
太鼓の達人 Switchば〜じょんの評価・レビュー【口コミ・評判】
『太鼓の達人 Nintendo Switchば〜じょん!』は、2018年7月19日にバンダイナムコエンターテインメントから発売された、Nintendo Switch 向けの和太鼓リズムゲームです。シリーズで初めての Switch 用ソフトで、Joy-Con をバチに見立てて振る「フリフリ演奏」に対応し、テレビの前でも携帯モードでも太鼓を叩けるのが特徴です。
太鼓の達人 Switch ば〜じょんの口コミをまとめると、家族や友達と盛り上がれるパーティゲームとしての評価は高い一方、Joy-Con を振る操作の精度には不満が多いという評判でした。また、2023年11月30日でゲーム本編の販売終了が発表されており、今から手に入れる方法にも注意が必要です。この記事では、Metacritic と Amazon の評価、公式サイトと報道の情報から、評判と現在の状況を整理しました。
※2026年11月8日時点の情報です。
太鼓の達人 Switch ば〜じょんのメタスコアとユーザースコア
本作は海外では『Taiko no Tatsujin: Drum 'n' Fun!』のタイトルで2018年11月2日に発売されていて、Metacritic にもその名前で登録されています。メタスコアは78点で「Generally Favorable(おおむね好評)」でした。批評家レビューは22件で、肯定的16件(73%)、賛否6件(27%)、否定的0件です。
ユーザースコアは8.1点で、63件の評価のうち肯定的49件(78%)、賛否11件(17%)、否定的3件(5%)でした。メディアよりユーザーの評価のほうが高く、実際に遊んだ人の満足度は高めだと言えます。
海外メディアのレビュー・評価
Metacritic に掲載されたレビューから、主なものを訳して要約しました(点数は Metacritic の表記です)。
GameSpew 90点
安くはないが、笑顔と楽しさをくれることを考えれば値段に見合うと評価しています。
God is a Geek 85点
Switch で最高のリズムゲームで、パーティモードも意外なほど楽しいと書いています。
Nintendo Insider 80点
くらくらするほど奇妙で、それでいてすばらしいリズムゲームだとし、始めるのは簡単だが極めるのはとても難しいと評しています。
Destructoid 80点
リズムの手応えがしっかりした作品だと、短い言葉で好意的にまとめています。
Meristation 75点
幅広い収録曲と安定した遊び心地、多人数のミニゲームを評価する一方、画面に音符が表示されるタイミングのずれが作品の印象を下げていると指摘しています。
GameSpot 70点
太鼓コントローラー以外の操作方法は理想的とは言えないとしつつ、ちょっと風変わりで楽しい多人数向けの音楽ゲームだとしています。
4P.de 68点
パーティゲームが加わった分、PS4 版よりは良いとしながら、Joy-Con での操作の悪さが目立つと厳しめの評価です。
Amazon の評価と Steam 版について
国内の Amazon.co.jp では、パッケージ版の商品ページが5つ星のうち4.3(2,776件の評価)でした。今回調べたソフトの中でも評価の件数が多く、それだけ多くの家庭で遊ばれてきたソフトだと分かります。
本作は Switch 専用のソフトで、Steam 版は存在しません。Steam ではシリーズの別タイトル『Taiko no Tatsujin: Rhythm Festival』が販売されていますが、収録曲や仕組みの違う別のソフトです。
太鼓の達人 Switch ば〜じょんはどんなゲームか
公式サイトによると、プレイ人数は演奏ゲームが1〜2人、パーティゲームが1〜4人です。ローカル通信を使えば、Switch 本体とソフトを人数分そろえて最大4人で演奏ゲームを遊べます。Nintendo Switch Lite でも遊べますが、一部の遊び方には制限があります。
ファミ通の記事(2018年5月)によると、収録曲は70曲以上で、ポップス、アニメ、ボーカロイド曲、バラエティ、クラシック、ゲームミュージック、ナムコオリジナルと幅広いジャンルがそろっています。『星のカービィ』や『スプラトゥーン2』のメドレーも収録されています。演奏キャラクターとして、クリアしやすくなるスキルを持つ「イカ」や、連打に強いスキルを持つ「カービィ」を選べるのも Switch 版ならではです。
パーティゲームには、Joy-Con を振って踊る「みんなでぼんおどり」や、来たボールに合わせてスイングする「ホームランバッター」などが用意されています。公式サイトのモード紹介には、演奏ゲームとパーティーゲームのほか、ドンカツファイト、オンラインランクマッチ、eスポーツトーナメント、ローカル通信、プライベートマッチが並んでいます。
対戦モードの「ドンカツファイト」は、演奏してためた「太鼓パワー」が100%になると相手にアタックでき、相手の体力をゼロにすれば K.O. 勝ちというルールです。演奏中に流れてくる「アイテム音符」を叩くと、相手の邪魔をする「ネコと杓子」「くらやみ」「さんばいそく」や、自分を有利にする「太鼓ブースト」などのアイテムがランダムで手に入ります。普通の演奏とはまったく違う駆け引きが生まれるので、腕前に差があっても盛り上がりやすいモードなんですよね。
プライベートマッチは、後から無料の大型アップデートで追加されたモードです。1人が6桁のパスワードで部屋を作り、もう1人がそのパスワードを入力すると、離れた場所にいる友達とオンラインで演奏ゲームを楽しめます。家で隣同士で遊ぶような感覚で、ルールも細かく設定できるそうです。
