スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド のキービジュアル

スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールドの評価・レビュー【口コミ・評判】2本立ての満足度

『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』は、2021年2月12日に任天堂から発売された Nintendo Switch 用のアクションゲームです。2013年の Wii U 用ソフト『スーパーマリオ 3Dワールド』に、新作の『フューリーワールド』を加えた2本立てになっています。口コミや評判では、「家族や友だちと4人で騒ぎながら遊べる3Dマリオ」としての評価がとても高いんですよね。

まとめると、みんなで遊ぶ3Dマリオを探している人なら、まず満足できる内容です。ただ、新作部分のフューリーワールドは短めで、Wii U 版を遊んだ人からは「追加分だけでは物足りない」という声も出ています。この記事では、Metacritic の評価、海外メディアのレビュー、価格.com の口コミから、2本それぞれの評判を整理しました。

※2026年11月2日時点の情報です。Switch 専用ソフトで PC 版は発売されていないため、Steam のレビューは存在しません。

3Dワールド + フューリーワールドのメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Nintendo Switch 版ページでは、メタスコアは89点で、批評家レビューは122件でした。内訳は肯定的118件(97%)、賛否4件(3%)、否定的0件です。賛否に分類されたレビューもわずか4件で、批評家の評価はほぼ一致していると言えます。

ユーザースコアは8.6点(1,807件)で、肯定的1,593件(88%)、賛否146件(8%)、否定的68件(4%)という内訳です。投稿数が多いにもかかわらず否定的な評価が4%にとどまっていて、遊んだ人の大半が満足していることが分かります。

海外メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載されているレビューのうち、満点から70点まで7つを翻訳・要約しました。多くのメディアが、2本を分けて評価しているのが印象的です。

Nintendo Force Magazine 100点

2本を組み合わせたこのパッケージは、Switch を持つすべての人が手元に置くべき作品だと断言しています。

LevelUp 95点

3Dワールドを最高の部類のアクションゲームと評価する一方で、フューリーワールドは楽しいものの、仕上げの丁寧さでは一歩劣ると見ています。

Digital Spy 90点

3Dワールドはこの Switch 版が決定版だとし、フューリーワールドは良い相棒だが、出来にばらつきがあると書いています。

PLAY! Zine 90点

独創的で新鮮なパッケージだと褒めつつ、フューリーワールドには技術的な粗さと短さがある、と指摘しています。

Twinfinite 90点

3Dマリオの冒険が2本ぶん入った内容だとして、ボリュームの面でも満足できる点を評価しています。

XGN 80点

オンラインでの協力プレイとフューリーワールドの追加は、買い直す理由として十分だとしています。ただ、フューリーワールドが短いことはマイナスに挙げていました。

IGN 70点

夢中になれる遊びは多いものの、2つの要素のどちらも、本来の力を発揮しきれる形にはまとまっていない、という厳しめの評価です。

高得点のメディアも、低めのメディアも、フューリーワールドについては「短い」「粗さがある」と書いている点が共通しています。評価の差は、その欠点を「新しい3Dマリオの試み」として許せるかどうかで生まれているように感じます。

評価されている点

マリオ・ピーチ・ルイージ・キノピオの4人の得点を順位ごとに並べた3Dワールドのコースクリア画面
画像: www.nintendo.com(公式)

4人で同じ画面を遊べる3Dマリオ

3Dワールドの最大の特徴は、最大4人で同時に同じコースを進めることです。キャラクターはマリオ、ルイージ、ピーチ、キノピオの4人で、クリア後にはロゼッタも選べるようになります。コースの最後には得点の順位が発表されるので、協力しているはずなのに、つい張り合ってしまうんですよね。

Switch 版では、ローカル通信とオンラインでも最大4人で遊べるようになりました(1台につき2人まで。オンラインはフレンド同士のみで、Nintendo Switch Online への加入が必要)。価格.com でも「家族3人でプレイした」「中2の娘と最終面までやり込んだ」「複数人だと難易度が下がって盛り上がる」という声が多く、家族で遊ぶソフトとしての評価が特に高いです。

