
テラリアSwitch版の評価・レビュー【口コミ・評判】PC版との違い
『テラリア』は、2011年に PC で登場した2Dのサンドボックス型アクションアドベンチャーで、Nintendo Switch 版は2019年12月19日にスパイク・チュンソフトから発売されました。開発元は Re-Logic、Switch 版の移植は Pipeworks Studio が担当し、日本とアジア地域ではスパイク・チュンソフトが販売しています。掘る、作る、戦うを繰り返しながら、ランダムに作られる世界を自由に冒険するゲームです。
テラリアSwitch版の評価をまとめると、ボリュームと自由度は今でも一級品で、携帯モードで遊べる手軽さも好評です。一方で、PC のマウス操作に慣れた人ほどコントローラー操作に戸惑い、PC 版より更新が遅れてきた点にも不満が出ているんですよね。この記事では、Metacritic、Steam、国内外のレビュー、アップデートの経緯から、口コミと評判を整理しました。
※2026年11月8日時点の情報です。
テラリアSwitch版のメタスコアとユーザースコア
Metacritic の Switch 版のメタスコアは82点で、「Generally Favorable(おおむね好評)」の区分でした。批評家レビューは12件で、肯定的10件(83%)、賛否2件(17%)、否定的0件です。同じページでは、PC 版が83点(29件)、PS Vita 版が85点(17件)、Xbox One 版が84点(5件)で、Switch 版もほかの機種とほぼ同じ水準の評価を得ています。
ユーザースコアは8.3点で、95件のうち肯定的72件(76%)、賛否14件(15%)、否定的9件(9%)でした。発売から年数がたっていることもあって件数は多くありませんが、おおむね好意的な声が中心です。
海外メディアのレビュー・評価
Metacritic に掲載された Switch 版のレビューから、主なものを訳して要約します(点数は Metacritic の表記です)。
Nintendojo 91点
しっかりした移植で、とくに1人で遊ぶのに向いていると評価しています。初めて遊ぶ人や任天堂ファンには勧められる一方、スマホ版や PC 版より値段が高い点には触れていました。
God is a Geek 90点
ほかの機種で遊んだファンにも欠かせない優れた移植だとし、携帯機として持ち歩けることを大きな魅力に挙げています。
Everyeye.it 90点
年月がたっても色あせず、手が止まらなくなる遊びと、膨大な量の遊びが詰まっていると書いています。
GameSpace 90点
スマホ版で取り入れられた遊びやすさと、据え置き機での遊びを組み合わせた版として、初めての人の入り口に向いていると評価しています。
SpazioGames 80点
中身はおなじみのテラリアそのものだとしたうえで、どこへでも持ち運べる点から、この Switch 版が決定版になりうると書いています。
NintendoWorldReport 80点
Switch の操作方法をうまく生かした移植と評価する一方、マウスとキーボードからの持ち替えには慣れが必要だと指摘しています。ベッドで寝転んで遊べるのが魅力だという一文もありました。
FNintendo 80点
シリーズの持ち味である自由さと探検の楽しさはそのままで、タッチ操作とボタン操作の両方がきちんと作られていると評価しています。どんなタイプの人にも合うという見方でした。
COGconnected 75点
遊べる量は十分だが、今の状態では必ず買うべき作品とは言えないという評価です。近くの Switch 同士で遊ぶローカル通信がないことと、価格の高さを欠点に挙げていました。
メディアの点数は80〜90点台に集まっていて、作品そのものへの評価はほぼ一致しています。点数を分けたのは、移植の仕様や価格といった「Switch 版ならでは」の部分です。

Steam版(PC)は「圧倒的に好評」
元になった PC 版は2011年5月16日に Steam で発売されていて、ストアページの価格は1,200円(4本パックは3,400円)で、日本語を含む12言語に対応しています。2026年11月8日時点で、英語のレビューは「圧倒的に好評」、605,481件中97%が好評でした。日本語のレビューも3,955件中93%が好評で、直近30日間でも6,679件中96%が好評と、発売から15年たった今も高い評価を保っています。
海外メディアの報道によると、Re-Logic は2024年6月の「State of the Game」で、全機種の累計販売本数が5,870万本に達したと明らかにしました。そのうち約3,200万本が PC 版だとされています。Switch 版の紹介文にも、発売当時の時点で国内累計90万本を突破したと書かれていて、日本でも長く遊ばれてきたタイトルです。
Switch版のアップデートの歩み
テラリアは、発売後も無料アップデートで中身が増え続けてきたゲームです。Switch 版には、2022年2月17日に大型アップデート Ver.1.4「Journey's End(ジャーニーズエンド)」が配信されました。アイテムの複製や難易度の調整ができる「ジャーニーモード」、上級より難しい「マスターモード」、新しいボス2体、町同士をつなぐファストトラベル「パイロン」、ゴルフなどが追加されています。出会った敵や生き物を記録する「いきもののずかん」、住む場所や同居する相手で変わるNPCの「こうふく度」、強風の日にだけ現れる敵なども加わり、遊びの幅が大きく広がりました。Switch 版独自の追加として、タッチ操作と、テーブルモードでの2人プレイも実装されました。
