ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド のキービジュアル

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの評価は?【口コミ・評判】メタスコア97点の理由

2017年3月3日、Nintendo Switch の本体と同じ日に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。発売から9年以上たった今も、口コミや評判を調べると「オープンワールドの基準を変えた」という声が多く、Metacritic のメタスコアは97点と、Switch のソフトでは最上位の数字なんですよね。

一方で「武器がすぐ壊れるのがつらい」「ダンジョンが物足りない」といった不満もはっきりあります。この記事では、Metacritic の数値、海外メディアのレビュー、日本の口コミの傾向をもとに、どこが評価され、どこで好みが分かれるのかを整理してみます。

※2026年11月2日時点の情報です。本作は任天堂のソフトでPC版が無いため、Steam のレビューは存在しません。

ゼルダBotWのメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Nintendo Switch 版のページでは、メタスコアが97点(批評家レビュー109件)と表示されています。内訳は、肯定的が106件(97%)、賛否が3件(3%)、否定的は0件です。同じページにある Wii U 版も96点(13件)で、機種を問わず最高クラスの評価を受けています。

ユーザースコアは8.9点で、評価件数は27,466件。肯定的88%・賛否5%・否定的7%という内訳です。2万件を超える投票があってこの比率なので、一部の熱心なファンだけが点数を押し上げているわけではないと思います。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドのハイラルの風景
画像: www.nintendo.com(公式)

各メディアのレビュー・評価

Metacritic に掲載されている主なメディアのレビューを、翻訳・要約して紹介します。点数は Metacritic 上の表記のままです(2026年11月2日時点)。

Game Informer 100点

驚きに満ちた作品で、シリーズにとって大きな方向転換になったと評価しています。従来のゼルダの「決まった順に進む」形から離れたことを、肯定的に受け止めたレビューです。

Twinfinite 100点

シリーズがずっと目指してきた姿をようやく実現した作品で、オープンワールドの名作と肩を並べる出来だとしています。

The Daily Dot 100点

何十時間遊んでも「発見の連続」が途切れず、ペース配分が優れている点を評価しています。

InsideGamer.nl 93点

『時のオカリナ』のファンにとってもうれしい驚きで、新しい試みのほとんどが見事だと評しています。満点ではないものの、新要素への評価は高めです。

Slant Magazine 60点

数少ない「賛否」寄りの評価です。映像と音の美しさだけで、ゲームの冗長さにも価値があると感じられる、という書き方で、ボリュームの大きさを手放しでは褒めていません。

評価されている点

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの探索シーン
画像: www.nintendo.com(公式)

「見えた場所に行ける」自由さ

いちばん多く語られるのが、ここです。遠くに見える山や塔に、壁を登り、パラセールで滑空して、本当にたどり着ける。最初の台地を出たあとは、いきなりラスボスの城に向かうことさえできます。日本の口コミでも「寄り道しているうちに一日が終わる」「地図を埋めるより、景色を見て行き先を決める」といった感想が目立ちます。

物理と化学で解く遊び

火で上昇気流を起こす、金属の武器に雷が落ちる、雨の日は崖が滑る。こうしたルールが一貫しているので、「こうしたらどうなるか」を試す楽しさがあるんですよね。祠(ほこら)の謎解きも、想定された答え以外の方法で突破できることがあり、SNS では今も変わった攻略法の動画が共有されています。

説明しすぎない作り

チュートリアルは最小限で、料理のレシピも敵の弱点も、自分で試して覚えていく形です。「自分で見つけた」という感覚が残りやすく、思い出として語られることが多い作品だと思います。

批判されている点

武器が壊れる仕組み

最も意見が分かれるのが、武器の耐久度です。気に入った剣も使い続ければ壊れるため、「強い武器ほど温存して結局使わない」という声は少なくありません。逆に、これが拾った物で戦う工夫につながっているという評価もあり、賛否が真っ二つになりやすい部分です。

ダンジョンと敵の種類

過去作のような大型ダンジョンは「神獣」の4か所が中心で、規模も控えめです。「謎解きの手応えは祠に分散していて、ダンジョンらしさが薄い」という指摘や、敵のバリエーションが後半まであまり増えないという不満も見られます。

