ゼノブレイド2 のキービジュアル

ゼノブレイド2の評価・口コミは?【評判・レビュー】メタスコア83点の理由

2017年12月1日に発売された『ゼノブレイド2』は、モノリスソフトが開発した Nintendo Switch 向けのRPGです。口コミや評判を見ていくと、「世界の広さとBGMは文句なし」という声と、「序盤のシステムが分かりにくくて挫折しかけた」という声が、同じくらいの熱量で語られているんですよね。

結論から言うと、時間をかけてじっくり遊べる人には、Switch のRPGの中でも長く記憶に残る一本になりやすい作品だと思います。この記事では、Metacritic の数値、海外メディアのレビュー、開発者の発言、日本の口コミの傾向をもとに、評価の中身を整理していきます。

※2026年11月2日時点の情報です。希望小売価格は8,778円(税込。パッケージ版・ダウンロード版とも、任天堂公式サイトの表記)。

ゼノブレイド2のメタスコアとユーザー評価

Metacritic の Nintendo Switch 版のページでは、メタスコアは83点、批評家レビューは92件です。内訳は肯定的が78件(85%)、賛否が13件(14%)、否定的が1件(1%)でした。90点台の大作と比べると控えめに見えますが、否定的な評価はほぼ無く、「おおむね好評」の範囲にしっかり収まっています。

ユーザースコアは8.5点で、評価件数は2,869件。肯定的83%・賛否8%・否定的9%という比率です。批評家よりもユーザーのほうがやや高く評価している点は、長く遊んだ人ほど満足度が上がるタイプの作品であることを表していると思います。

ゼノブレイド2の公式サイトの紹介画像(巨神獣の世界)
画像: www.nintendo.com(公式)

海外メディアのレビュー

Metacritic に掲載されている主なレビューを、翻訳・要約して紹介します(点数は Metacritic 上の表記。2026年11月2日時点)。

Universo Nintendo 100点

規模と野心の大きさに圧倒されたという評価で、すべてをやり込むのに160時間以上かかったと書いています。RPG好きへの贈り物のような作品だ、という締めくくりです。

Game Rant 90点

JRPGの良いところを集めたうえで、オープンワールド作品のような広がりも合わせ持っていると評価しています。比較対象に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』などを挙げているのが印象的です。

TheSixthAxis 90点

シリーズの定番要素を発展させた、心のこもった冒険だとしています。前作『ゼノブレイド』を遊んだ人ほど、進化を感じやすいという見方です。

JeuxActu 85点

突き抜けた傑作とまでは言わないものの、Switch を持っているなら遊ぶ価値のあるJRPGという評価です。一方で、物が地形にめり込む表示や、フレームレートの落ち込みを欠点に挙げています。

Twinfinite 80点

手軽に遊べるRPGを求める人には向かない、とはっきり書いています。ただ、時間をかけて付き合える人には、磨けば光る魅力がある作品だという結論です。

Steamのレビューは無い

本作は任天堂が発売する Switch 専用のソフトで、PC版は出ていません。そのため Steam のレビューは存在せず、ユーザーの声を数字で見るなら Metacritic のユーザースコアが主な目安になります。

開発者が語った「ボーイ・ミーツ・ガール」の物語

発表当時、総監督の高橋哲哉氏は公式サイトのメッセージで、本作を「少年と少女の出会い」を軸にした、ジュブナイル色の強い物語だと説明していました(インサイドの報道より要約)。探索と物語の両方を楽しんでほしい、という趣旨のコメントもあります。

実際、主人公のレックスは引き揚げ屋の少年で、ブレイドの少女ホムラとの出会いから旅が始まります。前作が大人の群像劇だったのに対して、まっすぐな成長物語に寄せているのは、こうした意図があったからなんですよね。この方向性が、後で触れる「キャラクターの好み」の賛否にもつながっています。

評価されている点

ゼノブレイド2の公式サイトの紹介画像(ブレイドとドライバー)
画像: www.nintendo.com(公式)

巨神獣の上に広がるフィールド

舞台のアルストは、雲海に浮かぶ巨大な生き物「巨神獣(アルス)」の背中に国や町がある世界です。草原、森、氷の大地など、巨神獣ごとに景色ががらりと変わり、高い場所から見下ろすと遠くの地形まで見渡せます。口コミでも「ふと立ち止まって景色を眺めてしまう」「寄り道のほうが長くなる」という感想がよく見られます。

BGMの評価がとにかく高い

本作のBGMは、国内外を問わず褒める声が目立つ部分です。フィールドの昼と夜で曲が切り替わる演出や、ボス戦の盛り上がる曲は、ゲームを遊び終えた後もサウンドトラックで聴いているという人が少なくありません。公式サイトにもBGMを試聴できるコーナーが用意されているので、気になる人は先に聴いてみると雰囲気がつかめると思います。

噛み合ったときのバトルの爽快感

戦闘は、武器の攻撃が自動で出る中で、アーツや必殺技を差し込んでいく形です。公式サイトで「ブレイドスイッチバトル」と紹介されているとおり、属性や役割の違うブレイドを切り替えながら戦います。属性をつなげる「ブレイドコンボ」、仲間と連携する「チェインアタック」がうまく決まると、一気に大ダメージが入る気持ち良さがあります。慣れてくると、序盤の手探り感がうそのように爽快になる、という感想が多いですね。

やり込みの量

レアブレイドの収集、キズナリングの育成、サブクエスト、傭兵団など、やることは非常に多いです。前述の Universo Nintendo が160時間以上と書いているように、メインストーリーだけで終わらせるのはもったいないボリュームです。さらに2018年9月14日には、追加コンテンツ(エキスパンション・パス)の新しい物語「黄金の国イーラ」の配信が始まりました。

