
天穂のサクナヒメの評価・レビュー【口コミ・評判】米作りアクションの賛否
2020年11月12日に発売された『天穂のサクナヒメ』。同人サークル「えーでるわいす」が開発し、マーベラスが発売した和風アクションRPGで、口コミや評判では「米作りが本格的すぎる」「農林水産省のサイトが攻略本と言われた」といった話題で一気に知られた作品なんですよね。
公式サイトには世界累計出荷本数100万本突破と書かれていて、インディー発の作品としては大きなヒットです。この記事では、Metacritic と Steam の評価、海外レビュー、日本の口コミをもとに、どこが刺さり、どこで人を選ぶのかを整理します。
※2026年11月2日時点の情報です。
サクナヒメのメタスコアとユーザー評価
Metacritic の Switch 版では、メタスコア80点(批評家レビュー29件)です。内訳は肯定的22件(76%)、賛否7件(24%)、否定的0件。ユーザースコアは8.4点(105件)で、肯定的84%・賛否8%・否定的9%という内訳です。件数は大作ほど多くありませんが、遊んだ人の満足度は高めだと言えます。

各メディアのレビュー・評価
Metacritic に掲載された主なレビューを翻訳・要約して紹介します(2026年11月2日時点)。
Hobby Consolas 89点
ほかと違う手触りの、独創的なアクションJRPGだと評価。繰り返しが多くなる面はあるものの、楽しい作品だとしています。
RPG Fan 85点
PS2時代の『大神』や『ダーククラウド』を思わせる野心と魅力があると評価しました。一方で、序盤の退屈さと、終盤の内容の薄さを指摘しています。
Gamer Escape 80点
田んぼとアクションの両方を好きになれるかが鍵だと述べつつ、細部まで作り込まれた丁寧さを褒めています。
COGconnected 78点
写実的ではない鮮やかなアートを評価し、のんびりした生活の繰り返しを『どうぶつの森』に例えています。
Destructoid 70点
癖のあるアクションと、RPGの成長、落ち着いた農作業の組み合わせが好きな人に勧める、という評価です。
Steam版のレビュー
PC(Steam)版も2020年11月10日に配信されており、日本語の音声・字幕に対応しています。ストアページの評価は「非常に好評」で、英語のレビュー1,205件のうち92%が好評です(全言語の合計件数はページ上で確認できませんでした)。
評価されている点
手間をかけるほど強くなる米作り
田起こし、田植え、水の管理、肥料、稲刈り、脱穀まで、工程の一つひとつを自分で行います。そして育てた米の出来が、サクナの能力の伸びに直結する。この「農作業がそのまま強さになる」仕組みが、本作のいちばんの個性です。工程が細かいのに、慣れると次の年はもっと良い米を作りたくなる、という口コミが多く見られます。

羽衣を使った横スクロールのアクション
羽衣を引っかけて飛び回ったり、敵を投げたりできるアクションは、見た目のかわいらしさに反して手応えがあります。米の出来で強くなるので、苦戦したら田んぼに戻って地力を上げる、という往復も自然です。
食卓と仲間の会話
夕食の場面で、育てた米や採ってきた食材が料理として並び、仲間との会話が進みます。わがままな主人公が少しずつ成長する物語と合わさって、キャラクターに愛着が湧くという声が多いです。
批判されている点
序盤が分かりにくい
海外レビューでも指摘されているとおり、始めたばかりは米作りもアクションもやることが多く、戸惑いやすいです。最初の一、二年は収穫が思うようにいかず、「何をすればいいか分からない」と感じる人もいます。
同じ作業の繰り返し
米作りは毎年同じ工程をくり返すため、農作業に楽しさを見いだせない人には単調に感じられます。後半はアクションの比重が高まる一方で、終盤の内容が薄いという意見もあります。
どちらかが苦手だと厳しい
農業とアクションの両方が噛み合って成り立つ作品なので、片方だけが好きな人には評価が下がりやすいです。メディアの評価に「賛否」が4分の1ほどあるのは、この点が大きいと思います。

なぜ評価が分かれるのか
本作は、アクションRPGとして見ても、農業シミュレーションとして見ても、それぞれの専門ジャンルの大作とは方向が違います。二つが互いを支える仕組みを楽しめるかどうかで、満足度が大きく変わるんですよね。のめり込んだ人ほど、米作りに何十時間も費やしたことを楽しそうに語っています。
遊ぶ前に知っておきたいこと
一年目の失敗は気にしない
米作りは、最初から完璧にこなせるものではありません。水の量や肥料の配合、稲刈りの時期を誤って収穫が減っても、翌年に工夫すれば取り返せます。むしろ、失敗した原因を考えて次の年に試す流れこそが、本作の面白さの中心なんですよね。農作業の画面では、その年の稲の状態が細かく表示されるので、手がかりを見ながら改善していけます。
アクションと田んぼの配分
ゲーム内では、昼に探索とアクション、夕方から田んぼの世話、という具合に一日が進みます。探索で手に入れた素材が肥料になり、田んぼの成果がアクションの強さに返ってくる。どちらか一方に偏ると行き詰まりやすいので、両方を少しずつ進めるのがコツです。
難易度の調整
アクションの難しさは、育てた米の出来や装備、料理で大きく変わります。ボスで苦戦したときは、無理に挑み続けるより、田んぼに戻って一年分の米を育て直すほうが早いこともあります。腕前だけでなく、準備の積み重ねで突破できる作りです。
のちの展開
本作は好評を受けてテレビアニメにもなり、作品の名前を知る人が増えました。アニメから興味を持った人が、ゲームで米作りに挑戦するという流れも見られます。
よくある質問
農業ゲームの経験がなくても大丈夫?
大丈夫です。工程は一つずつ教えてもらえるので、知識がなくても始められます。ただ、作業の手数は多いので、のんびり手を動かすのが好きかどうかで向き不向きが分かれます。
クリア後も遊べる?
クリア後も米作りや探索を続けられ、より良い米を目指して遊び込む人もいます。一方で、新しい展開が多いわけではないので、物語を見終えたら区切りにする人も少なくありません。
天穂のサクナヒメは買いか
和風の世界観と、手間をかけて育てる遊びが好きなら、強く勧められる作品です。現在は価格を抑えた版も出ているので、手を出しやすくなっています。
向いている人
- 手順を覚えて、少しずつ収穫を良くしていく作業が好きな人
- 和風の世界観と、手描き風の美しい背景にひかれる人
- アクションと育成の両方を、一つの作品で楽しみたい人
向いていない人
- 農作業のくり返しを「作業」としか感じられない人
- 始めてすぐ、分かりやすく爽快なアクションを求める人
- 終盤まで新しい要素が増え続ける作品を期待する人
公式サイトでは、Switch のパッケージ版(BEST PRICE)とダウンロード版が2,980円+税(税込3,278円)と案内されています。米作りにハマれるかを試すつもりで始めても、損をしにくい価格だと感じます。