
レッド・デッド・リデンプション Switch版の評価【口コミ・評判】
『レッド・デッド・リデンプション』のNintendo Switch版は、2010年にPS3とXbox 360で発売された西部劇オープンワールドアクションの移植版です。ダウンロード版が2023年8月17日に配信され、パッケージ版は2023年11月9日にテイクツー・インタラクティブ・ジャパンから発売されました。ゾンビが登場する外伝『アンデッド・ナイトメア』も最初から収録されています。
口コミ・評判をまとめると、移植の出来は上々で、名作を携帯機で遊べる喜びは大きい。ただし価格とオンライン要素の削除には不満が残るという評価です。批評家の点数は高めですが、ユーザーの評価は値段への反発で下がっています。この記事では、Metacritic、Steam、国内外のレビュー、映像の技術検証をもとに、Switch版の評価を整理しました。
※2026年11月8日時点の情報です。
レッド・デッド・リデンプション Switch版のメタスコアとユーザー評価
Metacritic のNintendo Switch版(『Red Dead Redemption and Undead Nightmare』)のメタスコアは83点で、「おおむね好評」でした。批評家レビュー23件の内訳は、好意的21件、中間2件、否定的0件です。同じページで、PS4版は78点(11件)と表示されていて、Switch版のほうが高く評価されています。
一方、ユーザースコアは6.8点(526件)にとどまります。内訳は好意的338件、中間64件、否定的124件。好意的な声の多くは「Switchでも滑らかに動き、思った以上にきれい」と移植を評価するもので、否定的な声は「10年以上前のゲームなのに当時と同じような値段」と価格を問題にするものが目立ちました。
海外メディアのレビュー・評価
Gaming Age 100点
2010年の作品が2023年の今も通用すると断言し、初めての人にも、久しぶりに遊ぶ人にも価値があると評価しています。
Nintenderos 95点
新要素もオンラインモードもないことを認めたうえで、色あせない傑作であり、携帯して遊べるのがうれしいとまとめています。
JeuxActu 95点
2010年当時の品質を忠実に保った移植で、Switchでもオープンワールドを十分に扱えることを示したと書いています。
Vooks 90点
テレビでも携帯モードでもよく動くとしつつ、オンラインの自由行動がなくなったことは残念だと指摘しています。
Vandal 90点
手を加えずに移した移植で、マルチプレイは失われたものの、より多くの機種でこの作品が遊べるようになったこと自体に意味がある、という見方です。
CD-Action 90点
雰囲気、脚本、ミッションの質は今も新しい作品に引けを取らず、西部劇に興味がない人でも楽しめると評価しています。
PC Games 90点
グラフィックと操作はうまく機能していると評価。マルチプレイがないことと価格の高さを欠点に挙げながらも、『アンデッド・ナイトメア』が入っている点を評価しています。
TouchArcade 90点
携帯して遊びたい人や初めての人に勧められる一方、ジャイロ操作(本体の傾きでの照準)に対応していないのは残念だと書いています。
Impulsegamer 86点
15才以上のプレイヤーに勧めたい、Switchでは他に代わりのない大規模な体験だと評価。『アンデッド・ナイトメア』は小ぶりなおまけという位置づけでした。
Nintenduo 85点
動作は安定しているものの、硬い操作感とモーション操作がないことで、古さを感じるという評価でした。
国内の評価:ファミ通のプレイ記事
ファミ通.com はパッケージ版の発売に合わせて、Switch版を遊んだ記事を掲載しています。オリジナル版と比べても見劣りせず、グラフィックのきれいさに驚いたと好意的です。ロード時間は長くなく、動作も快適とのこと。携帯モードでは遠くの敵が見づらい場面もあるものの、照準を合わせる補助があるので普通に遊ぶ分には困らない、と書いています。
2010年当時はCERO Zで手が出せなかった人も、今なら気軽に遊べるはず、という一文も印象的でした。未プレイの人にこそ勧めたいという立場の記事です。
Steam(PC版)の評価
PC版は2024年10月29日に配信されました。Steam のストアページでは、ユーザーレビュー21,199件中92%が好評で、「非常に好評」です。作品そのものへの支持はとても厚く、Switch版のユーザースコアの低さは、やはり内容より価格や仕様への不満から来ていると考えられます。
レッド・デッド・リデンプション Switch版で評価されている点

テレビで1080p、携帯で720pの安定した移植
移植はDouble Eleven が担当しました。映像の技術検証で知られる Digital Foundry の分析によると、Switch版の解像度はテレビモードで1080p、携帯モードで720p。フレームレートはほぼ30fpsで安定し、夜のアルマジロの酒場に着いたときなど、限られた場面で20fps台後半に落ちる程度でした。2010年のオリジナル版より明らかに高性能で、PS4版と比べても少なくとも同等という評価です。
西部の暮らしそのものが遊びになる
主人公は元無法者のジョン・マーストン。物語を進める合間に、街で決闘を申し込まれたり、荒野で狩りの勝負を挑まれたり、お尋ね者を投げ縄で捕まえて保安官に引き渡したりと、寄り道の種類がとても多いんですよね。暴漢に襲われている人を助けるかどうかもプレイヤー次第です。ファミ通の記事も、こうした出来事が自然に起きる西部劇の魅力は色あせていないと書いていました。
