
ロマサガ2 リベンジオブザセブンの評価・レビュー【口コミ・評判】
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、2024年10月24日に Nintendo Switch、PS5、PS4 で発売されたRPGです(Steam 版は10月25日)。1993年12月にスーパーファミコンで発売された『ロマンシング サ・ガ2』を、グラフィックを3Dにして作り直したフルリメイクで、2025年7月31日にはダウンロード専売の Nintendo Switch 2 Edition も登場しました。
ロマサガ2 リベンジオブザセブンの口コミを見ていくと、原作の骨格を残したまま、戦闘と情報表示を今の感覚に合わせたことが、古参にも新規にも受け入れられたという評判が中心です。スクウェア・エニックスは2026年10月23日に累計販売本数100万本の突破を発表しており、数字の面でも支持の広さが表れています。ここでは Metacritic、Steam、Amazon の評価と開発者のインタビューから、その理由を探っていきます。
※2026年11月8日時点の情報です。Switch 版の評価を中心に紹介します。
ロマサガ2 リベンジオブザセブンのメタスコアとユーザースコア
Metacritic の Switch 版ページでは、メタスコアは82点で「Generally Favorable(おおむね好評)」でした。批評家レビューは13件で、肯定的11件、賛否2件、否定的0件です。PS5 版は31件で79点、PC 版は82点、Switch 2 版は4件で79点と、機種によって数点の差がありました。
Switch 版のユーザースコアは7.8点で、肯定的15件、否定的5件という表示でした(全体の件数はページに書かれていませんが、内訳から20件と読み取れます)。PS5 版は178件で8.2点なので、評価の水準はおおむね同じだと考えてよさそうです。
海外メディアのレビュー・評価
Switch 版に寄せられたレビューから、主なものを訳して要約しました(点数は Metacritic の表記です)。
NintendoWorldReport 95点
2024年のお気に入りの1本で、Switch のターン制RPGの中でも最高峰かもしれないと絶賛。この開発チームに今後のサガシリーズも任せてほしいと書いています。
RPGamer 90点
現代的な便利機能と難易度調整を加えつつ原作に忠実な作り直しで、サガシリーズの中で間違いなく最高の作品だと評価しています。
But Why Tho? 90点
時代を飛び越えて進む壮大な物語をほめ、戦闘は引き締まっていて手応えがあり、探索の自由度も高いとしています。
Meristation 85点
プレイヤーの判断が意味を持つ見事なリメイクで、ジャンルの中でも屈指の作品だとしています。
Cubed3 90点
原作に忠実でありながら、遊びの奥行きを増やしてバランスも整えたと評価。大事なところは守りつつ体験を底上げしたリメイクだとしています。
Gamereactor UK 80点
JRPG 好きに勧められる作品だとし、世代を受け継いでいく仕組みは一度試す価値があると書いています。
Gaming Age 80点
堅実なRPGで優れたリメイクだと評価し、スクウェア・エニックスが FF やドラクエ以外の作品にも力を入れていることを歓迎しています。
GameSpot 80点
日本以外では正当に評価されてこなかった名作の優れたリメイクで、仕組みを掘り下げるのが楽しいとまとめています。
GamingTrend 80点
システムと探索を評価する一方、技術的な問題や細かな作りの粗さには不満も残ると指摘しています。
なお PS5 版では、GamersRD が40点をつけ、見た目以外の変化が少なく、物語やキャラクターも印象に残らないと厳しく評価していました。原作の作りそのものが合わない人には、リメイクでも響かない場合があるということだと思います。

Steam と Amazon でのロマサガ2 リメイクの評価
Steam 版の価格は6,820円です。日本語のレビューは1,549件中96%が好評で「圧倒的に好評」と、今回調べた中でも際立って高い評価でした。英語のレビューも979件中90%が好評で「非常に好評」、直近30日間は77件中92%が好評です。
Amazon.co.jp では、Switch 版パッケージ(Amazon.co.jp 限定特典付き)の商品ページが5つ星のうち4.6(1,551件の評価)でした。AUTOMATON の報道(2026年10月23日)では、PlayStation Store での評価も5点満点中4.73点とされていました。
ロマサガ2 リベンジオブザセブンはどんなゲームか
舞台はバレンヌ帝国です。プレイヤーは歴代の皇帝となり、伝説の「七英雄」との数千年にわたる戦いに挑みます。皇帝の能力や技を次の世代へ受け継ぐ「皇帝継承」で、代替わりしながら帝国の歴史を進めていくのが最大の特徴です。
どの地域から攻略するか、どの依頼を受けるかで歴史が変わる「フリーシナリオ」、戦闘中に新しい技を習得する「閃き」、隊列の組み方で能力が変わる「陣形」といった原作の要素は、そのまま受け継がれています。そこに、仲間の技を組み合わせて発動する新要素「連携」と、行動順が見えるタイムライン制のバトルが加わりました。
任天堂のソフト情報では、グラフィックの3D化とバトル・成長システムの現代化に加えて、BGM のアレンジ、ボイス、難易度選択の対応をうたっています。公式サイトによると無料体験版も配信されていて、セーブデータは製品版に引き継げます。2025年9月25日には Xbox Series X|S と Windows 向けにも発売され、現在は Switch 2、Switch、PS5、PS4、PC で遊べるようになっています。
