ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション のキービジュアル

ゼノブレイド ディフィニティブ・エディションの評価【口コミ・評判】リマスターの出来

『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』は、2020年5月29日に任天堂から発売された Nintendo Switch 用のRPGです。2010年に Wii で発売された『ゼノブレイド』をモノリスソフトがリマスターしたもので、グラフィックの描き直しに加えて、本編の1年後を描く追加ストーリー「つながる未来」が収録されています。口コミや評判では「10年前の作品とは思えない」「音楽が最高」という声が目立つんですよね。

まとめると、広大な世界を歩き回りながら王道の物語を追いたい人には、今でも強くすすめられるRPGです。一方で、お使い型のクエストの多さや、独特な戦闘の好みは分かれます。この記事では、Metacritic の点数、ファミ通のクロスレビュー、海外メディアと日本のユーザーの声をもとに、評価の中身を確かめていきます。

※2026年11月2日時点の情報です。PC 版は発売されていないため、Steam のレビューは存在しません。なお、Nintendo Switch 2 向けには「Nintendo Switch 2 Edition」が2026年に発売されています。

ゼノブレイドDEのメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Nintendo Switch 版ページでは、メタスコアが89点で、批評家レビューは92件です。内訳は肯定的88件(96%)、賛否4件(4%)、否定的0件でした。全機種の欄には、Nintendo Switch 2 版として86点(22件)という表示もあります。

ユーザースコアは8.9点(1,830件)で、肯定的1,614件(88%)、賛否119件(7%)、否定的97件(5%)という内訳です。批評家の点数とほぼ同じ水準で、リマスター作品としてはかなり高い支持を集めていると言えます。

海外メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載されている主なレビューを、翻訳・要約して紹介します。

VGC 100点

モノリスソフトの「ゼノブレイド」3部作のなかで、今も本作が最も優れていると評価しています。細部に手が入り、完成度がさらに高まったという短い評です。

VG247 100点

リマスターの使命は名作を台無しにしないことだとしたうえで、本作はそれを見事に果たし、これから遊ぶならこの版だと言い切っています。元の設計に由来する不満が一部残ることや、動作が完璧ではないことにも触れていますが、それでも RPG 好きなら必携だという結論です。

IGN Italia 90点

物語の語り口と、目を見張る世界を評価しています。追加された大きなエピローグとグラフィックの向上で、オリジナル版を遊んだ人にも勧められるとしつつ、テンポのもたつきと、解像度が時代に追いついていない場面がある点は指摘しています。

ComicBook 60点

批評家のなかでは低めの評価です。Wii 版も3DS 版も遊んでいない人なら買って損はないものの、全体的に古さを感じる作りで、戦闘に大きな手直しがあればもっと楽しめただろう、と書いています。

ファミ通のクロスレビューは36点

週刊ファミ通(1646号)のクロスレビューは、8点・9点・10点・9点の合計36点でした。時間帯で変わる景色と、新しい舞台「巨神肩」の規模、キャラクターの描き直しで親しみやすくなった見た目、改良されたUI、本編クリア前でも追加ストーリーを始められる点などが評価されています。一方で、情報が一部に集中しているため、次に何をすべきか見失いやすいという指摘もありました。

Wii版から変わったこと

ファミ通の紹介記事と公式サイトをもとに、主な変更点を整理しておきます。

  • 主要キャラクターのモデルを新しく作り直し、フィールドもHD解像度で描き直し
  • 多くの曲をアレンジ版で収録(フィールドとバトルの曲はオリジナル版に切り替え可能)
  • 性能はそのままで見た目だけを変えられるファッション装備
  • 一度見たイベントを見返せるイベントシアター、短時間で敵を倒すタイムアタック
  • 戦闘の難易度を下げるカジュアルモードと、レベルを固定・調整できる上級者設定

なお、公式サイトの注記によると、New ニンテンドー3DS 版にあったコレクションモードと amiibo 対応は収録されていません。

評価されている点

追加ストーリー「つながる未来」で、シュルクとメリアがノポン族の仲間と草原に立つ場面
画像: www.nintendo.com(公式)

巨神の上を旅するスケールの大きな世界

本作の舞台は、倒れた2体の巨神の体の上に広がる世界です。草原の向こうに巨神の腕が見え、夜になると景色ががらりと変わる。ファミ通のレビュアーが「絶景」と表現したとおり、見えている場所へ実際に歩いて行ける広さが、発売から年数がたった今も強い魅力になっています。

音楽の評価がとにかく高い

価格.com の評価項目では、サウンドが5点満点で4.83点と、全項目で最も高い数字でした。ユーザーレビューにも「フィールドから戦闘、イベントまですべての曲が最高」という声があり、シリーズの人気を支える大きな理由になっています。アレンジ版とオリジナル版を切り替えられるので、Wii 版を遊んだ人も聴き比べを楽しめます。

遊びやすさを大きく改善したUI

クエストの画面が見やすくなり、目的地までのナビ表示も付きました。旅で出会った人々のプロフィールや、街の復興に必要なお金と物資も、メニューからいつでも確認できます。Wii 版で「次にどこへ行けばいいかわからない」と感じた人ほど、遊びやすさの違いを実感できる部分だと思います。逆に、オリジナル版のように手探りで遊びたい人のために、更新データ(Ver.1.1.2)ではナビを非表示にするとクエスト対象の目印も消える設定が加わっています。