ネコマリオを中心にした変身の楽しさ

ネコの鈴を取って変身するネコマリオは、壁をよじ登ったり、ひっかき攻撃をしたりできます。ほかにも、マリオが2人に増えるダブルマリオ、タヌキマリオ、ブーメランマリオなどがあり、コースごとに違う変身を試す楽しさがあります。「ネコマリオの壁のぼりでスイスイ進めて気持ちいい」という感想も見られました。

新しい形のマリオに挑んだフューリーワールド

クッパJr.を連れたマリオが恐竜のプレッシーに乗って湖を進むフューリーワールドのゲーム画面
画像: www.nintendo.com(公式)

フューリーワールドは、大きな湖に島々が浮かぶ「ネコの国」を、1つの広いマップとして自由に巡る冒険です。暴走したクッパを元に戻すため、各地に散らばる「ネコシャイン」を集めていきます。恐竜のプレッシーに乗れば水上を高速で移動でき、島から島へ渡る感覚が爽快です。

価格.com のプロレビューでは、マップが1つで進む作りを「オープンワールドのスーパーマリオ」と表現し、ずっと同じマップを攻略していく点が新鮮だと評価していました。GAME Watch のレビューでも、エリアが進行に合わせて広がるため迷いにくく、3Dマリオの中では難易度が比較的低めだと紹介されています。

苦手な人を支える「おたすけ」

フューリーワールドでは、クッパJr.が相棒としてマリオを援護し、アイテムも取ってくれます。手助けの度合いは3段階から選べ、Joy-Con を1本ずつ分ければ2人目がクッパJr.を操作することもできます。いちばん手厚い設定では、自分が動く前に敵を倒してしまうほど頼りになる、という声もあるほどです。アクションに自信の無い人でも先に進みやすい工夫として好評でした。

平和な時間と嵐が交互に来る緊張感

フューリーワールドでは、一定の時間がたつと空が暗くなり、暴風雨の中にフューリークッパが現れます。炎の弾やトゲで地形を変えるほどの攻撃を仕掛けてきて、かわいらしいネコたちまで凶暴になります。のんびり探索できる時間と、身を守りながら進む時間が交互に訪れるので、同じ島でも表情がガラッと変わるんですよね。ネコシャインを集めて「ギガベル」の封印を解くと、マリオ自身が巨大な「ギガネコマリオ」になってクッパと戦えます。怪獣映画のような迫力のある決戦は、フューリーワールドならではの見せ場です。

批判されている点

フューリーワールドのボリュームが少ない

最も多い指摘は、新作部分の短さです。価格.com でも Wii U 版を遊んだ人から「フューリーワールドはすさまじく短い」「追加部分だけを安く売ってほしかった」という声がありました。細い足場を渡るアクションや、隅々までの探索を求める場面もあり、歯ごたえはあるものの、「新作1本分」を期待するとがっかりしやすい部分です。

Wii U 版経験者には新鮮味が薄い

3Dワールド側の中身は Wii U 版とほとんど変わりません。プロレビューでも「Wii U 版を遊んでいれば、それほど変化は感じない」と注意を促しています。オンライン対応やスナップショットモードは加わりましたが、遊び込んだ人にとっては、フューリーワールドにどれだけ価値を感じるかが購入の決め手になります。

奥行きのつかみにくさ

3Dのアクションに慣れていない人からは、「手前にいるのか奥にいるのか分からない」「敵を踏むのが難しい」という感想が出ています。2Dのマリオから来た人ほど戸惑いやすく、最初の数ワールドは距離感に慣れる期間と考えたほうがよさそうです。フューリーワールドについては、夜のような暗い場面で見づらいと感じた人もいました。