物語の見せ方とフレームレート

ストーリーは各地の「記憶」を集めて断片的に知る形なので、物語を追いたい人には淡く感じられます。また、Switch 本体で遊ぶと、草木の多い場所などで処理が重くなる場面があるという口コミもあります。

なぜ評価が割れるのか

不満の多くは「ゼルダらしさ」をどこに求めるかの違いから来ています。決まった順に道具を手に入れ、ダンジョンを攻略していく従来型を期待した人にとって、本作は自由すぎて手がかりが少なく感じられます。一方、オープンワールドで自分なりの遊び方を探したい人には、これ以上ない作りです。

メタスコアが97点でも、ユーザー評価には否定的な票が7%あるのは、この期待のずれの表れだと思います。また2023年には続編『ティアーズ オブ ザ キングダム』が出たため、「今から遊ぶならどちらか」で比べられることも増えました。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドのリンクのシーン
画像: www.nintendo.com(公式)

遊ぶ前に知っておきたいこと

最初の数時間で印象が決まる

ゲームは「始まりの台地」という限られた場所から始まります。ここで、パラセールを手に入れるまでの流れが、そのまま本作の遊び方の説明になっているんですよね。台地の中だけでも、料理で寒さをしのぐ、木を倒して橋にする、坂で盾に乗って滑るといった「試すと何かが起きる」体験が詰まっています。この時点で面白いと感じられれば、その先もかなり長く楽しめるはずです。

武器の扱いは慣れで変わる

武器の耐久度に不満を持つ人でも、遊び進めるうちに「壊れたら敵から奪う」「投げて最後まで使い切る」といった立ち回りに慣れていく、という口コミがあります。また、ストーリーを進めると、壊れない特別な剣も手に入ります。最初の数時間で判断せず、少し付き合ってみるのがおすすめです。

追加コンテンツとの関係

本作には有料の追加コンテンツ(エキスパンション・パス)があり、高難易度のモードや新しい試練、追加の物語が遊べます。本編だけでも十分なボリュームがあるので、まずは本編を遊んでから、物足りなければ検討するくらいで良いと思います。

続編と比べたときの位置づけ

続編『ティアーズ オブ ザ キングダム』は、同じハイラルに空や地下の世界、物を組み合わせて乗り物を作る仕組みを加えた作品です。できることは続編のほうが多い反面、本作には「何も無い大地を初めて歩く」新鮮さがあります。どちらから遊ぶか迷ったら、発売順に本作からがいいと思います。

よくある質問

ゼルダシリーズ未経験でも楽しめる?

楽しめます。物語は過去作を知らなくても理解でき、操作も序盤で自然に覚えられる作りです。むしろ従来作の「お約束」を知らないぶん、自由な作りに戸惑いにくいかもしれません。

難しすぎない?

序盤は強い敵に一撃でやられることもあり、手強く感じる人はいます。ただ、敵を避けて別の道を行く、料理で体力を増やすといった逃げ道が多いので、アクションが得意でなくても進められるようになっています。

ゼルダBotWは今から買うべき?

個人的には、Switch を持っていてまだ遊んでいないなら、優先度はかなり高いと思います。続編は本作の地形を土台にしているので、順番どおり本作から始めたほうが、続編での変化にも驚けるはずです。

向いている人

  • 行き先を自分で決めて、寄り道しながらじっくり探索したい人
  • 決まった解き方より、試行錯誤で抜け道を見つけるのが好きな人
  • 続編『ティアーズ オブ ザ キングダム』を遊ぶ前に、土台となる世界を知っておきたい人

向いていない人

  • 武器を育てて長く使い続けたい人
  • 大きなダンジョンを順に攻略する、従来のゼルダの流れを求める人
  • はっきりした物語に引っ張られて進むほうが好きな人

公式サイトでの希望小売価格は7,678円(税込)です。武器の消耗さえ割り切れれば、何十時間も「次はあそこへ」と思わせてくれる一本だと感じます。