
超おどる メイド イン ワリオの評価・レビュー【口コミ・評判】メタスコア75点の賛否
『超おどる メイド イン ワリオ』は、2023年11月3日に任天堂から発売された Nintendo Switch 用ソフトです。両手に Joy-Con を握り、画面に出る短い指示に合わせて体ごと動かす「瞬間アクション」の最新作で、Wii の『おどる メイド イン ワリオ』のように全身を使って遊ぶスタイルが復活しました。評判を調べてみると、大勢で遊んだときの楽しさと、ひとりで遊んだときの物足りなさが、はっきり分かれて語られているんですよね。
要点をまとめると、複数人で遊ぶパーティゲームとしての評価は高い一方、ひとり用のボリュームと新しさには厳しい目が向けられた作品です。Metacritic のメタスコアは75点で、任天堂の看板タイトルとしては控えめな数字ですが、否定的なレビューは1件もありません。この記事では、海外メディアの点数の内訳、ファミ通や国内レビュー、購入者の声から、評価が割れた理由を整理しました。
※2026年11月7日時点の情報です。Nintendo Switch 専用ソフトのため、Steam のレビューは存在しません。なお、Nintendo Switch Lite ではプレイできません。
超おどる メイド イン ワリオのメタスコアとユーザー評価
Metacritic の Nintendo Switch 版ページでは、メタスコアは75点、批評家レビューは90件でした。内訳は肯定的56件(62%)、賛否34件(38%)、否定的0件です。4割近くが賛否に分類されていて、「悪くはないが、手放しでは勧めにくい」という評価が多かったことが分かります。
ユーザースコアは7.9点で、評価数は93件です。内訳は肯定的65件(70%)、賛否22件(24%)、否定的6件(6%)でした。件数は多くありませんが、メディアの点数よりやや高めで、実際に遊んだ人のほうが好意的に受け止めている傾向があります。
海外メディアのレビュー・評価
Metacritic に掲載されているレビューから9つを選び、翻訳・要約しました。高評価と賛否の両方を並べると、何が評価を分けたのかが見えてきます。
Player 2 100点
あまりにシンプルだからこそ天才的だ、と書いています。説明不要で笑える作りを最大限に評価した一本です。
Press Start Australia 90点
シリーズにとって待ち望まれていた「原点回帰」だという評価です。体を動かすスタイルの復活を歓迎しています。
PC Games 90点
メイド イン ワリオは、ゲーム界の TikTok のような存在かもしれない、という表現で、数秒単位で次々に切り替わる中毒性を説明しています。
App Trigger 90点
収録内容は奇妙なほど少なく感じるものの、パーティゲームとしては大いに期待に応えている、と高評価と不満を両方書いています。
Nintenderos 87点
ひとりで遊ぶのが好きな人にとっては、楽しめる内容がそれほど多くない、と注意を添えています。
IGN Italia 87点
オンラインのマルチプレイがあればうれしかったが、それでも大いに楽しめた、という評価です。
IGN 70点
任天堂の中でも特に間の抜けたシリーズの、楽しい新作だとしつつ、評価を支えているのは独創的なマルチプレイのモードだと書いています。
Destructoid 70点
シリーズのファンの多くは買うだろうが、購入をためらう気持ちも理解できる、という慎重な書き方です。
Gamereactor UK 50点
これまでに出たほぼすべてのメイド イン ワリオを思い出させる作品だ、と新鮮味のなさを指摘しています。
高い点数をつけたメディアは「みんなで遊んだときの盛り上がり」を、低めの点数のメディアは「ひとりで遊んだときの量」と「シリーズとしての新しさ」を見ています。同じソフトでも、どちらの遊び方を想定して評価したかで点数が大きく変わったんですよね。
国内の評価(ファミ通・GAME Watch・価格.com)
ファミ通のクロスレビューは9点・8点・9点・9点の合計35点で、海外より明らかに高い評価でした。レビュアーたちは、シリーズらしいテンポのよさと、新しい「カマエ」による新鮮さ、大勢で遊ぶほど面白くなるパーティモードを挙げています。8点のレビュアーは、持ち方の種類が多い点に触れつつ、ユーモアのある説明でかなり補われていると書いていました。別のレビュアーは、消費カロリーがシリーズ過去作とは比べものにならず、休憩が大事だと注意しています。
GAME Watch のレビューは、体を使ったシンプルな操作で誰でも入りやすいことや、任天堂のおなじみの作品をアレンジしたプチゲームの意外性を評価していました。一方で、数秒のうちに指示の意味を読み解けず、体を動かしているうちに失敗してしまうプチゲームがあることにも触れています。
価格.com では、満足度は5点満点中4.15点で、集計対象は6件でした(2026年11月7日時点)。件数が少ないので参考程度ですが、星4が83%、星5が17%と、大きな不満は出ていません。項目別ではサウンドが4.35点と最も高く、操作性が3.88点と最も低くなっています。家族や友だちとの盛り上がりを褒める声がある一方、一部のプチゲームで動きの読み取りが不正確に感じる、という指摘もありました。
評価されている点

「カマエ」で体ごと遊ぶ新鮮さ
