ラビッツ:パーティー・オブ・レジェンド のキービジュアル

ラビッツ:パーティー・オブ・レジェンドの評価【口コミ・評判】

『ラビッツ:パーティー・オブ・レジェンド』は、2022年6月30日にユービーアイソフトから発売されたパーティーゲームです。ウサギのような姿の「ラビッツ」たちが『西遊記』の三蔵法師や孫悟空にふんして天竺を目指す、というかなり自由な設定で、50種類のミニゲームを最大4人で遊べます。もともとは2019年に中国で Switch 向けに出たタイトルで、2022年に世界向けに発売されました。

評判をひと言でまとめると、みんなで集まってテレビの前でワイワイ遊ぶ分には楽しい、ただし遊べる場面は選ぶというソフトです。ミニゲームの種類と分かりやすさは好評で、携帯モードに対応していないこと、オンライン対戦がないこと、ミニゲームの解放が遅いことが主な不満点として挙がっています。この記事では、ファミ通のクロスレビュー、Metacritic、海外メディアのレビューから評価をまとめました。

※2026年11月8日時点の情報です。Steam のストアでは本作が見つからなかったため、Steam のレビューは扱っていません。

ラビッツ:パーティー・オブ・レジェンドのメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Nintendo Switch 版のメタスコアは69点で、批評家レビューは4件でした。内訳は肯定的1件、賛否両論3件、否定的0件です。PS4 版も同じ69点(4件)で、どちらもレビュー数が少ないので、点数はあくまで目安と考えた方が良いと思います。

Switch 版のユーザースコアは10点満点の6.8点(33件)。肯定的18件、賛否8件、否定的7件と、半分以上は好意的ですが、はっきり不満を書いた人も2割ほどいます。

海外メディアのレビュー・評価

Switch 版のページに掲載されている4件のレビューを、すべて要約して紹介します。

GAMES.CH 80点

50種類のミニゲームと、解放していける多くのキャラクターがそろった、楽しくて愛きょうのあるパーティーゲームと評価。ただし遊べるのは同じ部屋に集まったときだけなので、隣に友だちがいる限り、という条件付きの褒め方でした。

ZTGD 70点

決まった流れがないので、腰を据えて遊ぶより、すき間時間に少し遊ぶ作品になっていると指摘。Wii の体感ゲームを遊んでいたころの感覚をうまく再現している点は評価していました。

Nintenduo 65点

技術的には素朴だが、ラビッツがパーティーゲームという原点に戻ったことで、楽しい方向に進んだと前向きにとらえています。

Nintendo Life 60点

しっかり作られた楽しいパーティーゲームで、人数さえそろえば数時間は遊べるとしつつ、パーティーモードでミニゲームが解放されるペースが遅いこと、オンラインがないこと、テーブルモードではほとんど遊べないことを減点理由に挙げています。

ファミ通クロスレビューは31点

国内では、ファミ通のクロスレビューが合計31点(8・8・8・7点)でした。3人が8点を付けていて、海外の点数よりも好意的な評価です。

レビュアーの意見をまとめると、体を動かす体感操作とコメディー寄りの演出が楽しい、『西遊記』との組み合わせがユニーク、ルール説明が分かりやすく初めてでも遊びやすい、体を使うもの・頭を使うもの・運任せのものがそろって全員で盛り上がれる、という点が評価されています。一方で、ジャイロ操作ではやや大きめに動かす必要があるという指摘もありました。7点を付けたレビュアーは、Switch Lite ではタイトル画面から先に進めない点に注意が必要だと書いています。

ゲームモードと遊びの流れ

本作には大きく分けて2つのモードがあります。1つ目はアドベンチャーモードで、天竺を目指す旅を4つの章に分けて描きます。Nintendo Life のニュース記事によると、章ごとにゲームボードの別の地域が舞台になっていて、ボードを進みながらミニゲームに挑む流れです。ここで経験値を稼ぐと、使えるキャラクターやミニゲームが増えていきます。

2つ目はパーティーモードで、物語を飛ばして、解放済みのミニゲームだけを選んで遊べます。好きなミニゲームを並べた自分用のプレイリストを作れるので、盛り上がったゲームだけを何度も繰り返す、といった遊び方もできます。CPU の強さも調整できるため、人数が足りないときは CPU を混ぜて4人対戦にすることも可能です。1回のミニゲームは短く、勝敗がすぐに決まるので、子どもが飽きる前に次のゲームへ移れるテンポの良さがあります。

評価されている点

水上の丸い足場で4人のラビッツが押し合い、巨大な魚に落とされないよう競うミニゲームの画面
画像: www.ubisoft.com(公式)

50種類のミニゲームは、ジャンルの幅が広い

収録されているミニゲームは50種類です。Nintendo Life によると、合図どおりに動く反射系、陣地を取り合う陣取り系、音楽に合わせたリズム系、画面に絵を描くもの、飛んでくる本を撃ち落とすものなど、種類は多彩です。公式サイトでも、2対2のチーム戦か全員がライバルの個人戦を選べ、お気に入りのミニゲームを選んで遊べると紹介されています。

Joy-Con を振って遊ぶ、分かりやすい体感操作

1人1本の Joy-Con を持って遊ぶのが基本です。Joy-Con を立てて持ち、音楽に合わせて動かすもの、横にして傾けるジャイロ操作のものなど、持ち方もミニゲームごとに変わります。始める前に操作を試せる仕組みがあるので、ゲームに慣れていない家族でもすぐに参加できるのが好評です。公式サイトも、難易度の調整と直感的な操作で誰でも遊べること、遊ぶだけでなく見ているだけでも楽しめることを特長に挙げていました。