プロデューサーが語ったリメイクの方針
Game*Spark のインタビュー(2024年9月19日)で、プロデューサーの田付信一さんは、戦闘の入力方法を大きく変えたことを説明していました。原作はターンの最初に5人分の行動をまとめて決める方式でしたが、本作は行動順に1人ずつ入力します。タイムラインに敵の行動も表示されるので、危険な攻撃に備えて細かく作戦を立てられるようになりました。
田付さんはほかにも、敵の弱点や地相といった見えにくい情報を表示し、重要な NPC には「!」マークを付け、七英雄の撃破数や帝国の領土、イベントの進み具合を確認できるようにしたと話しています。原作で「どこへ行けばいいか分からない」と感じた人への配慮です。サガシリーズは作品数が多く、どれから遊べばよいか迷う人が多いので、本作を入門としても遊んでほしいとも語っていました。
シリーズの生みの親である河津秋敏さんは、電ファミニコゲーマーの記事(2025年3月14日)で、ダンジョンの数まで知っていたので最初は作りきれるのか心配したが、完成品はとても完成度が高かったと振り返っています。特に良かった点としてマップ探索の面白さを挙げ、宝箱の見せ方などでプレイヤーを自然に導く作りを評価していました。リメイクで加わった七英雄の過去を描くイベントについては、最初は必要なのかと感じていたものの、存在感や深みが増したという好意的な声が多く、意外だったとも話しています。
田付さんは皇帝継承についても、皇帝が死ぬことは継承の条件ではないと解釈していると述べています。退位を2回続けて行えない制限は、全員を退位させてから攻略するような遊び方を防ぐためだそうです。陣形も行動順への影響を残しつつ、固まって動くと咄嗟の回復ができなくなるという弱点を持たせたとのことで、原作の仕組みを一つずつ考え直して作ったことが伝わってきます。

評価されている点
原作の魅力を壊さない作り直し
レビューで最も多いのは、皇帝継承やフリーシナリオといった独特の仕組みを残しながら、見た目と操作を今の水準に引き上げた点への評価です。「忠実であるべきところは忠実で、そのうえで体験を良くしている」という趣旨のレビューも見られました。
戦略性が増したバトル
1人ずつの入力とタイムラインによって、敵の大技の前にパリイなどの防御技を合わせるといった駆け引きが生まれました。連携で大ダメージを狙う楽しさもあり、「戦闘が気持ちいい」という声が目立ちます。
誰でも最後まで遊べる難易度設定
原作は理不尽なほど難しい場面があることで知られていましたが、本作では難易度を選べます。情報が見やすくなったこともあって、原作で挫折した人が初めてクリアできた、という感想もよく見かけました。
批判されている点
世代交代で育てた仲間と別れる
Metacritic のユーザーレビューには、物語の途中で時代が大きく進み、手間をかけて育てたパーティが入れ替わることに強い不満を書いた人がいました。皇帝継承という作品の根幹に関わる仕組みなので、ここが合わないと評価は大きく下がります。
引き継げない装備やアビリティ、薄いクリア後
代替わりのたびに装備やアビリティを付け直す手間がある、クリア後に遊べる要素が少ない、という指摘もありました。9点をつけたユーザーでさえ、この点は惜しいと書いています。
シンプルに感じる部分
海外のメディアからは、戦闘の仕組みがやや単純、世界の作りが簡素、音楽の繰り返しが気になる、という意見も出ていました。大作RPGのような作り込まれた街やイベントを期待すると、物足りなく感じる部分はありそうです。
海外より国内で評価が高いのはなぜか
メタスコアは80点前後なのに、日本の Steam や Amazon ではほぼ満点に近い評価が並んでいます。この差は、原作との距離の違いから来ていると思います。日本ではスーパーファミコン版を遊んだ世代が多く、「あの皇帝継承が、迷わず遊べる形でよみがえった」こと自体に価値を感じる人が多いんですよね。
一方、海外では原作がほとんど知られていなかったため、メディアは一本の新作RPGとして見ています。そうなると、街の作り込みや物語の演出の控えめさが目に付きやすく、点数が少し伸びにくくなったのだと考えられます。
ロマサガ2 リベンジオブザセブンは買いか
任天堂のソフト情報によると、Switch 版の価格は6,820円(税込)です。2026年11月8日時点ではセール中で、11月20日23時59分まで60%引きの2,728円でダウンロード版を購入できました。Switch 2 Edition(6,820円)もありますが、Switch 版を持っている人は1,000円のアップグレードパスで移行でき、セーブデータも共有できます。
まず体験版で戦闘の手触りを確かめ、気に入ったらセール中のダウンロード版を選ぶのが、いちばん失敗の少ない買い方だと思います。2027年2月16日には『ロマンシング サガ3』のリメイクも発売予定なので、その前にシリーズに触れておくのもよいタイミングです。
おすすめしたい人
- 何世代にもわたる帝国の歴史を、自分の選択で動かしてみたい人
- 行動順を読みながら技を選ぶ、駆け引きのあるターン制バトルが好きな人
- 原作で挫折した経験があり、遊びやすくなった形で再挑戦したい人
合わないかもしれない人
- 一つのパーティを最後まで育て上げたい人
- はっきり導かれる一本道の物語を好む人
- クリア後のやり込み要素を重視する人
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブンは、30年以上前の挑戦的なRPGを、今の遊び手が迷わず楽しめる形に整えたリメイクです。皇帝が代わるたびに帝国の物語が自分のものになっていく感覚は、ほかのRPGではなかなか味わえないと思います。