2026年1月28日には、PS4、Switch、スマホ版向けに Ver.1.4.5「Bigger and Boulder」が配信されました。電撃オンラインによると、ほかのゲームとのコラボアイテム、家具セット15種、ムチの武器、変身型のマウント4種、新しいワールドシード「スカイブロック」など、600種以上の新要素が加わっています。NPC の顔を表示するポートレートや、天候「あらし」で落ちる雷の新しい演出など、細かな見た目の変化もありました。Switch 版は Nintendo Switch 2 でも遊べること、PS4 版と Switch 版のクロスプレイは、このアップデート後の状況を確認したうえで対応予定であることも案内されていました。
評価されている点
何百時間でも遊べるボリューム
基本の流れは、木や土、鉱石などのブロックをつるはしやオノで切り崩して素材にし、それを使ってアイテムや建物を作るというものです。ユーザーレビューで最も多い賛辞は、その先に待っている遊べる量の多さです。武器や道具は数百種類あり、ボスも段階的に強くなっていくので、目標を変えながら長く遊べます。地下深くを掘り進める探検、拠点となる家づくり、ボスに備えた装備集めのどれを中心にしてもよく、遊び方を自分で決められるのが魅力なんですよね。
ジャーニーモードで初心者も入りやすい
テラリアは、何をすればいいのか分からないまま夜になり、敵に倒されて心が折れる、というつまずき方をしやすいゲームです。Ver.1.4 で加わったジャーニーモードでは、難易度や敵の出現率を自分で調整できるので、まずは建築や探検を気楽に楽しみたい人でも始めやすくなりました。反対に、腕に自信のある人はマスターモードで歯ごたえのある戦いに挑めるので、遊ぶ人の幅が広がっています。
携帯モードとタッチ操作
Switch 版ならではの評価として、携帯モードで手軽に遊べることが挙がっています。インベントリの整理や細かいブロックの配置は、タッチ操作を使うと楽になります。動作も比較的なめらかで、不具合が少ないという声が目立ちました。
オンラインで最大8人と遊べる
Nintendo Switch Online に加入していれば、最大8人でのオンラインプレイができます。友だちと手分けして素材を集めたり、強いボスにまとめて挑んだりする楽しさは、1人で遊ぶときとはまた別物です。ただし、公式サイトの仕様では、オンラインのマッチングは日本版どうしに限られています。
無料で増え続ける中身
何年にもわたって無料のアップデートが続いている点も、高く評価されています。一度買えば、新しいボスやアイテム、遊び方が後から追加されていくので、昔遊んだ人が戻ってくるきっかけにもなっています。

批判されている点
コントローラーでの操作に慣れが必要
もっとも多い不満が操作です。ブロックを1マスずつ狙って掘ったり置いたりする動きは、マウスなら直感的ですが、スティックでは思った場所を選びにくい場面があります。『マインクラフト』から来た人も含めて、慣れるまで時間がかかったという声が見られました。
PC版より更新が遅れてきた
Ver.1.4 は、PC では2020年に配信されたのに対し、国内の Switch 版と PS4 版に届いたのは2022年2月でした。ユーザーレビューにも、PC 版より更新が遅いという不満があります。PC 版と同じ最新の状態で遊びたい人にとっては、気になる点です。
ロードやオートセーブ時の引っかかり
ワールドの読み込みが長い、オートセーブの瞬間に一時的に止まる、という報告もありました。大きく作り込んだワールドほど気になりやすいようです。
ほかの機種より高い価格
Switch 版は4,180円(税込)で、PC 版の1,200円やスマホ版と比べると高めです。海外のレビューでも価格は繰り返し指摘されていて、すでに別の機種で遊び込んだ人が買い直すかどうかは悩みどころになります。
テラリアの評価が割れる理由
テラリアそのものの面白さを疑う声は、ほとんど見当たりません。評価を分けているのは、「どの機種で、どう遊ぶか」です。机に向かってマウスで遊ぶ人には PC 版の快適さと安さが勝り、ソファや布団でのんびり遊びたい人には Switch 版の手軽さが勝ります。点数の差は、ゲームの出来ではなく、遊ぶ環境との相性の差だと思います。
家庭用ゲーム機で選ぶ場合は、販売中の機種も確認しておきたいところです。スパイク・チュンソフトの公式サイトによると、PS3 版と PS Vita 版のダウンロード版は2024年5月26日で販売を終了していて、パッケージ版も2024年5月の生産分で終了となりました。いま新しく買える家庭用機の版は、Switch 版と PS4 版が中心になります。PS4 版は PS5 でも遊べますが、携帯して遊べるのは Switch 版だけです。
テラリアSwitch版は買うべきか
Switch 版の希望小売価格は、パッケージ版、ダウンロード版ともに3,800円+税(税込4,180円)です。CERO は C(15才以上対象)で、オフラインは1人用、オンラインでは1〜8人で遊べます。
Switch版のテラリアが合う人
- テレビの前でも外出先でも、すきま時間に少しずつ掘り進めたい人
- Switch を持っている友だちと、オンラインで一緒に冒険したい人
- 1本のソフトを何百時間も遊び込みたい人
別の機種も検討したほうがいい人
- マウスとキーボードで細かく建築したい人
- PC 版と同時に最新アップデートを遊びたい人
- すでに PC やスマホで遊び込んでいて、価格差が気になる人
テラリアは、Switch 版のメタスコア82点、Steam の英語レビューで97%の好評率と、15年たっても評価が落ちない作品です。操作に慣れてしまえば、手元の画面の中に終わりのない冒険が広がっています。