Shadow Labyrinth のキービジュアル

Shadow Labyrinthの評価【口コミ・評判】ダークなパックマンは難しい?

『Shadow Labyrinth(シャドウラビリンス)』は、2025年7月17日にバンダイナムコエンターテインメントから発売された探索型2Dアクションです。Nintendo Switch版とSwitch 2版、PS5版、Xbox Series X|S版が同じ日に、Steam版は翌18日に発売されました。パックマン45周年の企画のひとつで、あのパックマンをダークな世界観で描き直した、いわゆるメトロイドヴァニアです。

Shadow Labyrinthの口コミ・評判をまとめると、パックマンを大胆に作り変えた発想と、敵を「喰らって」強くなる遊びは評価されたが、発売時の厳しい難度とセーブ地点の少なさで評価が大きく割れた作品です。2025年11月の大型アップデートで遊びやすいモードが追加され、発売直後とは印象が変わっている点も押さえておきたいところなんですよね。この記事では、Metacritic、Steam、Amazonの評価と開発者インタビューから、評判を整理しました。

※2026年11月8日時点の情報です。

Shadow Labyrinthのメタスコアとユーザー評価

MetacriticのSwitch版のメタスコアは73点ですが、レビューは4件(肯定的2件、賛否両論2件)と少なめです。レビューの多いSwitch 2版は65点(21件)で、ページの表示上は肯定的5件、賛否両論13件、否定的1件でした。PS5版は68点、Xbox Series X版は70点、PC版は64点と、どの機種も60点台後半から70点前後に収まっています。

Switch版のユーザースコアは10点満点中5.5ですが、評価は4件だけです。文章付きのレビュー3件はいずれも、パックマンとメトロイドヴァニアを組み合わせた発想や雰囲気をほめる一方、能力がそろうまで探索が制限されて進行がもたつくこと、終盤で難度が急に上がること、敵の種類が少ないこと、強化の仕組みがわかりにくいことを不満に挙げていました。二段ジャンプを手に入れる中盤あたりから一気に面白くなる、という感想もあります。

海外メディアのレビュー

Metacriticに掲載されたSwitch版とSwitch 2版のレビューを、訳して要約しました(点数はMetacriticの表記です)。

Hobby Consolas 85点(Switch版)

パックマン初のメトロイドヴァニアとして、ジャンルの基本にソウルライクの要素を組み合わせた、やめどきを見失う作品だと評価しています。

Loot Level Chill 90点(Switch 2版)

暗く荒々しいパックマンの外伝で、近年のメトロイドヴァニアの中でも特に力強い一本としています。

Shacknews 80点(Switch 2版)

奇妙で難しく野心的な作品で、休みなく押し寄せる展開が合う人にとってはカルト的な名作になりうると書いています。

Nintenduo 80点(Switch版)

ダークで戦略的な描き方、絵作り、バランスの取れた仕組みと公平な難度を評価する一方、操作の正確さに欠ける点が足を引っぱっているとしています。

Nintendo Life 70点(Switch 2版)

新鮮な切り口と主人公の魅力ですすめられるものの、思わず声が出るような瞬間はなかったとしています。

Nintendo Insider 70点(Switch 2版)

核となる部分は素晴らしいが、細かな不満が積み重なり、TVモードでの動作の乱れも残念だと指摘しています。

CGMagazine 65点(Switch版)

面白い発想はいくつかあるものの、メトロイド的な体験の中心となる部分で物足りないと評価しています。

Cultura Geek 60点(Switch版)

ジャンルの定石をなぞるだけで冒険がなく、パックマンの世界を広げる作品としても届き切っていないとしています。

赤く縁取られた巨大な黒い影の怪物と対峙する場面
画像: shadowlabyrinth.pacman.com(バンダイナムコエンターテインメント『Shadow Labyrinth』公式サイト)(公式)

Steam(PC版)とAmazonでの評価

SteamのPC版は、ユーザーレビュー279件のうち好評が54%で「賛否両論」でした。メディアの評価と同じく、好みがはっきり分かれていることがわかります。

Amazon.co.jpのSwitch版パッケージの商品ページは、5点満点中3.4(39件)でした。星5が46%と最も多い一方で、星1も27%あり、星2の6%、星3の10%、星4の11%と比べると、両極端に割れているのが特徴です。強く気に入った人と、合わずに投げ出した人に分かれている様子が数字にも表れています。なお、同じ商品ページに別の版の評価が含まれている可能性があります。

Shadow Labyrinthはどんなゲームか

プレイヤーは、謎の黄色い球体「PUCK」によって、荒廃した惑星に「8番目」の適合者として呼び出された剣士です。戦争の遺物が残る世界で、敵を倒して喰らい、新しい能力を手に入れながら、遠くにそびえる巨大な塔を目指します。剣で戦う「剣士」、特殊なレーンの上を駆け抜ける「ミニパック」、圧倒的な力で形勢を逆転できる巨大な姿「GAIA」を切り替えて進むのが基本です。

途中には、パックマンらしい迷路のステージ「MAZE」も用意されています。ファミ通のインタビューで、プロデューサーの相澤誠吾氏は、パックマンの要素の中から「迷路」に注目し、迷路のような構造を持つ探索型2Dアクションならダークなパックマンを表現しやすいと考えたと話していました。想定ボリュームは約30時間とされています。

4Gamerのインタビューでは、製作総指揮の高橋徹氏や世界設定を担当した夛湖久治氏も参加し、ナムコの過去作へのオマージュを世界観に盛り込んだことが語られています。Prime Videoのアニメ『シークレット・レベル』のパックマンのエピソードが本作の前日談になっているのも、ファンには見逃せない点です。