巨大化時の読み込みと終盤の難しさ

プロレビューでは、ゲーム開始時や巨大なマリオに変身するときの読み込みの長さが気になると書かれていました。また、3Dワールド側の最後のコースは難易度が一気に上がり、「最後の面が難しすぎて心が折れた」という家族プレイの声もあります。全コース制覇まで目指すなら、それなりの練習が必要です。

日本のユーザーレビューの傾向

価格.com のユーザーレビューは、満足度が5点満点中4.57点(集計対象23件、総投稿数24件)と、かなり高い水準でした。星5が70%、星4が22%で、星1は0%です。

評価項目では、操作性4.84点、グラフィック4.73点、サウンド4.72点、熱中度4.59点、ゲームバランス4.52点と、どれも高い数字が並びます。比較的低い継続性でも4.37点あり、目立った弱点がありません。レビューの見出しは「協力プレイが最高!」「マリオシリーズの最高傑作かも」「フューリーワールドが、面白かった」など前向きなものが多く、低めの評価は Wii U 版を遊んだ人による「フューリーワールドが期待したほどではない」に集中していました。

評価が分かれる理由

2本を「1本の新作」と見るか「移植+おまけ」と見るか

3Dワールドを初めて遊ぶ人にとっては、完成度の高いコース型3Dマリオに、新しい試みの箱庭型がついてくる、お得な2本立てです。一方、Wii U 版を持っている人には「移植+短い新作」に見えるため、同じ内容でも満足度が大きく変わります。海外レビューの点差も、日本の口コミの分かれ方も、この立ち位置の違いでほぼ説明できると思います。

みんなで遊ぶか、1人で遊ぶか

3Dワールドは、複数人で遊ぶと難しい場面を助け合えるうえ、順位争いの楽しさも加わります。1人で遊ぶ場合は、後半のコースで行き詰まることもある、という感想も見られました。逆にフューリーワールドは1人で遊ぶことを前提にした作りで、2人目はサポート役に回ります。どちらの遊び方を中心にするかで、印象に残る側が変わってくるんですよね。

写真撮影とamiiboで広がる遊び

嵐の中で巨大なフューリークッパが炎を吐き、水中のマリオとクッパJr.に迫る場面
画像: www.nintendo.com(公式)

両方のモードに、時間を止めて写真を撮れる「スナップショットモード」が用意されています(1人プレイ時)。ズームやフィルターで色味を変えられ、3Dワールドで手に入れたハンコを背景に押すこともできます。

amiibo はすべての種類に対応しています。ネコマリオの amiibo なら無敵の「しろネコマリオ」に変身でき、クッパの amiibo を使うとフューリーワールドで「フューリーモード」が始まる、といった特別な効果もあります。持っている amiibo がある人は、試してみると遊びの幅が少し広がります。

3Dワールド + フューリーワールドは買うべきか

希望小売価格は6,578円(税込)で、パッケージ版とダウンロード版が同じ価格です。コース型と箱庭型という性格の違う3Dマリオを2本遊べることを考えると、Wii U 版を遊んでいない人にとっては納得しやすい値段だと思います。

手に取ってほしいのはこんな人

  • 家族や友だちと、同じ画面でにぎやかにアクションを遊びたい人
  • Wii U 版を遊び逃していて、3Dワールドを体験してみたい人
  • おたすけ機能を使いながら、3Dマリオに挑戦してみたい人

ほかの選択肢と比べたほうがいい人

  • Wii U 版を遊び込んでいて、まったく新しい3Dマリオを1本ぶん求めている人
  • 広い世界を長時間かけて探索する、大ボリュームの冒険を期待している人
  • 3Dの奥行きのある操作がどうしても苦手な人

買ったら、まずは3Dワールドをみんなで1ワールド遊んでみるのがおすすめです。コースの最後の順位発表で盛り上がる感覚がつかめたら、1人の時間にはフューリーワールドの島々を巡ってみてください。同じマリオでも、にぎやかな遊びと静かな探索という2つの顔を持つのが、このソフトの面白さだと思います。