公式サイトの遊び方の紹介では、テレビにつないで家で遊ぶ TV モード、本体を立ててみんなで囲むテーブルモード、外へ持ち出せる携帯モードの3つのスタイルが挙げられています。複数人で遊ぶときは人数分のコントローラーが必要です。本格的に叩きたい人向けには、ホリから専用コントローラー「太鼓とバチ for Nintendo Switch」が発売されています。
評価されている点
大人数で盛り上がれるパーティ性
最も多くの人がほめているのが、みんなで遊んだときの楽しさです。Metacritic のユーザーからは「いちばん遊んだのはパーティゲーム」という声もあり、子どもからお年寄りまで一緒に遊べるソフトとして、家庭での出番が多いことがうかがえます。
個性的で幅広い収録曲
アニメ曲やクラシック、ゲーム音楽まで入った選曲は、海外のユーザーにも新鮮だったようで、「キャッチーな曲が多い」「風変わりな日本の音楽をたくさん楽しめる」という感想が見られました。追加コンテンツで好きなジャンルの曲を増やせるのも、長く遊べる理由になっています。
太鼓コントローラーで化ける遊び心地
専用の太鼓コントローラーを使うと「まったく新しいゲームを遊んでいるようだ」という声がありました。ゲームセンターに近い感覚で叩けるので、本気で上達を目指す人には欠かせない周辺機器だと思います。
場所を選ばずに叩ける手軽さ
据え置きの太鼓ゲームと違い、携帯モードなら外出先でも練習できます。実家への帰省や旅行に持っていき、その場にいる人とテーブルモードで遊べるのは Switch 版ならではの強みで、「手軽に始められる」という評価にもつながっています。
批判されている点
Joy-Con を振る操作の精度
不満で最も多いのが、フリフリ演奏の精度です。ユーザーからは「不正確でいらいらする」「欠陥がある」といった声が出ており、メディアでも GameSpot や 4P.de が同じ点を指摘していました。手軽に遊ぶ分には楽しめても、高い難易度に挑むには向いていないというのが大方の見方です。
入力の遅れと音符表示のずれ
ワイヤレスのコントローラーでは入力に遅れが出て、高難度の曲が苛立たしくなるという意見がありました。Meristation も音符の表示タイミングのずれを欠点に挙げています。シビアな判定のリズムゲームだけに、ここは気になる人が多い部分なんですよね。
追加コンテンツの値段と一人用の物足りなさ
追加楽曲の値段が高い、という声もありました。また、一人で遊ぶ分には内容が薄く、すぐに飽きてしまったという人もいて、パーティ向けの作りが合わない人には評価が下がりやすいソフトです。
メディアとユーザーで評価に差が出た理由
メディアの点数がユーザーより低めなのは、多くのレビュアーが Joy-Con やボタンでの操作を中心に評価したからだと思います。リズムゲームとしての正確さを厳しく見ると、フリフリ演奏の弱点はどうしても目立ちます。
一方、ユーザーは家族や友達と遊んだ体験や、太鼓コントローラーを使ったときの楽しさで評価している人が多く、「セールで買ったなら十分元が取れる」という声もありました。一人で極めるゲームか、みんなで遊ぶゲームか、どちらとして見るかで印象が変わるソフトなんですよね。
販売終了と追加楽曲の状況
AUTOMATON の報道(2023年11月6日)によると、バンダイナムコエンターテインメントは公式サイトで、ゲーム本編の販売を2023年11月30日23時59分で終了すると発表しました。追加コンテンツは引き続き販売され、再ダウンロードも可能とされています。報道では、Switch 向けには後継作の『太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル』が展開されていることにも触れていました。
ただ、公式サイトのお知らせを見ると、2024年9月19日、2024年10月30日、2025年12月4日、2026年7月30日に、一部の追加楽曲の配信終了が告知されています。追加コンテンツとして配信された楽曲は約300曲にのぼりますが、すべてが今も買えるわけではない点には注意が必要です。
なお、2020年7月には全世界での累計出荷本数が100万本を突破しており、Switch の太鼓の達人として長く親しまれてきたことが分かります。
今から太鼓の達人 Switch ば〜じょんを選ぶべきか
公式サイトでの希望小売価格は、パッケージ版、ダウンロード版とも6,100円+税でした。任天堂のソフト情報では6,710円(税込)と表示されていますが、本編の販売終了が発表されているため、これから新たに手に入れる場合は、店頭や通販に残っているパッケージ版が中心になると考えられます。
すでに本作を持っていて、家族や友達と遊ぶ場面が多いなら、今も十分に楽しめるソフトです。これから買う場合は、在庫の値段や手に入れやすさ、今も配信されている楽曲の数を考えると、後継作の『ドンダフルフェスティバル』と比べて選ぶのが現実的だと思います。
本作が向いている人
- パッケージ版を手元に持ち、オフラインで家族と遊びたい人
- カービィやスプラトゥーン2のメドレーなど、本作の収録曲に魅力を感じる人
- 太鼓コントローラーをそろえて、テレビの前で本格的に叩きたい人
後継作も検討したほうがよい人
- Joy-Con だけで高難度の曲を極めたい人
- 一人でじっくり遊ぶ時間が中心の人
- 最新の楽曲を追加して長く遊び続けたい人
太鼓の達人 Nintendo Switchば〜じょん!は、Switch で太鼓の達人を家族の遊びにした原点と言える1本です。操作の精度には弱点がありますが、みんなで画面を囲んで叩く楽しさは今も色あせておらず、手元にあるなら久しぶりに引っ張り出してみる価値はあると思います。