は速さの調整で差を縮めようとしていたことが分かります。どちらの見方も、2つのゲームの違いを1つの試合に収める難しさから来ているんですよね。

評価されている点

2つの名作を1本で遊べる満足感

ぷよぷよとテトリスを両方遊べて、さらに混ぜて遊べるという中身の濃さは、ほぼすべてのレビューで評価されています。どちらか一方しか知らない人でも、もう一方を覚えるきっかけになります。

スキルバトルとアドベンチャーの育成

スキルバトルは、パズルの腕だけでなくチーム編成やカードの選び方でも勝負が決まるので、腕前に差がある相手とも楽しめます。アドベンチャーで育てたキャラクターを試せる場にもなっています。

発売後の無料アップデート

4Gamerの記事によると、無料アップデートでソニックを含む12人のキャラクター、11曲のBGM、協力してボスに挑むオンラインのモード、色覚の調整機能などが追加されました。発売時より中身が大きく増えています。

アドベンチャーモードのステージ選択画面で、すずらん中学校のマップに各ステージが並ぶ様子
画像: puyo.sega.jp(セガ『ぷよぷよテトリス2』公式サイト)(公式)

批判されている点

前作からの変化が小さい

最も多い指摘です。基本のルールやモードの多くは前作の『ぷよぷよテトリス』と共通で、前作をたくさん遊んだ人ほど新鮮さを感じにくくなります。

ぷよぷよとテトリスの有利不利

異なるゲーム同士の対戦では、どちらが有利かという議論が絶えません。とくにアドベンチャーで、テトリス側の課題が難しく感じたという声がありました。

物語と1人用の手応え

アドベンチャーの会話は明るく軽い作りで、くり返しが多いと感じる人もいます。1人で遊ぶ時間が中心の人には、物足りなさが残るかもしれません。

評価の分かれ目は前作を遊んだかどうか

メディアの点数がそろって80点前後に集まり、否定的なレビューがないことから分かるように、本作の出来そのものを疑う声はほとんどありません。点数の差を生んでいるのは、前作『ぷよぷよテトリス』をどれだけ遊んだかです。初めてシリーズに触れる人にとっては、ルールの多さもスキルバトルも新鮮に映り、「これ1本で長く遊べる」という評価になります。一方、前作をやり込んだ人には、増えた要素よりも変わらない部分が目に入り、「続編としては控えめ」という感想になりやすいんですよね。

もう1つは、誰と遊ぶかです。家族や友だちと対戦する人は、ハンデやスキルバトルで腕前の差が埋まることを高く評価しています。逆に、オンラインで本格的な対戦をしたい人は、ぷよぷよとテトリスの有利不利やロビーの使い勝手が気になりやすく、ユーザーの不満もこちらに集中していました。

Switch版とSwitch 2版の違い

2025年6月5日には、Nintendo Switch 2専用の『ぷよぷよテトリス2S』が税込5,489円で発売されました。4Gamerの記事によると、1つのフィールドを2人で操作する新モード「いっしょにぷよテト」と、Joy-Con 2のマウス操作が加わっています。同じ記事では、2Sはスキルバトルを含む12種類のルールと、対戦で使える40人のキャラクターを収録し、アドベンチャーの物語はSwitch版と同じだと紹介されています。新モードやマウス操作に興味がなければ、価格が下がったSwitch版のスペシャルプライスでも十分に楽しめます。

ぷよぷよテトリス2は買いか

落ち物パズルが好きで、前作を持っていない人には、今からでもおすすめしやすい1本です。2026年11月8日時点で、Amazon.co.jpのSwitch版スペシャルプライスの評価は5点満点中4.4(1,140件)と、件数も多く安定しています。

おすすめしやすい人

  • 家族や友だちと、1台のSwitchで手軽にパズル対戦をしたい人
  • ぷよぷよかテトリスのどちらかが得意で、もう一方にも挑戦したい人
  • 前作を遊んでおらず、シリーズを1本だけ選ぶなら新しいほうがよい人

見送ってもよい人

  • 前作をすでにやり込んでいて、まったく新しい遊びを求めている人
  • テトリスだけを本格的に極めたい人
  • 物語をじっくり楽しむ1人用のゲームを探している人

ぷよぷよテトリス2は、ルールを知っている人同士なら説明なしで盛り上がれる、息の長い対戦パズルです。久しぶりに誰かと遊ぶ日のために、1本置いておくと重宝すると思います。