Switch版の価格とSwitch 2版の扱い

公式サイトによると、通常版の希望小売価格は3,600円+税(税込3,960円)、デジタルアートブックとサウンドトラックが付いたデジタルデラックスエディションは4,500円+税(税込4,950円)です。CEROはB(12才以上対象)、プレイ人数は1人です。2026年7月には発売1周年を記念して最大50%オフのセールが行われたと公式サイトで告知されていたので、急がない人はセールの時期を待つのもひとつの手です。なお、Switch版のデータ容量は5GB、Switch 2版は10GBが必要です。

Switch版を買うと、無料のアップグレードパスでSwitch 2版も遊べます。Switch版の画面解像度はTVモードで1920×1080、テーブル・携帯モードで1280×720、フレームレートは可変60fpsです。Switch 2版はTVモードで3840×2160、携帯モードで1920×1080に上がります。気をつけたいのは「Nintendo Switch 2 Edition」のパッケージ版で、中身はゲームカードではなくダウンロード番号が印字された紙です。中古で売るつもりの人や、カードで持っておきたい人は確認しておきましょう。

剣士が岩場で敵に斬りかかる横スクロールの戦闘画面
画像: shadowlabyrinth.pacman.com(バンダイナムコエンターテインメント『Shadow Labyrinth』公式サイト)(公式)

評価されている点

パックマンを作り変えた大胆な発想

最も多く評価されているのが、明るく親しみやすいパックマンを、暗く不穏な世界の案内役に置き換えた発想です。PUCKの本当の目的は何なのか、という謎が物語を引っぱり、パックマンを知っている人ほど「そう来たか」と感じる仕掛けが多いんですよね。Hobby ConsolasやLoot Level Chillのように、この大胆さを高く買うメディアもありました。

敵を喰らって強くなる戦闘とボス戦

倒した敵を喰らって素材や力を得る仕組みは、パックマンがエサを食べる動きをアクションに落とし込んだものです。歯ごたえのあるボス戦も好評で、Pocket Tacticsは戦闘の楽しさと強敵の手応えを評価していました。

迷路をくぐり抜ける探索の手応え

入り組んだ地形を少しずつ開いていく探索は、まさに迷宮をさまよう感覚です。試行錯誤しながら道を切り開く手応えがある、という国内の先行プレイの感想もありました。

批判されている点

発売時の難度とセーブ地点の少なさ

発売直後に最も多かった不満は、難度の高さと、やり直し地点の少なさでした。Nintendo Lifeも、多くのプレイヤーが厳しい難度と渋いチェックポイントを批判していると報じています。倒されると長い距離を戻らされることも、Amazonで星1が多くなった一因かもしれません。

ミニパックの操作と進行のもたつき

レーンの上を走るミニパックの動きが思いどおりにならない、序盤は移動手段が少なく探索がもどかしい、といった声もありました。Nintenduoが指摘した操作の正確さの問題も、このあたりと重なります。

Switch版の動作

Nintendo InsiderはSwitch 2版のTVモードでも動作の乱れを指摘しており、Switch版のユーザーレビューにもフレームレートへの不満がありました。快適さを重視するなら、Switch 2で遊べる環境のほうが安心です。

Ver.1.1.0で何が変わったか

2025年11月21日に配信された大型アップデートVer.1.1.0では、難度を大きく緩めた「Explorer Mode」が追加されました。これまでの難度は「Veteran Mode」という名前になり、タイトル画面やセーブ地点のメニューからいつでも切り替えられます。Explorer Modeでは攻撃力が上がり、受けるダメージが減るほか、難しい足場のエリアで3回続けて失敗するとスキップ用のワープが出現します。倒されるたびに攻撃力が少しずつ上がる「Tenacity Boost」という機能も加わりました。

どちらのモードでも、セーブとワープの拠点「ミク・ソル」の数が大幅に増え、ミニパックのジャンプの操作性も改善されています。発売直後の厳しい評価の多くはこの更新の前に書かれたものなので、今から遊ぶ人はかなり遊びやすくなっていると考えてよさそうです。

なぜ評価が両極端に割れたのか

評価が割れた理由は、パックマンという親しみやすい看板と、中身の手ごわさの落差にあると思います。パックマンの名前から気軽に手に取った人ほど、発売時の高い難度に戸惑いやすかったはずです。一方、メトロイドヴァニアに慣れた人にとっては、独特の世界観と歯ごたえのある戦闘がしっかり刺さりました。今はモードを選べるようになったので、この落差はかなり小さくなっています。

Shadow Labyrinthは買いか

探索型2Dアクションが好きで、ナムコらしい遊び心のある世界観に興味があるなら、手に取る価値のある作品です。アップデートで遊びやすさも改善され、価格も手ごろなので、迷っているなら試しやすい部類だと思います。

相性がよさそうな人

  • メトロイドヴァニアの探索と、手ごわいボス戦が好きな人
  • パックマンやナムコの過去作の小ネタを探すのが楽しい人
  • Explorer Modeで物語と世界観をじっくり味わいたい人

合わない可能性がある人

  • 明るく爽快なパックマンらしさを期待している人
  • 能力がそろうまでの行き止まりや、来た道を戻る探索が苦手な人
  • ゲームカードのパッケージでSwitch 2版を手元に置きたい人

『Shadow Labyrinth』は、見慣れたパックマンの印象をくつがえす、暗い迷宮の冒険です。PUCKに導かれた剣士が塔の先で何を見るのか、自分に合った難度で確かめてみてください。