
UNDERTALE Switch版の評価・レビュー【口コミ・評判】
『UNDERTALE(アンダーテール)』の Nintendo Switch 版は、2018年9月15日にハチノヨンから発売されました。作者トビー・フォックス氏がPC向けに発表した2015年9月15日から、ちょうど3年目の同じ日の発売です。パッケージ版の価格は発売時点で税込4,320円(当時の税率8%)、CEROはB(12才以上対象)で、通常のパッケージにはテミー・チャン氏が描き下ろした24ページのストーリーブックレットが付いています。
評判をまとめると、見た目の素朴さからは想像できないほど心を動かされるRPGで、Switch版でもその評価は変わらないというものです。4Gamer が「誰も死ななくていいやさしいRPG」と紹介したとおり、モンスターと戦わずに先へ進めるのが大きな特徴なんですよね。この記事では、Metacritic、Steam、Amazon.co.jp の購入者の声から、本作の口コミと評価の傾向をまとめました。物語の驚きが大切な作品なので、ネタバレは避けて紹介します。
※2026年11月9日時点の情報です。
UNDERTALE Switch版のメタスコアとユーザー評価
Metacritic の Nintendo Switch 版のメタスコアは93点で、評価は最上位の「Universal Acclaim(絶賛)」でした。批評家レビューは8件と少なめですが、8件すべてが好意的で、中間や否定的な評価は1件もありません。すでにPC版で高く評価されていた作品の移植なので、Switch版のレビューは「改めて遊んでも色あせない」という確認の意味合いが強いようです。
ユーザースコアは8.4点で、評価603件の内訳は好意的489件(81%)、中間51件(8%)、否定的63件(10%)でした。好意的な声では音楽、キャラクターの個性、選択によって変わる展開がとくに多く挙がり、否定的な声は「操作が単調」「話題になりすぎて期待を超えなかった」といった内容が中心です。
海外メディアのレビュー・評価
Switch版のページに掲載されているレビューを、要約して紹介します。
Vooks 100点
3年たっても素晴らしさは変わらず、Switch で遊び直せたことがうれしいと書いています。
Switch Player 100点
現代のRPGで指折りの独創的な作品だと評価。素朴な見た目の奥に魅力が隠れていると述べています。
RPG Fan 95点
音楽と文章、個性豊かな登場人物を称え、細かな工夫の積み重ねが作品に心を与えていると評価しています。
Nintendo Force Magazine 95点
まだ遊んだことがない人には、Switch版を強く勧めると書いています。
Nintendo Life 90点
ジャンルのお約束を裏切る賢いRPGだと評価。文章、戦闘、サウンドトラックのどれもが優れているとしています。
Nintendo World Report 90点
7時間以上かけてじわじわ効いてくる作りで、終盤の盛り上がりは今遊んでも色あせないとまとめています。
GameSpot 90点
最初に出たときと同じように、魅力的で、手ごわく、胸を締めつけられる作品だと評価しています。
3DJuegos 90点
ゲームのコントローラーを握って長い時間を過ごしてきた人なら、誰もが共感できる作品だとしています。
Steam(PC版)の評価
PC版の Steam ストアでは、英語のユーザーレビュー155,220件中96%が好評で、最上位の「圧倒的に好評」でした。過去30日間のレビューも3,603件中96%が好評で、発売から10年以上たった今でも、新しく遊んだ人の評価がほとんど落ちていないのが驚きです。
新作ではない作品で、最近のレビューがここまで多く、しかも高評価を保っているのは珍しいことです。本作が今も新しいプレイヤーに勧められ続け、実際に遊んだ人が納得している、ということの表れだと思います。
Amazon.co.jp の購入者の口コミ
日本の購入者の評価として、Amazon.co.jp の Switch パッケージ版の商品ページも確認しました。評価は5つ星のうち4.6(1,004件)と高い水準です。「音楽もキャラも雰囲気も全部好み」「ずっと遊んでみたかった」という声のほか、ドット絵の懐かしい見た目で気軽に始めたら、進めるうちに登場人物たちのことが忘れられなくなった、という感想も寄せられていました。子どもへのプレゼントとして選んだという声もあり、幅広い年代に遊ばれていることがわかります。
UNDERTALE で評価されている点
戦わずに「見逃す」こともできる戦闘
本作の戦闘では、「たたかう」だけでなく、相手に話しかけたり、ほめたり、ふざけたりする「こうどう」を選べます。相手の気持ちをうまく変えられれば「みのがす」で戦いを終わらせられるので、モンスターを1体も倒さずに進むこともできるんですよね。相手の攻撃は、小さなハートを動かして弾をよける形で表現され、シューティングのような手ざわりがあります。RPG とアクションを組み合わせたこの戦闘が、ユーザーレビューでも新鮮だと評価されていました。
心に残る音楽
口コミで最も多く称えられているのが音楽です。作曲も作者自身が手がけていて、場面やキャラクターごとに印象的な曲が用意されています。RPG Fan や Nintendo Life も音楽を長所に挙げていて、ゲームを終えたあとも曲を聴き返しているという声は珍しくありません。発売時には、サウンドトラックCDを同梱したコレクターズエディションも Fangamer Japan で販売されていました。