批判されている点

序盤のチュートリアルが分かりにくい

最も多い不満がここです。バトルのしくみが段階的に解禁されるうえ、説明が一度きりの画面で流れてしまうため、「何をすればダメージが伸びるのか分からないまま進んでいた」という声が少なくありません。後から説明を見返す機能はありますが、気づかずに中盤まで進む人もいるようです。

ガチャ要素のあるブレイド集め

レアブレイドは「コアクリスタル」から入手しますが、どのブレイドが出るかは運次第です。お目当てのキャラクターがなかなか出ないことに疲れたという意見があり、収集が好きな人とそうでない人で評価が分かれます。なお、お金で引く仕組みではなく、ゲーム内のアイテムで回す形です。

マップの見づらさと移動の手間

フィールドが立体的に入り組んでいるため、目的地が地図上で近く見えても、上下の段差で道が分からなくなることがあります。また、ブレイドの「フィールドスキル」が足りないと先に進めない場所があり、その都度ブレイドを入れ替える手間が面倒だという指摘もあります。

携帯モードの画質

海外レビューでもフレームレートの落ち込みが挙げられているように、Switch 本体の携帯モードでは画面がぼやけて見えるという口コミがあります。テレビにつないで遊ぶほうが、景色の良さを味わいやすいと思います。

なぜ評価が分かれるのか

批評家の内訳を見ると、賛否が14%あります。その理由をまとめると、「最初の10〜20時間をどう感じるか」に尽きると思います。システムの全体像が見えるまでは、戦闘は単調に、ブレイド集めは運任せに感じやすい。ところが、ブレイドコンボの流れを理解した途端、同じ戦闘が別のゲームのように楽しくなるんですよね。

もう一つは、キャラクターの描き方です。アニメ調のデザインや、少年漫画のような熱い展開は、高橋氏が語った「ボーイ・ミーツ・ガール」の方向性そのものです。ここが好きな人には最高の要素で、落ち着いた物語を期待した人には合わない部分になります。ユーザースコアの否定的9%は、主にこの2点への不満だと読めます。

逆に言えば、不満の多くは「作品の出来が悪い」というより「入り口が狭い」ことへの指摘です。海外レビューの Twinfinite が「手軽さを求める人には向かない」と書きつつ80点を付けているのも、その表れだと思います。遊ぶ人を選ぶ代わりに、合う人には深く刺さる。この性格を知ったうえで選ぶと、期待とのずれは小さくなるはずです。

ゼノブレイド2 ゲーム画面
画像: www.nintendo.com(公式)

これから遊ぶ人へのヒント

戦闘のしくみは「Tips」で見返せる

序盤で戦闘が分からなくなったら、メニューにあるヘルプ(Tips)で解説を読み直すのがおすすめです。とくにブレイドコンボの「属性をつなぐ順番」を理解できると、戦い方が一気に変わります。

レアブレイドは気にしすぎない

物語で仲間になるブレイドだけでも、最後まで十分に戦えます。コアクリスタルの結果に一喜一憂するより、手持ちのブレイドを育てるほうが、序盤はストレスが少ないと思います。

追加コンテンツは本編の後でもいい

「黄金の国イーラ」は、本編の過去を描く物語です。本編をクリアしてから遊ぶと、登場人物への理解が深まるという感想が多いので、順番に迷ったら本編を先にするのが無難です。

よくある疑問

前作『ゼノブレイド』を遊んでいなくても楽しめる?

物語は独立しているので、本作から始めても問題なく楽しめます。舞台となる世界や登場人物は前作と別で、シリーズ共通の要素に気づくと少しうれしくなる、という程度のつながりです。むしろ、シリーズで初めて遊んだのが本作だったという人も多い作品です。

クリアまでどのくらいかかる?

メインストーリーだけでも、数十時間規模の長さがあります。寄り道やブレイド集めまで含めると、先に紹介したレビューのように100時間を超えるのも珍しくありません。1日1時間ずつ遊ぶなら、クリアまで数か月かかるつもりでいたほうが、焦らずに楽しめると思います。

難易度は高い?

操作そのものは難しくありませんが、育成やブレイドの組み合わせを考えずに進めると、ボス戦で苦戦する場面があります。レベルが足りないと感じたら、サブクエストやフィールドの探索で少しレベルを上げてから挑むと、ぐっと楽になります。アクションの腕前より、準備と理解が問われるタイプのRPGなんですよね。

ゼノブレイド2は買いか?向いている人・向いていない人

まとめると、『ゼノブレイド2』は「最初の壁を越えた人ほど、長く夢中になれるRPG」です。メタスコア83点という数字以上に、遊び込んだ人からの支持が厚い作品だと思います。

おすすめしたい人

  • 100時間以上かけて、一つの世界をじっくり旅したい人
  • ゲーム音楽が好きで、BGMの良さを重視する人
  • 仕組みを覚えるほど強くなるバトルが好きな人
  • 熱い展開のある、王道の冒険物語を楽しみたい人

合わないかもしれない人

  • 説明の少ないシステムを、自分で調べるのが苦手な人
  • 運に左右される収集要素にストレスを感じる人
  • 短い時間で区切って、さくさく遊びたい人
  • アニメ調のキャラクター表現が好みでない人

RPGに腰を据えて向き合える時期があるなら、ぜひ手に取ってほしい一本です。逆に、忙しくて少しずつしか遊べない時期なら、まとまった時間が取れるようになってから始めたほうが、序盤の壁を越えやすいと思います。