スーパーマリオメーカー2 のキービジュアル

スーパーマリオメーカー2の評価は?【口コミ・評判】作る人も遊ぶ人も楽しめるか

2019年6月28日に発売された『スーパーマリオメーカー 2』は、2Dマリオのコースを自分で作って投稿し、世界中の人が作ったコースを遊べるソフトです。口コミや評判を見ていくと、「作らなくても遊び尽くせない」という声と、「オンライン対戦の通信がつらい」という不満がはっきり分かれているんですよね。

結論から言うと、コースを遊ぶだけの人にも、作ってみたい人にも勧めやすい1本です。ただ、友だちとのオンライン対戦を主目的に買うと、期待とずれるかもしれません。この記事では、Metacritic の数字、海外メディアのレビュー、プロデューサーの発言、日本の口コミの傾向から、どこが評価され、どこで好みが割れるのかを見ていきます。

※2026年11月2日時点の情報です。任天堂のSwitch専用ソフトでPC版は無いため、Steam のレビューは存在しません。

マリオメーカー2のメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Nintendo Switch 版ページでは、メタスコアが88点で、批評家レビューは98件と表示されています。内訳は肯定的96件(98%)、賛否2件(2%)、否定的0件です。同じページの別の欄には「106件」という数字もあり、集計の範囲によって件数の表示が違っていました。本記事では Switch 版の内訳が示されている98件の数字を使います。

ユーザースコアは8.3点(1,460件)で、内訳は肯定的1,189件(81%)、賛否184件(13%)、否定的87件(6%)です。批評家の評価がほぼ満場一致なのに比べると、ユーザー側は「賛否」がやや多め。後で触れるオンライン周りの不満が、この差に表れているのだと思います。

各メディアのレビュー・評価

Metacritic に載っている主なメディアのレビューを、翻訳・要約して紹介します。点数は Metacritic 上の表記です(2026年11月2日時点)。

Nintendo Force Magazine 100点

発売時点で完成された作品というより、投稿が増えるほど良くなっていく体験だと評価しています。遊ぶ人が増えるほど価値が上がる、という見方です。

Stevivor 95点

前作を遊んだ人なら、この続編は迷わず買ってよいという内容です。前作からの順当な進化を高く買っています。

Digital Trends 90点

ボリュームのあるストーリーと充実した編集機能で、作る人にも遊ぶ人にも向くとしつつ、オンラインのマルチプレイは機能が物足りないと指摘しています。

The Sydney Morning Herald 90点

マリオへの愛情がこもった作品で、家族や友人と楽しむ道具としても優秀だと評価。一方で、前作にあった独特の奇抜さは少し薄れたとも書いています。

Universo Nintendo 85点

前作の長所に新しい編集要素とストーリーモードを加えた点を評価し、オンラインモードは欠点があるものの、及第点だとしています。

プロデューサーが語った狙い

ファミ通が E3 2019 の会場で行ったインタビューで、プロデューサーの手塚卓志氏(任天堂)は、このシリーズを「ちょっとハイテクなおもちゃ」と捉えていると話しています。積み木のように、作る遊びの楽しさを特に子どもに知ってほしい、という趣旨です。また、ストーリーモードは「作ることにあまり興味がない人」にも楽しんでもらうための内容だと説明し、発売は区切りにすぎず、その後の運営や改善にも力を入れると語っていました。こうした発言を読むと、遊ぶだけの人を置いていかない作りが、最初から意図されていたことがわかります。

評価されている点

スーパーマリオメーカー2で追加されたスーパーマリオ3Dワールドのスタイルと、坂のあるコースの編集画面
画像: www.nintendo.com(公式)

作り手の幅を広げた新パーツ

前作から増えた要素のなかで、特に喜ばれているのが坂、水位や溶岩の高さを変える仕組み、オンオフスイッチ、そして『スーパーマリオ 3Dワールド』のスタイルです。坂があるだけで、すべり降りて敵を倒す、勢いをつけて跳ぶといった動きが生まれ、コースの手触りがかなり変わるんですよね。オンオフスイッチは仕掛けの切り替えに使えるので、アクションだけでなく謎解き寄りのコースも作りやすくなりました。

3Dワールドのスタイルは、ネコマリオや透明な土管など独自のパーツが多く、ほかのスタイルとは別物として遊べます。そのぶん、ほかのスタイルとの切り替えができないという制約もありますが、作り手の口コミでは「とりあえずここで遊んでいる」という声が目立ちます。

作らなくても遊べるストーリーモード

キノピオから依頼を受けて、壊れたお城を建て直すためにコースを遊んでいくモードです。収録されているのは任天堂側が作ったコースで、パーツの使い方の見本としても役に立ちます。前作は「何を作ればいいかわからない」という人も多かったので、まずここで遊び方の幅を知ってから作る、という流れができたのは大きな変化です。

終わりのない投稿コース

世界中から投稿されたコースは、スピードランのような高難度もの、仕掛けを楽しむもの、ほぼ自動で進む「見るコース」まで、方向性がばらばらです。「エンドレスチャレンジ」は難易度を選んで、ライフが尽きるまで投稿コースを次々に遊ぶモードで、日本の口コミでも「暇つぶしのつもりが止まらない」という感想をよく見かけます。

2人で同じコースを作れる

Joy-Con を1本ずつ持って、1つの画面で2人同時に作れるようになりました。親子で作る、兄弟で交互に罠を置く、といった遊び方の報告が多く、手塚氏の言う「おもちゃ」としての性格がよく出ている部分だと思います。