『アンデッド・ナイトメア』が最初から入っている
収録されている『アンデッド・ナイトメア』は、同じ舞台がゾンビであふれる外伝です。たいまつでゾンビを燃やしたり、聖水を振りかけたりと、本編とは違う緊張感があります。Vooks は、本編よりボリュームは小さいものの、黙示録の4頭の馬や伝説の生き物を探す寄り道は時間をかける価値があると評価していました。オリジナル版の特典だった武器や衣装も収録されています。
Switch版だけの実績も追加
ファミ通によると、Switch版にはゲーム内の実績が新たに用意されていて、やり込みの目標になります。徒歩で動くときの小回りや止まりやすさも、以前より良くなったように感じたそうです。
レッド・デッド・リデンプション Switch版で批判されている点
価格が高いという不満
ユーザーの評価を最も押し下げたのが値段です。海外のダウンロード版は49.99ドルで、発表直後から、13年前のゲームの移植にしては高いという声が上がりました。GameBusiness.jp によると、テイクツーのストラウス・ゼルニックCEOはこの価格を「商業的に適正」と説明し、『アンデッド・ナイトメア』を含むことから「お買い得」だという考えを示しています。国内のパッケージ版の希望小売価格は6,820円(税込)でした。
オンラインのマルチプレイがない
オリジナル版にあったオンラインのマルチプレイは収録されていません。仲間と荒野を自由に走り回る遊びを覚えている人ほど、物足りなく感じると思います。Vooks、Vandal、PC Games など、高得点をつけたメディアもこの点だけは欠点として挙げていました。
リマスターではなく「そのままの移植」
AUTOMATON は、ゼルニック氏が2021年に「単純な移植はしない」という趣旨の発言をしていたことから、今回の内容と矛盾するのではという指摘が出たと伝えています。見た目や仕組みを一新したリマスターを期待していた人にとって、解像度が上がった程度の移植は物足りなかったわけです。
2010年当時のままの古さ
ファストトラベルには焚き火を用意する必要があり、依頼の受注や店の利用は時間帯に左右されます。動物の皮をはぐ動作も毎回入るので、狩りのテンポが悪く感じることも。ファミ通も、こうした仕様に古さを感じると書いています。今の目で見ると、表現の一部に古い偏見が残っていることを Vooks は指摘していました。
Nintendo Switch 2 Editionも登場
2025年12月2日には、Nintendo Switch 2 向けの『Nintendo Switch 2 Edition』が発売されました。ファミ通によると、60fps、DLSS、HDR、高解像度に対応し、マウス操作にも対応しています。Switch版のセーブデータは Switch 2 版へ引き継げます。Metacritic では、Switch 2 版が8件の批評家レビューで88点と、Switch版より高い評価でした。Switch版からのアップグレードの条件は、購入前にニンテンドーeショップの案内で確認してください。
評価が割れる理由
作品の価値と値段の価値は別物
批評家は「この名作が今も楽しめるか」を見て高い点をつけ、ユーザーの一部は「この内容にこの値段は妥当か」で厳しい点をつけました。同じ作品でも、何を基準にするかで評価がここまで分かれる好例だと思います。セール価格や廉価版で手に入れるなら、値段への不満はかなり薄まるはずです。
初めて遊ぶか、遊び直すか
初めての人にとっては、物語も世界も新鮮で、多少の古さは気になりにくいものです。一方、PS3やXbox 360で遊び込んだ人は、新要素がほぼないことに目が行きます。多くのレビューが「未プレイの人に勧めたい」と書いているのは、このためでしょう。
持ち運べることに価値を感じるか
Switch版の最大の個性は、広大な西部を手元の画面で旅できることです。寝転がって少しだけ狩りをする、移動中にサブの依頼を1つ片付ける、といった遊び方に魅力を感じるなら、多少の値段の高さは気にならないかもしれません。反対に、家のテレビでしか遊ばない人には、この利点が生きず、PC版や後発の Switch 2 版と比べて割高に見えやすいはずです。
レッド・デッド・リデンプション Switch版は買いか
プレイ人数は1人、CEROはZです。2010年の名作を手元で遊べる移植として、完成度は十分に高いと思います。
この移植を楽しめそうな人
- 西部劇の世界で、狩りや賞金稼ぎなどの寄り道をじっくり楽しみたい人
- 当時は遊べなかった、または未プレイのまま気になっていた人
- 本編と外伝をまとめて、携帯モードでも遊びたい人
購入を見送ってもよさそうな人
- オリジナル版を遊び尽くしていて、新しい要素を求めている人
- オンラインで仲間と一緒に遊ぶことが目当ての人
- 古いゲームの不便さ(移動や狩りのテンポ)が苦手な人
遊ぶ順番は、まず本編から始めるのがおすすめです。『アンデッド・ナイトメア』は本編と同じ舞台を使うので、地理や登場人物になじんでから遊んだほうが、変わり果てた街の様子を楽しめます。携帯モードで遠くの敵が見づらいときは、テレビにつないで撃ち合いの多い任務を進め、移動や狩りは携帯モードで、という使い分けもできます。
ジョン・マーストンの旅は、今遊んでも胸に残るものがあります。値段に納得できるタイミングで手に入れて、荒野の夕焼けの中を馬で駆けてみてください。Switch 2 を持っているなら、より滑らかに動く Switch 2 版も選択肢に入れておくといいと思います。