笑えて、泣ける登場人物たち
出会うモンスターたちは、どこか抜けていて、ときに変なことばかり言うのに、なぜか憎めない存在です。笑える会話が続いたかと思えば、急に胸が締めつけられる場面が訪れる。この落差が、多くのレビューで「心を動かされた」と書かれる理由だと思います。
選び方で物語が変わる
誰と戦い、誰を見逃したかによって、物語の展開や結末が変わります。ゲームのほうがプレイヤーの選択をよく覚えていて、あとからそれに触れてくる仕掛けもあり、2周目以降に新しい発見があるのが魅力です。1回目のクリア後に、別の選び方を試したくなる人が多いのも、この作りのためです。
Switch版だけの隠しボス
Switch版には、隠しキャラクター「ぷんすかみゅうみゅう」との戦いが追加されています。攻略情報サイトのゲームペディアによると、左右のスティックで赤と青の2つのハートを同時に動かす、Joy-Con ならではの戦い方になっているとのことです。出会うには物語をある程度進める必要があるので、すでに他機種で遊んだ人にとっても、Switch版を選ぶ理由のひとつになります。
携帯モードとの相性がいい
派手な映像処理を必要としない作品なので、Switch の携帯モードでも快適に遊べます。会話や戦闘がひとつずつ区切られていて、寝る前に少しだけ進める、といった遊び方にも向いています。Vooks が「Switch で遊び直せてうれしい」と書いたように、すでに他機種で遊んだ人にとっても、手元で気軽に遊べる環境は魅力のひとつです。
UNDERTALE で批判されている点
見た目と操作は素朴
グラフィックは昔のゲームを思わせるシンプルなドット絵で、動きも控えめです。Switch Player が「素朴な見た目の奥に魅力がある」と書いたように、映像の豪華さを求める人には物足りなく映ります。ユーザーレビューにも、操作が単調、あるいはぎこちなく感じたという声がありました。
1周は短め、物語はわかりにくいことも
1周のプレイ時間は5〜7時間ほどという声が多く、長いRPGを期待すると短く感じます。また、物語の大事な部分が寄り道や隠し要素に散らばっているため、攻略情報を見ないと全体がつかみにくいという指摘もありました。
一部の戦いは難しい
弾をよける戦闘は、場面によってはかなりの腕前を求められます。とくに終盤には、何度も挑み直すことになる強敵がいて、アクションが苦手な人は苦労するかもしれません。
話題性が大きすぎた
「評判ほどではなかった」「ユーモアが途中で飽きた」という声もあります。これは作品の欠点というより、期待値が上がりすぎたことの裏返しと言えそうです。
評価が割れる理由
何も知らずに遊べるかどうか
本作の驚きの多くは、プレイヤーが自分で選び、その結果を目の当たりにする瞬間にあります。動画や攻略で先に展開を知ってしまうと、その驚きは大きく減ってしまいます。評価が低めの人の中には、事前に知りすぎていた人も少なくないのではないかと思います。
RPGに何を求めるか
レベル上げや装備集め、豪華な映像を楽しみにしている人には、本作の作りは物足りなく感じられます。一方で、キャラクターとの会話や、自分の選択が物語にどう返ってくるかを楽しみたい人には、これ以上ないほど刺さる作品です。
1周で終えるか、何周もするか
1周だけ遊んで終える人と、結末の違いを確かめるために何周も遊ぶ人とでは、感じる価値が大きく変わります。1周目だけなら短めのRPGという印象でも、選び方を変えて遊び直すと、同じ場面がまったく違う意味を持って見えてきます。Nintendo World Report が「じわじわ効いてくる」と書いたように、遊べば遊ぶほど評価が上がっていくタイプの作品だと思います。
パッケージ版とダウンロード版の違い
Switch版は、パッケージ版とダウンロード版の両方が用意されています。発売時の価格はダウンロード版が税込1,620円で、パッケージ版はその2倍以上です。差額の分、パッケージ版には先ほどのストーリーブックレットが付いていて、テミー・チャン氏の絵で物語の世界を楽しめます。発売当時は、2枚組のサウンドトラックCD、作者の解説付きの楽譜ブックレット、オルゴールロケットなどを詰め合わせたコレクターズエディション(税込9,504円)も Fangamer Japan の専売で出ていました。
ゲームの中身はどれも同じなので、とにかく安く遊びたいならダウンロード版、手元に形として残したい人や贈り物にしたい人はパッケージ版、という選び方でいいと思います。
UNDERTALE Switch版は買いか
プレイ人数は1人で、対象年齢は12才以上です。ボリュームは大作RPGほどではありませんが、そのぶん週末だけでも最後までたどり着けます。
Switch版をすすめたい人
- キャラクターとの会話や、物語の驚きを大切にしたい人
- ゲーム音楽が好きで、印象に残る曲に出会いたい人
- 他機種で遊んだことがあり、Switch版だけの隠しボスに挑みたい人
- 携帯モードで、少しずつ物語を進めたい人
合わないかもしれない人
- 美しいグラフィックや、遊びごたえのある長いRPGを求めている人
- 弾をよけるアクションが、どうしても苦手な人
- すでに展開をよく知っていて、新鮮さを感じにくい人
このゲームは、できるだけ前情報を入れずに始めたほうが楽しめます。気になったなら、この記事以上の情報を調べる前に遊んでみるのがいちばんだと思います。