本作は PS4 や Xbox One、PC でも発売されていますが、公式ページで「スムーズで正確なモーションコントロール」をうたっているのは Switch 版です。Joy-Con を振る楽しさを味わえるのは Switch 版ならではの強みです。

ひとりでもアドベンチャーモードを進められる

パーティーゲームでありながら、ひとりで遊べる要素があるのもファミ通のレビュアーが評価していた点です。アドベンチャーモードは CPU を相手に進められるので、家族が集まる前に子どもがひとりで遊んでおく、という使い方もできます。先にひとりでミニゲームを解放しておけば、みんなで遊ぶときの選択肢も広がります。

ラビッツ版『西遊記』の見た目と物語

ラビッツシリーズの中でも、本作の絵柄は独特です。中国の伝統的な図柄を取り入れたアートで、Nintendo Life もラビッツらしい魅力を残しながら、シリーズの中で個性のある見た目になっていると書いていました。アドベンチャーモードは4章に分かれていて、物語の登場人物はすべてラビッツ。ミニゲームをこなしながらボードを進む作りで、Nintendo Life は思ったよりまとまった物語だったと評価しています。

批判されている点

流れてくる矢印に合わせて4人のラビッツがステージで踊る、リズム系ミニゲームの画面
画像: www.ubisoft.com(公式)

携帯モードに対応していない

購入前に最も注意したいのがこの点です。ユービーアイソフトの公式ページには「携帯モードには対応していません」と明記され、Switch Lite で遊ぶには別売りの Joy-Con と、その充電手段が必要だと案内されています。さらに Nintendo Life は、本体の画面で遊ぶテーブルモードでは、ゲーム前の説明文が小さすぎてほとんど読めないと指摘しています。実質的には、テレビにつないで遊ぶ前提のソフトだと考えておくべきです。

オンライン対戦がない

遊べるのはローカルの最大4人までで、オンライン対戦には対応していません。離れた友だちと遊べないので、集まる機会が少ない家庭では出番が限られます。家族で帰省したときや友だちが遊びに来たときなど、人が集まる日のためのソフトと割り切る必要があります。

ミニゲームの解放に時間がかかる

パーティーモードのミニゲームは、最初からすべて選べるわけではありません。アドベンチャーモードで経験値を稼いでレベルを上げると、キャラクターやミニゲームが増えていく仕組みです。Nintendo Life はこの解放のペースがとても遅く、全部そろえるにはストーリーを何時間も遊ぶ必要があると不満を書いています。買ってすぐ大人数で全種類を遊びたい、という使い方には向きません。

ミニゲームの中身は王道寄りで、目新しさは控えめ

ファミ通のレビュアーのひとりは、ミニゲームの内容を王道的な印象と表現していました(このレビュアーも、ルール説明の分かりやすさは高く評価しています)。Nintenduo も技術面は素朴だと書いていて、映像の迫力や、これまでにない仕掛けを期待すると肩すかしになるかもしれません。反射神経を競う、陣地を奪い合う、リズムに合わせるといった定番の遊びを、ラビッツの演出で味付けした作品と考えるのが近いと思います。

評価が分かれる理由

遊ぶ人数と場所がそろうかどうか

本作の満足度は、ゲームの中身より遊ぶ環境で決まる部分が大きいと思います。家族や友だちが週末にリビングに集まる家なら、短い時間で決着がつくミニゲームを次々と遊べて、十分に元が取れます。逆に、ひとりで遊ぶ時間が中心の人や、携帯モードで遊ぶことが多い人には、魅力の大半が生かせません。海外の点数が伸びなかったのも、この「条件付きの楽しさ」が理由になっています。

ほかのパーティーゲームと比べるかどうか

Switch には定番のパーティーゲームが多くあります。ZTGD が「ほかのパーティーゲームにはあまりない弱点」として短時間向きの構成を挙げたように、すでに定番作を持っている人は、比べると物足りなさを感じやすいはずです。一方、ファミ通のレビュアーのように、ラビッツらしいドタバタ劇と『西遊記』の取り合わせそのものを新鮮に感じる人もいます。

値段に見合うと感じるかどうか

Nintendo Life は、楽しく磨かれたパーティーゲームだと認めたうえで、いくつかの欠点のせいで定価に見合うとは言いにくい、と結論づけていました。逆にファミ通の評価は全員が7点以上です。月に何度も家族で遊ぶ家庭なら値段以上に使えますし、年に数回しか集まらないなら割高に感じる。遊ぶ頻度によって、同じソフトの値打ちが大きく変わるタイプだといえます。

ラビッツ:パーティー・オブ・レジェンドは買いか

ファミ通の掲載情報では、価格は4,400円+税(税込4,840円)です。プレイ人数は1〜4人で、遊ぶにはテレビモードか、Joy-Con を別に用意したテーブルモードが必要になります。

この遊び方なら楽しめる

  • 子どもや家族と、テレビの前で体を動かしながら盛り上がりたい人
  • ルールの説明が短く、ゲームに慣れていない人でも入りやすいソフトを探している人
  • ラビッツのドタバタしたノリや、中国風のかわいい見た目が好きな人

ほかのソフトを検討したい人

  • Switch Lite しか持っていない、または携帯モードで遊ぶことが多い人
  • 離れた友だちとオンラインで対戦したい人
  • 買ったその日から全ミニゲームを自由に選びたい人

集まる人数と場所がそろうなら、気軽に盛り上がれるパーティーゲームとして十分に役目を果たしてくれます。まずはアドベンチャーモードをひとりで少し進めてミニゲームを増やしておき、みんなが集まる日に備える。そんな準備をしておくと、本作の楽しさをいちばん引き出せると思います。