批判されている点

赤と青のJoy-Conを1本ずつ持ち、2人で1つのコースを作っているスーパーマリオメーカー2のプレイ画面
画像: www.nintendo.com(公式)

オンラインの「みんなでバトル」が不安定

批判で最も多いのがここです。発売当初、世界中のプレイヤーと同じコースで競う「みんなでバトル」「みんなできょうりょく」で、動きがカクついたり遅れたりするという報告が相次ぎました。また、発売当初は友だちとだけ遊ぶオンライン対戦ができず、のちの更新で対応した経緯もあります。ユーザースコアの「賛否」の多くは、こうしたオンライン周りの体験から来ている印象です。

投稿・オンラインには有料サービスが必要

コースの投稿や、ほかの人のコースをダウンロードして遊ぶには、Nintendo Switch Online への加入が必要です。ストーリーモードと自分で作ったコースはオフラインでも遊べますが、本作の面白さの大部分は投稿コースにあるため、「ソフト代とは別に月額がかかるのが実質の前提」と感じる人もいます。購入前に、すでに加入しているかどうかを確認しておくと、買ったあとのがっかりを防げます。

携帯モードの操作のしづらさ

テレビに映すときは Joy-Con やプロコントローラーのボタンで編集しますが、細かい配置はタッチ操作のほうが速いと感じる人が多く、テレビで作るのは手間がかかるという意見があります。逆に携帯モードは小さい画面での作業になるので、長時間作るとやや疲れる、という声もあります。

前作のコースを引き継げない

Wii U 版『スーパーマリオメーカー』で作ったコースは、本作に移すことができません。前作で作り込んだ人ほど、ここを残念がる口コミが目立ちます。

コースの質がばらつく

誰でも投稿できる以上、理不尽な初見殺しや、遊んでいて意図がわからないコースも混ざります。評価の高いコースを探す仕組みはあるものの、運悪く合わないコースが続くと疲れてしまう、という声は前作から変わらずあります。

なぜ評価が割れるのか

不満点の多くは、オンラインでほかの人と同時に遊ぶ部分に集中しています。一方で、作る・投稿する・投稿されたコースを1人で遊ぶ、という本作の中心の遊びについては、肯定的な意見が大半です。つまり「何を期待して買うか」で満足度が分かれやすいソフトなんですよね。

批評家レビューが98%肯定的で、ユーザー評価でも8割以上が肯定的という数字は、コース作りと投稿コースの遊びが、多くの人にとって期待どおりだったことを示していると思います。反対に、オンライン対戦を主目的にした人の不満が、ユーザースコアを少し下げていると見るのが自然です。

発売後の無料更新で増えた遊び

本作は、手塚氏が話していたとおり、発売後に無料の更新で遊びが追加されてきました。代表的なのが、作ったコースを最大8つのワールドの地図にまとめ、1本の「自分だけのマリオ」として公開できるワールドメーカーです。ワールドの道すじやお城の配置まで決められるので、単発のコースとは違い、序盤は易しく、終盤で難しくする、といった構成を考える楽しさが生まれました。

ほかにも、リンクに変身して剣や弓で戦えるパーツ、新しい敵や仕掛けなどが加わっています。作る人の口コミでは「更新のたびにアイデアが増える」という声があり、発売直後の評価よりも、更新後のほうが満足度が上がったという感想も見られます。一方、更新はすでに終わっているため、今から買う人にとっては「最初から全部そろっている」状態で遊べる、と考えてよいと思います。

初めての人が楽しむ順番

何から手をつけるか迷う人は、次の順番で触れていくと入りやすいです。

  • ストーリーモードでコースを遊び、パーツの動きを体で覚える
  • 「つくりかた」の解説を見ながら、短いコースを1面だけ作ってみる
  • エンドレスチャレンジの「かんたん」で、ほかの人のコースを数多く遊ぶ
  • 気に入った作者をフォローし、その人のコースから作り方を学ぶ

作るのが苦手でも、遊ぶ側だけで十分元が取れるソフトです。逆に、作ることにハマった人は、プレイ回数やいいねの数が励みになり、気づけば何十面も投稿していた、という話も珍しくありません。どちらの楽しみ方を選んでもよいところが、このソフトの懐の深さなんですよね。

マリオメーカー2は買いか

2Dマリオが好きで、遊ぶコースが尽きないソフトを探している人には、今からでも勧めやすい作品です。投稿されたコースは発売から7年以上たった今も膨大に残っていて、ストーリーモードから入れば、作ったことがない人でも少しずつ編集に慣れていけます。

こんな人に合う

  • 2Dマリオのアクションを、新しいコースで長く遊び続けたい人
  • 子どもと一緒に、コースを作ったり遊んだりして過ごしたい人
  • 自分のアイデアを形にして、ほかの人に遊んでもらうのが好きな人

合わないかもしれない人

  • オンラインでの対戦や協力プレイを、遊びの中心に考えている人
  • 決まった順番で進む、1本の物語のある2Dマリオを求めている人(その場合は『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』などのほうが合います)
  • 他人の作ったコースの当たり外れを、楽しめないと感じる人

本作は、遊び方を自分で決められる人ほど長く楽しめるソフトです。まずはストーリーモードとエンドレスチャレンジで遊び、気になったパーツがあれば試しに1面作ってみる。その順番で触れていくと、口コミで語られている面白さがつかみやすいと思います。1面目は短く、ゴールまで30秒ほどのコースで十分です。誰かに遊んでもらえたときのうれしさが、次の1面を作る動機になるはずです。