追加ストーリー「つながる未来」

本編の最終決戦から1年後、シュルクとメリアが、本編では訪れなかった「巨神肩」に降り立つ物語です。幼いノポン族のキノとネネが新しい仲間になり、各地にいる測量士「ノポンジャー」を集めると、戦闘で連携技が使えるようになります。本編のあとの出来事なのでネタバレを含みますが、本編クリア前でもタイトル画面から始められます。

批判されている点

青空の下、草原の向こうに巨大な巨神の姿が広がるゼノブレイドの世界の風景
画像: www.nintendo.com(公式)

お使いクエストが多く、見逃しも出やすい

価格.com では、「お使いが多すぎるうえに期限が短い」という見出しのレビューがありました。一部のクエストは物語が進むと受けられなくなるため、攻略情報を見ないと取り逃しが出やすいという指摘です。1周に長い時間がかかるゲームなので、後半になって取り逃しに気づくと意欲が下がる、という声には共感する人も多いと思います。

戦闘のテンポと好みの差

戦闘は、キャラクターが自動で通常攻撃をしながら、プレイヤーが技(アーツ)を選んでいく形式です。慣れると奥深い一方で、序盤は「見ているだけに感じる」という感想が出やすく、価格.com にも「戦闘シーンが合わなかった」というレビューがありました。Metacritic のユーザーレビューにも、物語と音楽は素晴らしいが戦闘にはいら立ちを感じた、という意見があります。

Wii版を遊んだ人には新鮮さが薄い

オリジナル版や3DS 版を遊び尽くした人からは、「要素の改善と追加だけでは最上級の満足には届かなかった」という声もあります。2周目ならではの特典が少ない点を残念がる意見もありました。もっとも同じ投稿者は、初めて遊ぶ人なら十分に満足できるとも書いていて、評価の分かれ目は「初めてかどうか」にあると言えそうです。

序盤の物語が動き出すまで時間がかかる

海外レビューでも触れられていたように、テンポのもたつきを感じる場面はあります。物語は序盤から大きな事件で始まるものの、そのあとはフィールドの探索とクエストが続くため、ストーリーの続きを早く見たい人には遠回りに感じられるかもしれません。

日本のユーザーレビューの傾向

価格.com のユーザーレビューは、満足度が5点満点中4.34点(集計対象12件・総投稿数12件)でした。星5が58%、星4が17%、星3が25%で、星2と星1は0%です。評価項目では、サウンド4.83点に続いてゲームバランス4.60点、継続性4.49点と、長く遊ぶほど評価が上がりやすい傾向が見えます。

レビューの見出しには、「Wii版から大幅にパワーアップし真の神ゲーに」「期待通りの最高峰JRPG」「10年前の作品と思わずに、ぜひ手に取っていただきたい秀作」といった言葉が並びます。その一方で、「さすがに飽きた」「元は10年前」という冷めた見出しもあり、すでにシリーズに慣れ親しんだ人ほど辛めの評価になっているのが特徴です。

Switch 2 Editionという選択肢

Switch 2 向けの「Nintendo Switch 2 Edition」は、希望小売価格7,578円(税込)で、ダウンロード版が2026年6月10日、パッケージ版が7月30日に発売されました。Switch 版を持っている人は1,000円(税込)のアップグレードパスで遊べます。TVモードで4K、携帯モードで1080p、60fps に対応し、高速移動ができる乗り物「エーテルジェット」と、それを使った新しいモード、仲間同士の会話「キズナトーク」への新規ボイスが追加されています。Switch 2 を持っているなら、こちらを選ぶのが快適だと思います。

通常版・コレクターズセット・Switch 2版の選び方

Switch 版には、通常版のほかに「Collector's Set」(希望小売価格9,878円・税込)も同時発売されました。公式サイトによると、パッケージ版ソフトに、設定資料などをまとめた「Collected Works」と、楽曲を選りすぐった「Sound Selection」が付き、スチールブック仕様になっています。音楽の評価が特に高い作品なので、サウンドトラックを手元に置きたい人には魅力的なセットです。

これから遊ぶ人の選び方を整理すると、Switch 2 を持っているなら Switch 2 Edition、Switch だけなら通常版が基本になります。すでに Switch 版を持っていて Switch 2 に移った人は、1,000円のアップグレードパスで、画質と動作の向上に加えて新しい遊びも手に入ります。ゲームの中身そのものはどの版でも同じ本編と「つながる未来」なので、遊ぶ環境に合わせて選べば大丈夫です。

ゼノブレイドDEは今買う価値があるか

Switch 版の希望小売価格は6,578円(税込)です。追加ストーリーまで含めると遊べる時間はかなり長く、価格に対する満足度は高い部類に入ります。続編の『ゼノブレイド2』『ゼノブレイド3』へつながる話でもあるので、シリーズの入口として選ぶ人も多いソフトです。

この作品がおすすめな人

  • 広いフィールドを、寄り道しながら自分のペースで歩き回るのが好きな人
  • 仲間との絆や、世界の謎が少しずつ明かされる王道の物語を味わいたい人
  • ゲーム音楽を重視していて、名曲と呼ばれるBGMを体験したい人

おすすめしにくい人

  • 素材集めや配達など、お使い型のサブクエストが苦手な人
  • ボタン入力で直接攻撃する、手触りの強いアクション戦闘を求める人
  • Wii 版や3DS 版を遊び尽くしていて、大きな新要素を期待している人

はじめて遊ぶなら、最初のうちはサブクエストを全部こなそうとせず、物語を進めることを優先するのがおすすめです。戦闘が難しく感じたらカジュアルモードに切り替えても構いません。ガウル平原に出て視界が一気に開ける場面まで進めば、多くの人がこの作品を名作と呼ぶ理由が、きっと体で理解できるはずです。