本作のプチゲームは、始まる前に「カマエ」と呼ばれるポーズが示され、その構えのまま指示に合わせて動きます。GAME Watch によると、日常的なポーズからお笑いのような姿勢、全身を使うものまで幅広く、前作でキャラクターごとに決まっていた操作の個性を、プレイヤー自身の体が担う形になったそうです。ストーリーモードで続けて遊ぶために、ちょっと恥ずかしい復活の儀式ポーズを取らされる演出もあり、見ている側まで笑ってしまう作りになっています。
社員旅行をなぞるストーリーと、短いボス戦
ストーリーモードは、ワリオの会社の面々がとある島へ社員旅行に出かけるという、シリーズらしいゆるい設定です。キャラクターごとのステージでプチゲームを続けて遊び、最後にボス戦が待っています。GAME Watch によると、ボス戦は1分ほどで終わる短いもので、だらだらせずに区切りよく遊べます。公式の商品情報には、インテリジェントシステムズとの共同開発であることも記載されています。なお、開発者が狙いを語ったインタビューは、今回の調査では見つけられませんでした。
200種類以上のプチゲームと、任天堂作品のアレンジ
公式サイトによると、プチゲームは200種類以上で、1つあたり5秒ほどで終わります。「なでろ!」「いれろ!」「ほれ!」といった短い指示が次々に飛んでくるテンポは、シリーズの持ち味そのものです。GAME Watch のレビューでは、『ゼルダの伝説』や『ピクミン』『どうぶつの森』をモチーフにしたプチゲームが驚きのポイントとして挙げられていて、任天堂ファンほどニヤリとできる場面が多いと思います。

2〜4人で遊ぶパーティモードの盛り上がり
パーティモードは2〜4人で遊べ、すごろく形式やサバイバル形式など、ルールの違う遊びが用意されています。公式サイトで紹介されている遊びの一つは、Joy-Con を持たない人が画面を見てプチゲームを遊び、Joy-Con を持つ人は画面を見ずにその動きをマネするという協力ゲームです。プレイしている本人より、横で見ている人のほうが大笑いしているような状況が生まれやすく、ここが海外でも国内でも最も褒められている部分になっています。
批判されている点
ひとり用のボリュームが少なめ
最も多い不満は、ひとりで遊べる量です。Nintenderos や App Trigger のように、高めの点数をつけたメディアでさえ、ソロで遊ぶ人には内容が物足りないと書いています。ストーリーをクリアすると、プチゲームを組み替えたステージや高難度の遊びも開放されますが、パーティで遊ぶ機会がない人にとっては、価格に見合うかどうか迷うところだと思います。
シリーズとしての新しさが足りない
Gamereactor UK が指摘したように、プチゲームを次々にこなす基本の形は、シリーズを通してほとんど変わっていません。体を使う遊び自体も Wii 時代に一度通った道なので、過去作を遊び込んだ人ほど驚きは小さくなります。
動きの読み取りと、指示の分かりにくさ
Joy-Con の動きで判定する以上、思った通りに反応しないと感じる場面はどうしても出てきます。また、カマエによっては見本の意味がつかみにくく、GAME Watch も、ポーズを確認できる「ミュージアム」で練習が必要になることがあると書いていました。片方の Joy-Con から手を離す動きもあるため、ストラップを付けて遊ぶのがおすすめです。
オンライン対戦がない
IGN Italia が残念がっていたように、離れた友だちとインターネットでつながって遊ぶモードは用意されていません。家族や友だちが同じ部屋に集まれる環境かどうかで、楽しめる時間が大きく変わります。
評価が割れた理由
評価が割れた一番の理由は、このソフトの面白さが「一緒に遊ぶ人」に強く依存していることです。数秒ごとに変なポーズを取り、失敗しては笑い合う遊びは、誰かと同じ空間にいてこそ最大限に生きます。レビュアーがひとりで遊んだ時間を重く見るか、パーティでの体験を重く見るかで、70点にも90点にもなったんですよね。
もう一つは遊ぶ環境の制約です。プレイモードは TV モードとテーブルモードのみで携帯モードには対応せず、ストーリーモードはプレイヤー1人につき Joy-Con が1セット必要です。Nintendo Switch 2 で遊ぶ場合も、一部のモードでは Nintendo Switch 用の Joy-Con が別に必要と案内されています。気軽にどこでも遊べるソフトではない点は、購入前に知っておきたいところです。
超おどる メイド イン ワリオは買いか
希望小売価格はパッケージ版が5,478円、ダウンロード版が5,400円(ともに税込)です。本体1台で遊べる人数は、ストーリーモードが1〜2人、パーティモードが2〜4人です。
この作品で一番笑えそうな人
- 家族や友だちが集まる場で、説明なしにすぐ盛り上がれるゲームを探している人
- 恥ずかしいポーズも笑いに変えられる、ノリのいいメンバーがそろっている人
- Wii の『おどる メイド イン ワリオ』が好きだった人
セールや中古も含めて検討したい人
- ほとんどひとりで遊ぶ予定で、長く楽しめるボリュームを求めている人
- Switch Lite しか持っていない人や、携帯モードで遊びたい人
- モーション操作の細かな判定ずれにストレスを感じやすい人
ファミ通のレビュアーが体力の消耗に触れていたように、本気で遊ぶとじんわり汗をかくほど体を動かします。年末年始や誕生日会など、人が集まる日に向けて1本用意しておくと、リビングがにぎやかになる一本だと思います。